2026年10月24日(土)、東京競馬場で第15回アルテミスステークス(GⅢ)が開催されます。
阪神ジュベナイルフィリーズを見据える2歳牝馬が集まる一戦。今年は新馬戦を鮮やかに勝ち上がった素質馬に加え、オープン特別で好走した実績馬も登録しています。
東京芝1600mは長い直線での瞬発力だけでなく、道中の追走力も問われるコース。リスグロワール、プルヴィナル、ホウオウプレマなどの前走内容を比較しながら、全14頭の追い切り評価、過去データ、展開予想を整理します。
レース概要|第15回アルテミスステークス(GⅢ)
- 開催日:2026年10月24日(土)
- 競馬場:東京競馬場
- レース:11R(WIN5対象⑤)
- 発走:15:45
- 距離:東京1600m芝・左回り(Aコース)
- 条件:2歳牝馬・オープン・馬齢・国際
- 賞金:1着3,200万円/2着1,300万円/3着800万円/4着480万円/5着320万円

2012年創設のアルテミスステークスは、阪神ジュベナイルフィリーズを見据える2歳牝馬の重賞。今年は14頭が登録し、リスグロワール、プルヴィナル、ホウオウプレマなどの素質馬が集結。野路菊ステークス2着のシティオブドリームも参戦し、完成度と瞬発力が勝敗を分ける一戦となりそうです。
特別登録馬|第15回アルテミスステークス(GⅢ)
登録頭数14頭/出走可能18頭
| 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 |
|---|---|---|---|---|
| カナデルペガサス | 牝2 | 今村聖 | 55 | 美尾形和 |
| サトノスプレマシー | 牝2 | 戸崎圭 | 55 | 美久保田 |
| シティオブドリーム | 牝2 | 横山典 | 55 | 栗昆 |
| シュヴァルツペルレ | 牝2 | – | 55 | 栗武幸 |
| ジーティーキャリー | 牝2 | 西村淳 | 55 | 栗松下 |
| タプティ | 牝2 | 小沢大 | 55 | 栗岡田 |
| ピコベリー | 牝2 | 津村明 | 55 | 美奥村武 |
| ファミーリエ | 牝2 | 吉村誠 | 55 | 栗清水久 |
| プルヴィナル | 牝2 | ルメール | 55 | 美栗田徹 |
| [地]ベストプラージュ | 牝2 | 山本政 | 55 | 盛飯田弘 |
| ホウオウプレマ | 牝2 | 池添謙 | 55 | 美大竹 |
| マリアンデール | 牝2 | 横山武 | 55 | 栗中村 |
| リスグロワール | 牝2 | 坂井瑠 | 55 | 栗矢作 |
| ローズサルーテ | 牝2 | 小林美 | 55 | 美松永康 |
注目馬紹介|有力馬と伏兵
リスグロワール
9月6日の阪神新馬戦では、ゲートの音に驚いて約2馬身出遅れながらも、すぐに挽回して好位の内を確保。直線では進路が開くまで待たされましたが、馬群の間を割って鋭く抜け出しました。母リスグラシュー譲りの素質を感じさせる内容で、東京の長い直線でも瞬発力が武器になりそうです。
10月15日の栗東坂路では4F54秒0、ラスト12秒2を馬なりで記録。古馬2勝クラスを追走して0秒2先着しており、動きの軽快さも目立ちます。課題はスタートですが、前走の反応と調教内容から中心候補に評価します。
プルヴィナル
9月19日の中山新馬戦は好スタートから先団につけ、道中もスムーズに折り合って勝利。直線では加速に少し時間を要したものの、残り150mでトップスピードに乗り、後続を振り切りました。物見をする幼さは残していますが、レースセンスの高さが魅力です。
10月16日の美浦Wでは5F68秒1、ラスト11秒1を馬なりで記録。速い上がりを余力十分に出せており、状態面にも不安は少ない印象です。東京の長い直線で加速力を発揮できれば、重賞でも上位争いが期待できます。
ホウオウプレマ
8月2日の札幌新馬戦では、やや出遅れながらも内から位置を取り、逃げ馬の後ろで折り合って追走。勝負どころでは反応に時間を要しましたが、残り150mから鋭く加速して差し切りました。馬込みで我慢できた点も収穫で、東京の直線を生かせる決め手を備えています。
10月15日の美浦Wでは6F80秒2、ラスト11秒8を馬なりでマーク。古馬3勝クラスと併入し、調教短評でも動きの良さが評価されています。仕上がりの上昇が感じられ、初戦からの前進も期待できる存在です。
シティオブドリーム
9月19日の野路菊ステークスでは、好スタートから3番手の内で運び、直線でしっかり追い上げて2着。4コーナーでは他馬の影響で小さく躓く場面がありながら、最後まで脚を使った点は評価できます。すでにオープン特別で好走している実績は、初勝利直後の馬が多い今回のメンバーでは強みです。
10月15日の栗東CWでは6F80秒2、ラスト11秒8を馬なりで記録し、シャープな脚捌きを披露。先行力とレース経験を生かせれば、上位に食い込む可能性があります。
サトノスプレマシー
8月16日の新潟未勝利戦では、スタートを決めて内で脚をため、直線残り500mで外へ持ち出して勝利。逃げ馬をきっちり交わす内容で、折り合いの良さと勝負どころでの対応力を示しました。一方、前走後の騎手コメントでは非力な面も指摘されており、重賞の相手関係が課題になります。
10月15日の美浦Wでは6F82秒3、ラスト11秒8を強めに追われ、古馬3勝クラスと併入。ひと追いで良化を示しており、東京の長い直線でどこまで粘り強く脚を使えるか注目です。
ジーティーキャリー
8月8日の中京未勝利戦では、無理なくハナに立ち、自分のペースで運んで押し切りました。直線では遊ぶような仕草も見せましたが、危なげのない勝ち方で先行力を証明。今回も展開をつくる一頭として注目されます。
10月15日の栗東CWでは6F84秒9、ラスト11秒6を馬なりで記録。2歳1勝クラスに0秒6遅れたものの、追わずに終えた内容で、時計だけで大きく評価を下げる必要はありません。東京の長い直線で粘り込むには、道中のペース配分が重要になりそうです。
ファミーリエ
8月23日の中京新馬戦では、中団よりやや前の位置から運び、4コーナーでは十分な手応えを確保。直線で外に持ち出すと素早く反応して抜け出し、最後まで脚色を落とさず快勝しました。追走力と持続的な末脚を兼ね備え、重賞でも対応できるか注目です。
10月15日の栗東CWでは6F81秒3、ラスト11秒5を馬なりで記録。古馬3勝クラスを0秒6追走して併入しており、順調な調整ぶりがうかがえます。東京の直線でも持続力を発揮できれば、上位争いに加わる余地があります。
特別登録馬短評
登録頭数14頭/出走可能18頭| 馬名 | 短評(前走・適性整理) |
|---|---|
| カナデルペガサス | 新潟新馬戦は出遅れを挽回して中団につけ、直線で内を捌いて差し切り勝ち。ラスト2Fが11秒7→11秒6と加速する内容で、末脚の質は高い。10月15日の美浦Wでも6F83秒1、ラスト11秒3を馬なりで記録し、古馬1勝クラスに先着。東京の直線でも注目したい。 |
| サトノスプレマシー | 新潟未勝利戦は好スタートから内で折り合い、直線で外へ出して逃げ馬を捉えた。まだ非力な面を残すものの、レース運びは安定している。美浦Wでは古馬3勝クラスを追走して併入し、ひと追いで良化。相手強化に対応できるかが焦点。 |
| シティオブドリーム | 野路菊ステークス2着は、4コーナーで小さく躓く不利がありながら直線で追い上げた内容。好スタートから3番手で運べる先行力も魅力。栗東CWでは6F80秒2、ラスト11秒8を馬なりで記録し、シャープな脚捌きを披露。実戦経験を生かしたい。 |
| シュヴァルツペルレ | 前走サフラン賞は出遅れて最後方からの競馬となり5着。騎手は馬場が合わなかったとコメントしており、条件替わりで見直す余地はある。10月16日の栗東CWでは4F54秒7、ラスト11秒9を馬なりで記録。ただし全体の負荷は比較的軽く、最終調整も確認したい。 |
| ジーティーキャリー | 中京未勝利戦ではハナを奪い、マイペースに持ち込んで押し切った。直線では遊ぶ面を見せながらも勝利しており、先行力が武器になる。栗東CWでは6F84秒9、ラスト11秒6。併せ馬には遅れたが馬なりのまま。今回は東京の長い直線での粘りが課題。 |
| タプティ | 札幌未勝利戦では2番手を追走し、直線でしっかり追われて残り100mから抜け出した。物見や気性面の幼さは残るが、能力を示す勝ち方だった。10月15日の栗東CWでは6F82秒5、ラスト11秒3を馬なりで記録し、併せ馬に先着。集中して走れるかが鍵。 |
| ピコベリー | 新潟新馬戦はゲートで出遅れながら素早く挽回し、直線で外へ持ち出して力強く差し切った。最後は余裕もあり、末脚には魅力がある。10月12日の美浦Wでラスト11秒0、15日も6F82秒7を馬なりで記録。スタートが決まれば重賞でも面白い存在。 |
| ファミーリエ | 中京新馬戦は中団より前からスムーズに運び、直線で外へ持ち出すと反応良く抜け出した。最後まで脚色が衰えず、持続力を感じさせる内容。栗東CWでは6F81秒3、ラスト11秒5を馬なりで記録し、古馬3勝クラスと併入。順調な仕上がりを評価したい。 |
| プルヴィナル | 中山新馬戦は好スタートから先団で折り合い、直線で抜け出して勝利。加速に時間を要したものの、残り150mでトップスピードに達した。10月16日の美浦Wではラスト11秒1を馬なりで記録。東京の長い直線は加速力を発揮する舞台になりそうだ。 |
| [地]ベストプラージュ | 前走は盛岡のジュニアグランプリで2着。今回の登録馬では地方所属馬としての参戦となる。提供資料に前走の詳しいレース内容はなく、調教も中間軽めの記載のみ。中央の芝1600mでどこまで対応できるか、最終的な状態確認も含めて見極めたい。 |
| ホウオウプレマ | 札幌新馬戦はやや出遅れながら内で位置を取り、残り150mから鋭く加速して差し切った。馬込みで我慢できた点も評価できる。10月15日の美浦Wでは6F80秒2、ラスト11秒8を馬なりで記録し、古馬3勝クラスと併入。調教の動きも目立つ有力候補。 |
| マリアンデール | 阪神未勝利戦は出遅れて後方から運び、直線で狭い進路を割って差し切った。折り合いと勝負根性は評価できるが、着差は小さく、相手強化が課題となる。栗東CWでは6F82秒0、ラスト11秒5を馬なりで記録し、古馬2勝クラスと併入。状態は維持できている。 |
| リスグロワール | 阪神新馬戦は約2馬身出遅れながら好位まで挽回し、直線で馬群の間を割って勝利。瞬発力と競馬センスが光った。10月15日の栗東坂路では4F54秒0、ラスト12秒2を馬なりで記録し、古馬2勝クラスに先着。発馬さえ改善できれば重賞でも中心視したい。 |
| ローズサルーテ | 中山新馬戦は前の集団から離れた位置を追走し、直線で大外から豪快に差し切った。前が競り合う展開と減量騎手の効果もあったが、末脚は見どころ十分。10月15日の美浦Wでは6F83秒5、ラスト12秒0を馬なりで記録。東京でも差し脚を生かせるか。 |
コースの特徴と傾向|東京1600m芝


東京芝1600mは2コーナー付近からスタートし、序盤は緩やかな下り坂が続くため、各馬がスピードに乗りやすいコースです。向正面の後半には上り坂があり、その後は下りながら3コーナーへ進入。3・4コーナーはカーブが緩やかで、大きく減速せずに直線へ向かいます。最後の直線は525.9mと長く、前半には全長160m、高低差2mの坂があります。坂を上り切ってからもゴールまで約300mあるため、一瞬の切れ味だけでなく、脚を持続させる能力が必要です。道中の追走スピードと直線での加速力がともに問われ、先行馬には最後まで踏ん張る持続力、差し馬には長い直線を生かす瞬発力が求められます。
過去データから見る攻略ポイント
人気傾向|上位人気馬が中心
過去10年では、3番人気以内の馬がすべて4着以下に敗れた年はなく、上位人気馬の信頼度が高いレースです。
特に2番人気は連対率70.0%、3着内率90.0%と優秀。一方、10番人気以下で馬券に絡んだのは1頭だけで、大穴狙いには厳しい傾向があります。
今年も人気上位に支持される素質馬を中心に、前走内容や追い切りから信頼できる軸馬を見極めたいところです。
前走着順|前走1着馬が圧倒的に優勢
過去10年の優勝馬は、すべて前走1着馬でした。前走1着馬の連対率20.2%に対し、前走2着以下は3.2%と大きな差があります。
さらに、前走1着から馬券に絡んだ24頭は、すべてキャリア2戦以内でした。
今年はリスグロワール、プルヴィナル、ホウオウプレマなど、前走を勝利したキャリアの浅い馬が多数登録。データ面でも有力候補となります。
一方、野路菊ステークス2着のシティオブドリームは実績上位ですが、勝ち馬候補としては過去の傾向が気になるところです。
前走距離|距離短縮組の好走率が高い
過去10年では、前走1600m超からの距離短縮組が6勝を挙げ、勝率20.7%、3着内率31.0%と好成績を残しています。
特に前走1800m組は6勝を挙げており、距離短縮による追走面の余裕が好走につながっている可能性があります。
一方、前走1600m未満の距離延長組は未勝利。1400m組も連対率14.3%にとどまり、短距離からの参戦馬は慎重に評価したいところです。
データ総評

アルテミスステークスは、上位人気・前走1着・キャリア2戦以内の馬が中心となる傾向です。特に過去10年の勝ち馬がすべて前走1着だった点は、軸馬選びで重視したい材料です。今年はリスグロワール、プルヴィナル、ホウオウプレマなど、初勝利から重賞に挑む素質馬が揃いました。一方、シティオブドリームはオープン特別での実績が魅力。過去の傾向だけで判断せず、追い切りの仕上がりやレース経験も比較して評価したい一戦です。
1週前追い切り評価まとめ(S〜C)
| 評価 | 馬名 | 追い切り短評 |
|---|---|---|
| A | カナデルペガサス | 10/15美W6F83.1-1F11.3。馬なりで古馬1勝クラスを0.6秒追走し0.1秒先着。反応良く、終いの伸びが目立つ。 |
| B | サトノスプレマシー | 10/15美W6F82.3-1F11.8。強めに追われて古馬3勝クラスと併入。ひと追いで良化を示し、上積みが期待できる。 |
| A | シティオブドリーム | 10/15栗CW6F80.2-1F11.8。馬なりでシャープな脚捌きを披露。全体時計も優秀で、順調な仕上がり。 |
| C | シュヴァルツペルレ | 10/16栗CW4F54.7-1F11.9。馬なりで新馬に0.4秒先着。ただし全体の負荷は軽めで、最終追い切りを確認したい。 |
| B | ジーティーキャリー | 10/15栗CW6F84.9-1F11.6。馬なりで2歳1勝クラスに0.6秒遅れ。追われずに終えており、動き自体は維持。 |
| B | タプティ | 10/15栗CW6F82.5-1F11.3。馬なりで新馬に0.1秒先着。終いの反応は良好だが、調整量にはやや物足りなさが残る。 |
| A | ピコベリー | 10/12美W4F54.1-1F11.0。10/15は6F82.7-1F11.8を馬なりで併入。活気十分で鋭い脚を見せる。 |
| A | ファミーリエ | 10/15栗CW6F81.3-1F11.5。馬なりで古馬3勝クラスを0.6秒追走して併入。負荷をかけながら順調に調整。 |
| A | プルヴィナル | 10/16美W5F68.1-1F11.1。馬なりで鋭い伸び。10/18は美坂で軽めに調整し、順調な仕上がり。 |
| C | [地]ベストプラージュ | 中間軽めの調整。提供資料に時計を伴う追い切りがなく、現段階では動きの比較が難しい。 |
| S | ホウオウプレマ | 10/15美W6F80.2-1F11.8。馬なりで古馬3勝クラスと併入。全体時計が速く、動きも目立つ。上昇気配。 |
| B | マリアンデール | 10/15栗CW6F82.0-1F11.5。馬なりで古馬2勝クラスと併入。馬体を維持しながら順調に調整。 |
| S | リスグロワール | 10/15栗坂4F54.0-1F12.2。馬なりで古馬2勝クラスを0.5秒追走し0.2秒先着。軽快な動きが際立つ。 |
| B | ローズサルーテ | 10/15美W6F83.5-1F12.0。馬なりで古馬1勝クラスと併入。10/12の坂路でも終い12.1を記録し、好調を維持。 |
1週前 追い切り総評

今回の追い切りでは、ホウオウプレマとリスグロワールの動きが特に目立ちました。ホウオウプレマは美浦Wで好時計を記録し、リスグロワールも坂路で古馬に先着。プルヴィナルはラスト11秒1の鋭い伸びを披露し、シティオブドリーム、ファミーリエも順調です。上位馬の仕上がりは良好で、最終追い切りでの動きに注目したいところです。
展開予想(事前メモ)
- 想定ペース:平均ペース
- 逃げ候補:ジーティーキャリー
- 有利になりそうな脚質:好位から中団で脚をため、直線で鋭い末脚を使えるタイプ。
レースのポイント:
ジーティーキャリーが主導権を握る展開を想定。シティオブドリームやプルヴィナルは好位で流れに乗り、リスグロワール、ホウオウプレマは直線での末脚勝負が理想です。各馬の位置取りと仕掛けどころが勝敗を左右しそうです。
最終追い切り評価(S〜C)
最終追い切り公開後に更新します。
最終見解|本命・買い目(前日公開)
枠順・最終追い切り・馬場傾向を踏まえて更新します。
まとめ

アルテミスステークス2026は、リスグロワールの瞬発力、プルヴィナルの先行力、ホウオウプレマの末脚が大きな見どころです。追い切りではホウオウプレマとリスグロワールを高く評価。過去データも踏まえ、枠順確定後は各馬の位置取りと最終状態を比較して本命・買い目を決定します。
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