2026年10月31日(土)、京都競馬場で第31回KBS京都賞ファンタジーステークス(GⅢ)が行われます。阪神ジュベナイルフィリーズを見据えた2歳牝馬の重賞で、今年は12頭が特別登録しました。
注目は京都の新馬戦を快勝したブライトスクリプト。中京2歳ステークス3着のビスケットサンド、函館2歳ステークスを制したフェリチタなど、実績馬も顔を揃えています。
本記事では、登録馬の前走内容や追い切り評価を中心に、京都1400m芝のコース特徴、過去10年のデータ、展開予想を解説します。
レース概要|第31回ファンタジーステークス(GⅢ)
- 開催日:2026年10月31日(土)
- 競馬場:京都競馬場
- レース:11R
- 発走:15:45
- 距離:京都1400m芝・右外回り(Bコース)
- 条件:2歳牝馬・オープン・馬齢
- 出走可能頭数:18頭
- 登録頭数:12頭
- 賞金:1着3,200万円/2着1,300万円/3着800万円/4着480万円/5着320万円

ファンタジーステークスは1996年に創設された2歳牝馬限定の重賞競走です。阪神ジュベナイルフィリーズの前哨戦として位置づけられ、将来の牝馬路線を占う重要な一戦となっています。今年は重賞勝ち馬のフェリチタをはじめ、重賞好走組と新馬・未勝利戦を勝ち上がった素質馬が激突します。
特別登録馬|第31回ファンタジーステークス(GⅢ)
登録12頭/出走可能18頭
| 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 |
|---|---|---|---|---|
| イモージェン | 牝2 | Cデムー | 55 | 栗池添学 |
| (外)シグレ | 牝2 | 武豊 | 55 | 栗武英 |
| シャンデヴァーグ | 牝2 | 鮫島駿 | 55 | 美森一誠 |
| セイウンマイラヴ | 牝2 | 田山旺 | 55 | 栗長谷川 |
| ツキミ | 牝2 | – | 55 | 栗清水久 |
| ニクスルーナ | 牝2 | 岩田望 | 55 | 栗高柳大 |
| バタフライ | 牝2 | 原田和 | 55 | 美松山将 |
| ビスケットサンド | 牝2 | 北村友 | 55 | 栗佐藤悠 |
| フェリチタ | 牝2 | 松山弘 | 55 | 栗鈴木孝 |
| ブライトスクリプト | 牝2 | 池添謙 | 55 | 栗松下 |
| ベニバナ | 牝2 | 幸英明 | 55 | 栗渡辺 |
| レニュアージュ | 牝2 | 西村淳 | 55 | 栗藤原英 |
注目馬紹介|有力馬と伏兵
ブライトスクリプト
10月4日の京都1400m芝で新馬勝ち。スタートで後手を踏いながらも好位まで押し上げ、直線では鋭い加速で抜け出した。池添騎手も余力を残した勝ち方を高く評価しており、同舞台での重賞挑戦は魅力十分。10月21日の栗東坂路では4F51.1秒-1F12.4秒を記録し、軽快な動きが目立った。初戦で見せた右へのモタれやテンション面は課題だが、上積みを見込める今回は中心視したい。
ビスケットサンド
前走の中京2歳ステークスは後方から脚を伸ばして3着。4コーナーでの反応はひと息だったものの、直線では進路を探しながらもしっかりと伸び、重賞でも通用する末脚を示した。力むと左に張る面があり、道中の折り合いがポイント。10月21日の栗東CWでは5F66.2秒-1F11.5秒をマークし、脚取りも確かだった。京都外回りの長い直線を生かし、スムーズに加速できれば上位争いが期待できる。
ベニバナ
前走のりんどう賞は4着。スタートで体勢を崩してダッシュがつかず、最後方からの競馬を余儀なくされた。それでも直線では追い上げており、着順だけで評価を下げる必要はない。今回は同じ京都1400m芝での巻き返しを狙う一戦。10月22日の栗東CWでは6F84.1秒-1F11.4秒を記録し、順調に乗り込まれている。前走で課題となったスタートと折り合いを改善できれば、上位進出の余地は十分にある。
フェリチタ
函館2歳ステークスの勝ち馬。前走は先行集団の後ろで折り合い、直線でイモージェンとの競り合いを制した。スピードだけでなく、控える競馬に対応できるレースセンスも強み。10月21日の栗東CWでは6F79.7秒-1F11.7秒の好時計を記録し、併せ馬にも先着した。今回は1200mから1400mへの距離延長がポイントとなるが、追い切りの動きは上々。重賞勝ちの実績と勝負根性を評価したい。
イモージェン
函館2歳ステークスでは好位のインから抜け出し、フェリチタと接戦を演じて2着。序盤に余計な脚を使わず、折り合いをつけて運べた点は収穫だった。今回は1400mへの距離延長となるが、控えて脚をためる競馬ができるのは強み。10月21日の栗東CWでは6F83.1秒-1F11.1秒を記録し、併せ馬に先着。終いの伸びは鋭く、状態面も順調。重賞で示した安定感を生かし、再び上位を狙う。
シャンデヴァーグ
前走の新潟2歳ステークスは5着。中団から運んだものの、直線で思うように加速できず、勝ち馬との差を広げられた。騎手もペースアップへの対応とパワー面を課題に挙げている。10月22日の美浦Wでは6F82.0秒-1F11.6秒を記録。併せ馬には遅れたものの、調教短評では心配なしとされている。1400mへの距離短縮が刺激となり、道中の追走がスムーズになれば巻き返しも考えられる。
ニクスルーナ
前走の阪神未勝利戦では、スタートで後手を踏みながらも中団まで挽回し、直線で抜け出して初勝利を挙げた。左に張る面が残るものの、馬込みで競馬ができた点は成長の証し。10月22日の栗東坂路では4F51.7秒-1F11.9秒の好時計を記録し、併せ馬に0.5秒先着。終いの伸びは今回の登録馬でも目立つ内容だった。重賞初挑戦で相手は強くなるが、調教の充実ぶりから軽視できない。
レニュアージュ
中京1400m芝の新馬戦を逃げ切って勝利。スタート自体は速くなかったが、持ち前のスピードで先手を奪い、直線では後続を突き放した。最後はフワフワ走る若さを見せており、精神面の成長が課題となる。10月21日の栗東CWでは6F81.2秒-1F11.2秒を馬なりで記録し、併せ馬にも先着。初戦と同じ1400mで持続力を生かせる点は魅力。展開次第では粘り込みも十分に考えられる。
特別登録馬短評
| 馬名 | 短評(前走・適性整理) |
|---|---|
| イモージェン | 函館2歳Sは好位のインから抜け出して2着。勝ち馬フェリチタと接戦を演じ、重賞でも通用する先行力を示した。今回は1400mへの距離延長がポイント。10/21栗CWでは6F83.1秒-1F11.1秒を記録し、終いの伸びも良好。 |
| (外)シグレ | 函館2歳Sは5着。外から並ばれて力み、道中で脚を使ってしまった。武豊騎手は綺麗な馬場の方が良いとコメント。10/21栗CWでは4F50.4秒-1F11.6秒を馬なりで記録し、併せ馬に先着。折り合いが鍵となる。 |
| シャンデヴァーグ | 新潟2歳Sは5着。直線での加速が鈍く、ペースアップへの対応が課題となった。10/22美Wでは6F82.0秒-1F11.6秒を記録。併せ馬には遅れたが、動き自体に大きな不安はない。距離短縮で変わり身を狙う。 |
| セイウンマイラヴ | 中京1400m芝の新馬戦を逃げ切り勝ち。好スタートから自分のペースに持ち込み、直線でもしっかり反応した。10/21栗CWでは6F84.1秒-1F11.4秒を記録し、併せ馬に先着。先行力を生かせる展開なら侮れない。 |
| ツキミ | 札幌の新馬戦を好位から快勝。3コーナー過ぎから進出し、4コーナーで先頭に立つと、そのまま押し切った。10/21栗CWでは6F81.7秒-1F12.5秒で併せ馬に遅れ、10/24も一杯に追われた。今後の良化が待たれる。 |
| ニクスルーナ | 阪神未勝利戦は出遅れを挽回して差し切り勝ち。左に張る面は課題だが、馬込みで競馬ができた点は前進。10/22栗坂では4F51.7秒-1F11.9秒を記録し、併せ馬に0.5秒先着。調教の動きは非常に目立つ。 |
| バタフライ | 中山未勝利戦を好位から抜け出して快勝。折り合いがつき、早めに動いて後続を突き放した内容は優秀。10/22美Wでは6F84.8秒-1F11.6秒を記録し、併せ馬に先着。反応の良さが光り、重賞でも注目したい。 |
| ビスケットサンド | 中京2歳Sは後方から脚を伸ばして3着。直線で進路を探す場面がありながら、しっかりと差を詰めた。10/21栗CWでは5F66.2秒-1F11.5秒を記録。折り合いと進路取りが噛み合えば、上位争いが可能。 |
| フェリチタ | 函館2歳Sを制した重賞勝ち馬。好位で折り合い、直線ではイモージェンを封じ込んだ。10/21栗CWでは6F79.7秒-1F11.7秒の好時計を記録し、併せ馬にも先着。距離延長をこなせれば連勝の可能性もある。 |
| ブライトスクリプト | 京都1400m芝の新馬戦を余力十分に快勝。出遅れから好位へ押し上げ、直線では鋭く加速した。10/21栗坂では4F51.1秒-1F12.4秒を記録。初戦と同じ舞台で、重賞でも中心視できる素質を秘める。 |
| ベニバナ | りんどう賞はスタートで後手を踏み、最後方から追い上げて4着。発馬と折り合いが改善すれば巻き返しは可能。10/22栗CWでは6F84.1秒-1F11.4秒を記録。前走と同じ京都1400m芝で改めて注目。 |
| レニュアージュ | 中京1400m芝の新馬戦を逃げ切り勝ち。直線では後続を突き放したが、最後は若さも見せた。10/21栗CWでは6F81.2秒-1F11.2秒を馬なりで記録し、併せ馬に先着。先行力と持続力を生かしたい。 |
コースの特徴と傾向|京都1400m芝


京都1400m芝の外回りコースは、向正面の2コーナー出口付近からスタート。今回使用するBコースでは最初のコーナーまで502.7mあり、序盤は比較的ポジションを取りやすい。スタートから約200mで上り坂に入り、3コーナー付近で高低差3.9mの頂点を迎える。その後は急な下り坂となり、スピードに乗ったまま4コーナーを回って直線へ向かう。直線は398.7mで、坂のないほぼ平坦な形状。下り坂からの加速を維持する持続力が求められ、先行馬だけでなく差し馬にもチャンスがある。単純なスピード勝負ではなく、道中の折り合いと勝負どころでの加速が重要となるコースだ。
過去データから見る攻略ポイント
人気傾向|1番人気は安定も伏兵の台頭に注意
過去10年の1番人気は4勝を挙げ、3着内率70.0%と安定した成績を残している。一方、3着以内に入った30頭のうち11頭は6番人気以下で、人気薄の好走も少なくない。
2023年には15番人気のカルチャーデイが優勝し、9番人気のドナベティ、12番人気のシカゴスティングが続いて3連単230万円超の大波乱となった。
軸馬には上位人気の有力馬を据えつつ、相手には人気薄の素質馬も加えたい。
キャリア傾向|優勝馬はすべて2戦以内
過去10年の優勝馬10頭は、すべてキャリア2戦以内だった。さらに3着以内馬30頭のうち28頭がキャリア3戦以内で、出走経験の浅い馬が中心となっている。
キャリア1戦の馬は4勝、2戦の馬は6勝。重賞経験よりも、少ないキャリアで見せた能力や完成度を重視したい。
今年は新馬勝ち直後のブライトスクリプトやレニュアージュ、2戦目で未勝利を勝ち上がったニクスルーナなどが注目される。
馬体重傾向|前走450kg以上が優勢
過去10年の優勝馬10頭のうち8頭は、前走の馬体重が450kg以上だった。
前走450kg以上の馬は3着内率32.8%。450kg未満の馬は14.9%で、比較すると大きな差がある。
2歳牝馬の重賞だけに、スピードや完成度だけでなく、馬格も予想の判断材料となる。
データ総評

過去10年の傾向では、1番人気の信頼度が高い一方、伏兵の好走も目立つ。特に重視したいのはキャリア2戦以内という条件で、近年の優勝馬に共通する重要なポイントだ。今年はブライトスクリプト、ニクスルーナ、レニュアージュなど、経験の浅い勝ち上がり馬が該当。フェリチタやイモージェンの重賞実績も評価できるが、データ面では新馬・未勝利戦を勝ち上がった素質馬にも十分なチャンスがある。馬体重については前走450kg以上の馬を優先して評価したい。
1週前追い切り評価まとめ(S〜C)
| 評価 | 馬名 | 追い切り短評 |
|---|---|---|
| A | イモージェン | 10/21栗CW6F83.1-1F11.1。一杯に追って併せ馬に0.1秒先着。終いの伸び鋭く順調。 |
| B | シグレ | 10/21栗CW4F50.4-1F11.6。馬なりで併せ馬に0.3秒先着。動きキビキビ。 |
| B | シャンデヴァーグ | 10/22美W6F82.0-1F11.6。一杯に追って併せ馬に0.2秒遅れ。遅れ心配なし。 |
| A | セイウンマイラヴ | 10/21栗CW6F84.1-1F11.4。一杯に追って併せ馬に0.2秒先着。力強い伸び脚。 |
| C | ツキミ | 10/21栗CW6F81.7-1F12.5。一杯に追って併せ馬に0.4秒遅れ。終いの反応に課題。 |
| S | ニクスルーナ | 10/22栗坂4F51.7-1F11.9。強めに追って併せ馬に0.5秒先着。終いの伸び秀逸。 |
| A | バタフライ | 10/22美W6F84.8-1F11.6。ゴール前仕掛けて併せ馬に0.2秒先着。反応良好。 |
| B | ビスケットサンド | 10/21栗CW5F66.2-1F11.5。一杯に追われて脚取り確か。順調な調整。 |
| S | フェリチタ | 10/21栗CW6F79.7-1F11.7。強めに追って併せ馬に0.4秒先着。好時計マーク。 |
| S | ブライトスクリプト | 10/21栗坂4F51.1-1F12.4。一杯に追って軽快な動き。全体時計優秀。 |
| B | ベニバナ | 10/22栗CW6F84.1-1F11.4。直線強めに追って併せ馬にクビ差遅れ。順調に乗る。 |
| A | レニュアージュ | 10/21栗CW6F81.2-1F11.2。馬なりで併せ馬に0.4秒先着。余裕ある動き。 |
追い切り総評

1週前追い切りでは、ニクスルーナ、フェリチタ、ブライトスクリプトの3頭をS評価とした。ニクスルーナは坂路でラスト1F11.9秒の鋭い伸びを見せ、フェリチタはCWで6F79.7秒の好時計を記録。ブライトスクリプトも坂路で4F51.1秒と軽快な動きを披露した。イモージェン、セイウンマイラヴ、バタフライ、レニュアージュも動きは良好。最終追い切りでは、好時計を出した各馬が状態を維持できるか注目したい。
展開予想
- 想定ペース:M(平均ペース)
- 逃げ候補:セイウンマイラヴ、レニュアージュ
- 有利になりそうな脚質:好位差し・中団からの差し
- 展開のポイント:下り坂から直線にかけての持続力勝負
枠順確定後に詳細更新します。
最終追い切り評価(S〜C)
最終追い切り公開後に更新します。
最終見解|本命・買い目(前日公開)
枠順・最終追い切り・馬場傾向を踏まえて更新します。
まとめ

ファンタジーステークス2026は、京都1400m芝で新馬勝ちを収めたブライトスクリプトを中心に、ビスケットサンド、フェリチタなど実績馬との比較がポイントとなる。追い切りではニクスルーナ、フェリチタ、ブライトスクリプトの動きが特に目立った。最終追い切りと枠順を踏まえ、最終的な本命・買い目を決定する。
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