2026年10月25日(日)、京都競馬場で第87回菊花賞(GⅠ)が開催されます。
今年は春のクラシック二冠を制し、神戸新聞杯も勝ったロブチェンが三冠達成に挑戦。夏の札幌で快勝したダノンヒストリー、セントライト記念から巻き返しを狙うゴーイントゥスカイ、神戸新聞杯2着のアルトラムスらが迎え撃ちます。
京都3000m芝は折り合いとスタミナに加え、仕掛けどころも重要。本記事では、登録馬の戦力比較、過去10年のデータ、2週前追い切り評価、展開予想を整理し、本命候補と買い目を検討します。
レース概要|第87回菊花賞(GⅠ)
- 開催日:2026年10月25日(日)
- 競馬場:京都競馬場
- レース:11R
- 発走:15:40
- 距離:京都3000m芝(右外回り・Aコース)
- 条件:3歳・牡馬牝馬・国際・指定・オープン・馬齢
- 賞金:1着2億円/2着8,000万円/3着5,000万円/4着3,000万円/5着2,000万円

クラシック三冠の最終戦となる菊花賞。今年は皐月賞、日本ダービーを制したロブチェンの三冠達成が最大の焦点です。神戸新聞杯で接戦を演じたアルトラムス、セントライト記念を勝ったジャスティンシカゴ、夏に力をつけたダノンヒストリーなど、春の実績馬と上昇馬が顔をそろえました。登録21頭から最大18頭が出走します。
特別登録馬|第87回菊花賞(GⅠ)
| 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 |
|---|---|---|---|---|
| アウダーシア | 牡3 | 津村明 | 57 | 美 手塚久 |
| アスクエジンバラ | 牡3 | 岩田康 | 57 | 栗 福永 |
| アルトラムス | 牡3 | 岩田望 | 57 | 栗 野中 |
| イブキ | 牡3 | – | 57 | 美 矢野英 |
| エムズビギン | 牡3 | – | 57 | 栗 友道 |
| キンググローリー | 牡3 | 丹内祐 | 57 | 美 古賀慎 |
| コンジェスタス | 牡3 | 西村淳 | 57 | 栗 高野 |
| ゴーイントゥスカイ | 牡3 | 武豊 | 57 | 美 上原佑 |
| サノノグレーター | 牡3 | 田辺裕 | 57 | 美 尾形和 |
| ジャスティンシカゴ | 牡3 | 原優介 | 57 | 美 宮田 |
| ショウナンガルフ | 牡3 | – | 57 | 栗 須貝尚 |
| ショウナンハヤナミ | 牡3 | 池添謙 | 57 | 栗 渡辺 |
| シートゥサミット | 牡3 | 酒井学 | 57 | 栗 吉岡 |
| ダノンヒストリー | 牡3 | ルメール | 57 | 美 堀 |
| チャリングクロス | 牡3 | – | 57 | 美 奥村武 |
| ナリタエスペランサ | 牡3 | 北村友 | 57 | 栗 福永 |
| バステール | 牡3 | 川田将 | 57 | 栗 斉藤崇 |
| マジョレルブルー | 牡3 | 戸崎圭 | 57 | 栗 友道 |
| ミッキーファルコン | 牡3 | – | 57 | 美 堀 |
| ラージアンサンブル | 牡3 | – | 57 | 美 武井 |
| ロブチェン | 牡3 | 松山弘 | 57 | 栗 杉山晴 |
注目馬紹介|有力馬と伏兵
ロブチェン
春のクラシック二冠馬が三冠達成を目指す。前走の神戸新聞杯は中団後方から外を進出し、速い上がりのなかでライバルを差し切った。着差はわずかでも、長く脚を使って勝ち切った内容は高く評価できる。
松山弘騎手はレース後、さらに良くなる余地にも言及。京都3000m芝への対応は未知数だが、折り合いをつけて末脚を生かせれば三冠達成が見えてくる。
ダノンヒストリー
前走の阿寒湖特別は好位で折り合い、直線で後続を突き放す完勝。道中の手応えにも余裕があり、距離延長への対応力を感じさせる内容だった。
今回は一気の相手強化となるものの、札幌の長距離戦で見せた持続力は魅力。2週前追い切りでも活気ある動きを披露しており、ルメール騎手とのコンビでGⅠ初挑戦に臨む。
ゴーイントゥスカイ
前走のセントライト記念は6着。スタートで後手を踏み、内が有利な馬場で後方から外を回る厳しい競馬となった。直線では内へモタれる面もあり、本来の走りを発揮できなかった。
今回は武豊騎手が引き続き騎乗予定。京都3000m芝で折り合いをつけ、早めに進出できれば巻き返しが期待できる。好馬体を維持している点も好材料。
アウダーシア
セントライト記念は休み明けで3着。中団後方から外を進出し、内有利の馬場でもしっかり伸びた。ゴール前には接触する不利もあり、着順以上に評価できる内容だった。
津村明騎手は距離への不安がないとコメント。前走を使った上積みも見込め、長距離戦で持続力を生かせれば上位争いに加わる可能性がある。
アスクエジンバラ
セントライト記念は積極的に先行して4着。3コーナーで先頭に並びかけ、直線でも残り1ハロン付近まで先頭を守った。最後は甘くなったものの、春より持続力が増した内容だった。
京都3000m芝では折り合いとスタミナが課題になるが、好位で運べる先行力は武器。自分のリズムで走れれば粘り込みも考えられる。
コンジェスタス
神戸新聞杯は6着。中団の内で脚をため、直線では速い上がりに対応し切れなかったものの、最後まで大きくバテずに走った。
前走は馬体重が20キロ増えており、成長も感じられる内容。瞬発力勝負より持続力が問われる展開が合いそうで、3000mへの距離延長がプラスに働く可能性がある。
バステール
セントライト記念は13着と大敗。道悪が合わず、終始モタれる走りになった。陣営も馬場への適性と状態面を敗因に挙げており、前走だけで能力を判断するのは早い。
今回は良馬場での巻き返しが条件。川田将騎手を予定しており、最終追い切りで状態が上向けば見直す余地がある。
アルトラムス
神戸新聞杯はロブチェンに迫る2着。後方から内で脚をため、直線ではラチ沿いを伸びて二冠馬を追い詰めた。岩田望騎手も末脚の手応えを評価している。
前走は折り合いを重視した競馬で結果を残しており、距離延長にも対応できそうな内容。ロブチェンとの再戦で逆転を狙う伏兵候補として注目したい。
特別登録馬短評
登録頭数21頭/出走可能18頭| 馬名 | 短評(前走・適性整理) |
|---|---|
| アウダーシア | セントライト記念3着。内有利の馬場を外から追い込み、接触の不利もあった。叩き2戦目で前進期待。 |
| アスクエジンバラ | セントライト記念4着。先行して長く粘り、春からの成長を示した。折り合いが長距離攻略の鍵。 |
| アルトラムス | 神戸新聞杯2着。内から鋭く伸びてロブチェンに迫った。折り合い面に進境があり、距離延長も注目。 |
| イブキ | 東京の1勝クラスを差し切り勝ち。切れ味は魅力だが、道中で掛かる面があり、3000mへの対応が課題。 |
| エムズビギン | 神戸新聞杯5着。後方から外を追い込んで成長を示した。終盤の持久力勝負への対応がポイント。 |
| キンググローリー | 九十九里特別を逃げ切り勝ち。途中で息を入れ、再加速して押し切った。長距離で自分のペースを作りたい。 |
| コンジェスタス | 神戸新聞杯6着。速い上がりに対応し切れなかったが、最後まで粘った。距離延長で持続力を生かしたい。 |
| ゴーイントゥスカイ | セントライト記念6着。後方から外を回る厳しい競馬。スタートと直線で内へモタれる面の改善が鍵。 |
| サノノグレーター | セントライト記念11着。後方から伸び切れず、直線も窮屈だった。距離延長と展開の変化に期待。 |
| ジャスティンシカゴ | セントライト記念1着。好位で折り合い、直線で鋭く抜け出した。心肺機能の高さと気性面の成長が強み。 |
| ショウナンガルフ | ポートアイランドS11着。前走は結果が出ず、距離延長への対応と状態面の良化が必要。 |
| ショウナンハヤナミ | 神戸新聞杯10着。骨折明けで気負いも目立った。持続力を生かす形が理想だが、折り合いが課題。 |
| シートゥサミット | 神戸新聞杯3着。向正面から動いて先頭に立ち、最後まで粘った。長く脚を使える点は長距離向き。 |
| ダノンヒストリー | 阿寒湖特別1着。好位で折り合い、直線で独走。距離適性と上昇度は魅力だが、今回は相手強化。 |
| チャリングクロス | 日本海S7着。出遅れから後方に回り、前残りの展開で末脚を生かせなかった。発馬と位置取りが課題。 |
| ナリタエスペランサ | キタサンブラックC12着。先行したが直線で甘くなった。長距離GⅠでは持久力の強化が必要。 |
| バステール | セントライト記念13着。道悪が合わず、状態面も万全ではなかった。良馬場での変わり身に期待。 |
| マジョレルブルー | 能勢特別1着。好位で折り合い、直線で進路が開くと差し切った。距離延長への対応が焦点。 |
| ミッキーファルコン | 積丹特別1着。後方から早めに動いて快勝。出遅れの課題はあるが、長距離適性に期待できる。 |
| ラージアンサンブル | セントライト記念7着。骨折明けで反応が鈍かったが、叩き2戦目の上積みが見込める。 |
| ロブチェン | 神戸新聞杯1着。外から長く脚を使って差し切った二冠馬。三冠達成へ向け、3000mへの対応が焦点。 |
コースの特徴と傾向|京都3000m芝


京都3000m芝は外回りコースを使用し、3コーナー手前からスタート。最初の上り坂を越え、スタンド前を通過して再び向正面へ向かいます。長距離戦だけに折り合いが重要で、1周目のスタンド前では歓声に影響されず、無駄な力を使わないことが求められます。2周目の向正面から仕掛ける馬も多く、3コーナーの上りから下りにかけてペースが上がるのが特徴。最後の直線はAコース使用時で403.7mあり、坂を下ってからの持続力勝負となります。スタミナだけでなく、仕掛けのタイミングとコース取りも勝敗を左右する舞台です。
過去データから見る攻略ポイント
人気傾向
過去10年で1番人気は4勝、3着内率60.0%。2番人気も2勝、4番人気も2勝を挙げています。
連対馬20頭のうち15頭が4番人気以内ですが、6〜10番人気からも9頭が3着以内に入っており、中位人気馬の台頭にも注意が必要です。
前走ローテ
前走GⅡ組が過去10年で7勝、3着以内馬30頭のうち19頭を占めています。
神戸新聞杯やセントライト記念を経由した馬が中心となる傾向。今年はロブチェン、アルトラムス、アウダーシア、ジャスティンシカゴなどが該当します。
実績の重要性
過去10年の3着以内馬30頭のうち27頭は、前走で3着以内に入っていました。
特に前走2着馬は3着内率37.5%と好成績。神戸新聞杯2着のアルトラムスはデータ面でも注目できます。一方、前走4着馬は過去10年で馬券圏内がありません。
馬場傾向
京都開催の過去8回では7枠が3着以内9頭と最多。特に2023〜2025年の3年間では、7枠が3着内率50.0%、8枠が33.3%と外寄りの枠が好成績です。
ただし、枠順の有利不利は馬場状態や展開にも左右されます。枠順確定後に各馬の脚質と合わせて判断したいところです。
穴パターン
6〜10番人気は過去10年で1勝、2着4回、3着4回。勝ち切る例は少ないものの、相手候補としては軽視できません。
前走好走馬を中心に、長距離適性や成長力が評価されにくい馬を拾いたいところです。アルトラムスやシートゥサミットなど、前走で持続力を示した馬の人気にも注目です。
データ総評

過去10年の優勝馬はすべて単勝15倍未満、通算8戦以内、前走3勝クラス以上という共通点があります。今年は神戸新聞杯を制したロブチェンが中心。前走2着のアルトラムス、セントライト記念を勝ったジャスティンシカゴも有力です。ダノンヒストリーなど夏の上昇馬との力関係が焦点となります。
2週前追い切り評価まとめ(S〜C)
| 評価 | 馬名 | 追い切り短評 |
|---|---|---|
| S | ダノンヒストリー | 美浦W6F81.5秒、終い11.6秒。馬なりで活気十分。併走馬に先着。 |
| A | ミッキーファルコン | 美浦W6F81.0秒、終い11.7秒。馬なりで動きハツラツ。 |
| A | チャリングクロス | 美浦W6F85.4秒、終い11.4秒。直線で力強い伸び脚。 |
| A | ラージアンサンブル | 美浦W6F83.4秒、終い11.6秒。馬なりで力強い脚捌き。 |
| A | アウダーシア | 美浦W6F84.7秒、終い11.8秒。併入で順調な仕上がり。 |
| B | アスクエジンバラ | 栗東CW6F89.7秒、終い13.2秒。軽めの調整で動きスムーズ。 |
| B | アルトラムス | 栗東坂路4F57.8秒、終い12.5秒。坂路で入念に調整。 |
| B | イブキ | 前走後の新たな追い切り時計は資料に記載なし。 |
| B | エムズビギン | 栗東坂路4F55.6秒。10月11日のCWでは終い11.4秒。 |
| B | キンググローリー | 10月11日に美浦坂路4F55.8秒。馬なりで順調。 |
| B | コンジェスタス | 栗東坂路4F54.5秒、終い12.3秒。末強めで調整。 |
| B | ゴーイントゥスカイ | 美浦W6F84.6秒、終い11.9秒。好馬体を維持。 |
| B | サノノグレーター | 美浦W6F83.9秒、終い11.9秒。単走で上々の動き。 |
| B | ジャスティンシカゴ | 美浦W5F70.2秒。馬なりで好気配を維持。 |
| B | ショウナンハヤナミ | 10月12日に栗東坂路4F56.9秒。馬なりで調整。 |
| B | シートゥサミット | 栗東坂路4F57.0秒。好調を維持する調整過程。 |
| B | ナリタエスペランサ | 栗東坂路4F53.7秒、終い12.7秒。馬なりで順調。 |
| B | バステール | 栗東CW6F83.6秒、終い11.7秒。併走遅れも心配なし。 |
| B | マジョレルブルー | 栗東坂路4F54.7秒、終い12.7秒。馬なりで調整。 |
| B | ロブチェン | 栗東坂路4F55.4秒、終い12.6秒。馬なりで入念に調整。 |
| C | ショウナンガルフ | 栗東CW6F82.7秒、終い11.7秒。一杯に追われたが反応ひと息。 |
追い切り総評

2週前段階で目立つのはダノンヒストリー。美浦Wで馬なりのまま好時計を記録し、併走馬にも先着しました。ミッキーファルコンも同じ美浦Wで活気ある動きを披露しています。アウダーシア、チャリングクロス、ラージアンサンブルも順調な調整内容。一方、ロブチェンやアルトラムスは坂路中心の軽めの調整で、現時点では仕上がりの判断を急ぐ必要はありません。今後の1週前・最終追い切りで負荷を強めた際の反応を確認したいところです。
展開予想
- 想定ペース:M(平均ペース)
- 逃げ候補:キンググローリー、シートゥサミット
- 有利になりそうな脚質:好位から中団で折り合い、2周目の向正面から長く脚を使えるタイプ。
キンググローリーが主導権を握る展開を想定。神戸新聞杯で早めに動いたシートゥサミットも、途中から進出する可能性があります。ロブチェンは中団で脚をため、2周目の3コーナー付近から進出する形が理想。ダノンヒストリーは好位で折り合えるかが鍵になります。
枠順確定後に詳細更新します。
最終追い切り評価(S〜C)
最終追い切り公開後に更新します。
最終見解|本命・買い目(前日公開)
枠順・最終追い切り・馬場傾向を踏まえて更新します。
まとめ

菊花賞2026は、三冠達成を狙うロブチェンが中心。ダノンヒストリーの上昇度、ゴーイントゥスカイの巻き返し、アルトラムスの末脚にも注目です。京都3000m芝では折り合いと持続力が重要。枠順・最終追い切り・馬場傾向を反映し、本命・買い目を随時更新します。
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