秋の中長距離戦線を占う伝統の一戦・第60回京都大賞典（GⅡ、芝2400m外回り）が10月5日（日）京都競馬場で行われます。天皇賞（秋）、ジャパンC、エリザベス女王杯へと続くローテーションの始動戦として有力馬が集結し、淀の外回りコースでのスタミナ比べとロングスパート戦が展開されるのが特徴。4角先位に取り付けられる先行～好位型が優勢な舞台で、秋の飛躍を狙う注目馬たちがどんな走りを見せるのか注目が集まります。
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京都大賞典2025のレース概要
10月5日 京都11R 発走15:30
第60回 京都大賞典／(指定)，国際，３歳以上，オープン，別定
コース：2400m（芝A・右外）
賞金：①6,700.0万／②2,700.0万／③1,700.0万／④1,000.0万／⑤670.0万
出走可能頭数：18頭／登録頭数：19頭
出馬表｜第60回 京都大賞典（GⅡ）
| 馬番 | 印 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| １ | – | サンライズソレイユ | 牡4 | 坂井瑠 | 57 | 栗矢作 |
| ２ | – | カネフラ | 牡5 | 団野大 | 57 | 栗高橋康 |
| ３ | △ | ディープモンスター | 牡7 | 浜中俊 | 57 | 栗池江寿 |
| ４ | ◎ | アドマイヤテラ | 牡4 | 川田将 | 58 | 栗友道 |
| ５ | ○ | サンライズアース | 牡4 | 池添謙 | 58 | 栗石坂公 |
| ６ | – | プラダリア | 牡6 | 高杉吏 | 57 | 栗池添学 |
| ７ | ▲ | ドゥレッツァ | 牡5 | 横山武 | 58 | 美尾関 |
| ８ | – | ヴェルミセル | 牝5 | 鮫島駿 | 55 | 栗吉村 |
| ９ | – | B ミクソロジー | セン6 | 斎藤新 | 57 | 栗辻野 |
| 10 | – | ブレイヴロッカー | セン5 | 太宰啓 | 57 | 栗本田 |
| 11 | – | ヴェルテンベルク | 牡5 | 松若風 | 57 | 栗宮本 |
| 12 | – | B ワープスピード | 牡6 | 吉村誠 | 57 | 美高木登 |
| 13 | – | メイショウブレゲ | 牡6 | 酒井学 | 57 | 栗本田 |
| 14 | △ | サブマリーナ | 牡4 | 横山和 | 57 | 栗庄野 |
| 15 | – | ジューンテイク | 牡4 | 菱田裕 | 57 | 栗武英 |
| 16 | △ | ボルドグフーシュ | 牡6 | 内田博 | 57 | 栗宮本 |
| 17 | – | アルナシーム | 牡6 | 藤岡佑 | 57 | 栗橋口慎 |
| 18 | ☆ | ショウナンラプンタ | 牡4 | 松山弘 | 57 | 栗高野 |
注目馬紹介｜有力馬と伏兵をチェック
◎アドマイヤテラ
目黒記念を差し切り。バテないロングスパート型で京都外回りは適性ど真ん中。稽古も良化曲線明瞭で軸有力。
○サンライズアース
天皇賞・春4着の底力。先行して長く脚を使えるのが武器で、4角先位の勝ち筋に合致。ひと追い毎に良化。
▲ドゥレッツァ
宝塚は渋馬場に泣くも地力はG1級。美浦Wで負荷をかけつつ上昇。良馬場なら前進大。
△ディープモンスター
新潟記念3着。終い堅実でCW好時計先着。流れが噛み合えば差し届く。
△ボルドグフーシュ
阪神内回りでは届かずも、京都外回りで末脚延長。一本調子にならなければ台頭。
△サブマリーナ（伏兵）
チャレンジC内容堅実。距離延長で持久力勝負なら食い込みあり。
☆ショウナンラプンタ（穴）
宝塚4着の地力。坂路終いの反応良化で一変のシーンも。
コースの特徴と傾向｜京都・芝2400m（外回り）
4角奥の引き込み線発走→スタンド前を長く走り1コーナーへ。3コーナーの起伏（高低差3.9m）を2度越え、直線403.7m。淀外回りらしく「下りでジワ上げ→直線で長く脚」が基本。緩急の波に対応できる折り合いと持続力、そして4角での位置が最重要。
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過去データで見る京都大賞典の攻略ポイント
・1番人気の複勝率は高いが勝率は低め→連複軸向き
・6歳以上の健闘も多く人気妙味あり
・前走G1（とくに宝塚）組が質量ともに中心
・勝ち筋は「当レース4角6番手以内」×「前走でも4角6番手以内」が優勢
京都外回り2400mは「下りでジワっと加速して4角先位（～6番手）」に取り付けられる先行～好位型が優勢。勝ち切るにはロングスパート適性＝持続ラップで減速しない脚が必須で、ローテは質の高い前走G1組が中心。とはいえ格上挑戦でも3勝クラス上がりが人気を集めるなら押さえたい――“位置×持続力×前走格”の三拍子が攻略鍵。
1週前の追い切り注目馬（A〜C）
| 馬名 | 短評 | 評価 |
|---|---|---|
| アドマイヤテラ | CW＆坂路で負荷十分。脚取り確かで良化顕著。 | A |
| サンライズアース | CWで強めを消化。ひと追い毎に良化。 | A- |
| ドゥレッツァ | 美浦Wで終いまで伸びる。この一追いで良化。 | A- |
| ディープモンスター | CW好時計で併せ先着。出来は上向き。 | A |
| ショウナンラプンタ | 坂路終いのキレ上々。気配良。 | A- |
| ニシノレヴナント | 本数豊富で順調。終いも余力。 | B+ |
| プラダリア | CWで負荷。毛ヅヤ冴え、仕上がり良化。 | B+ |
| サブマリーナ | 時計目立たずも活気十分。好調持続。 | B+ |
展開ポイント（事前メモ）
・ペース：淡々〜ミドル。向正面〜下りでジワ上げ→4角勝負
・先行候補：サンライズアース／プラダリア／ブレイヴロッカー
・好位〜中団：アドマイヤテラ／ドゥレッツァ／ショウナンラプンタ
・差し：ディープモンスター／ボルドグフーシュ
・鍵：4角で6番手以内に取り付ける先行・好位勢の粘り／外からの長く良い脚
狙い目は「4角6番手以内×下りで加速できる持続型」。ロングスパート適性のあるアドマイヤテラが軸有力で、先行して渋太いサンライズアースが対抗。良馬場替わりでドゥレッツァの巻き返し、差し脚堅実なディープモンスターの台頭に注意。人気の盲点ならショウナンラプンタ・サブマリーナの食い込み。
【10.1 更新】最終追い切り評価（S〜C）
| 評価 | 馬名 | 追い切り短評 |
|---|---|---|
| B+ | アドマイヤテラ | 坂路とCWで入念に消化。直強めで脚取り確か、仕上がり良好→ |
| A | アルナシーム | CW強めで好時計＆先着。落ち着き出て上向き気配↗ |
| B+ | ヴェルテンベルク | 坂路で終いまで集中。動きスムーズでこの一追いで前進→ |
| B | ヴェルミセル | 坂路で強めも反応ひと息。上積み待ち→ |
| B | カネフラ | 乗り込み量十分も動きはまずまず。微調整で変わり身待ち→ |
| A | サブマリーナ | CWで力強さ顕著、坂路も好調維持。体も動きも良く好仕上がり↗ |
| B+ | サンライズアース | CW一杯を重ねて良化。馬体は上々で態勢整う→ |
| B+ | サンライズソレイユ | CW強めで上向き。ひと叩きで良化示し、坂路でも順調→ |
| B+ | ジューンテイク | フットワーク軽快。最終は先着と内容良く、まずまずの仕上がり→ |
| B+ | ショウナンラプンタ | 坂路で終い伸び良し。久々でも力強く順調→ |
| A | ディープモンスター | 先週CWで好時計先着、今週も軽快。出来上々↗ |
| A | ドゥレッツァ | 馬体やや重めも動きは良好。強め追いで着実に上昇↗ |
| B+ | プラダリア | 坂路末強めで終いの伸び良し。CWも消化しまずまずの仕上がり→ |
| B+ | ブレイヴロッカー | CW一杯で活気十分。この一追いで良化を示す→ |
| A | ボルドグフーシュ | 坂路＆CWで負荷十分。チーク着用で集中度UP、仕上がり良好↗ |
| B+ | ミクソロジー | 久々でも動き軽快。坂路・CWともに気配良く態勢整う→ |
| A | メイショウブレゲ | CWで手応え十分。併走でも遅れなく上位級の出来↗ |
| B | ワープスピード | 強めに追っても遅れは気にせず。実戦で変わるタイプ→ |
A評価が分厚く全体水準は高い。アルナシーム・ディープモンスター・ドゥレッツァ・サブマリーナ・メイショウブレゲ・ボルドグフーシュの“出来良し”が目立つ。一方、ヴェルミセル・カネフラは上積み待ち。B+勢は展開ひとつで台頭可能で、混戦度の高い追い切り比較になった。
【10.4公開】最終見解｜展開・買い目例
展開予想│京都2400m（芝・右外回り・A想定）
想定隊列：逃げ⑤／好位⑮⑦⑥⑪／中団④⑱⑭⑯③／後方⑬⑨
ペース：S（上がり4F戦）
下り坂からのロングスパート戦になりやすい外回り。直線は約404m、開幕週で内先行が残りやすい一方、3～4角の下りで早めに動ける持続力が重要。ハナは⑤サンライズアース。好位に⑮ジューンテイク、⑦ドゥレッツァ、⑥プラダリア、⑪ヴェルテンベルク。中団に④アドマイヤテラ、⑱ショウナンラプンタ、⑭サブマリーナ、⑯ボルドグフーシュ。差し勢は直線で内～中の進路を確保できるかがカギ。
最終予想印｜京都大賞典2025
◎ ④アドマイヤテラ
…春の充実ぶりに加え、今期も仕上がり良好。目黒記念の内容が秀逸で、道悪OK・操作性高い・先行～好位差し自在。京都外回りの持続戦はベストレンジ。
○ ⑦ドゥレッツァ
…実力最上位の菊花賞馬。1週前からの上昇が顕著で態勢整う。道悪不安はあるが、開幕週の軽い芝ならこなす余地。好位からロングスパート。
▲ ⑤サンライズアース
…単騎逃げ濃厚。長く脚を使えるのが最大の武器で、展開利大。状態も上向きで押し切りまで。
△ ⑱ショウナンラプンタ
…近走堅実で大崩れなし。折り合い面の成長もあり、外回りで持続力勝負は歓迎。直線スムーズなら上位粘り込み。
△ ⑯ボルドグフーシュ
…叩き良化型だが終いの確実性は随一。開幕週で届くかが鍵も、下りから捲り気味に脚を使えれば台頭。
△ ③ディープモンスター
…前走内容良化。折り合いが板につき、内々で脚を温存→直線で馬群を割れれば圏内。
☆ ⑭サブマリーナ
…叩き2走目で体も動きも良化。京都外回り相性○。位置ひとつで一撃。
買い目例（馬連・3連複）
馬連
④－③⑤⑦⑭⑯⑱（6点）
3連複フォーメーション
1列目：④
2列目：⑤⑦⑱
3列目：③⑤⑦⑭⑯⑱（12点）
――点数を絞るなら
馬連：④－⑤⑦（2点）
3連複：④－⑦－⑤⑱（2点）
まとめ
開幕週の京都外回りは「早めロングスパート＋内先行有利」。本命は完成度・自在性・道悪耐性の総合点で④アドマイヤテラ。対抗に地力最上位⑦ドゥレッツァ、逃げ切り脅威⑤サンライズアース。相手は持続力ある⑱ショウナンラプンタ、末脚堅実⑯ボルドグフーシュ、内差し嵌れば③ディープモンスター。進路選択（内～中）と下りでのギアチェンジが勝敗を分ける。
【今後の更新予定】
- 10/2：最終追い切り全頭評価（S〜C）公開
- 10/4：最終見解（展開・買い目例）公開
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