ローレル賞2025予想｜川崎ダート1600m展開・追い切り評価・本命と買い目

2025年11月18日（火）、東京2歳優駿牝馬TRのローレル賞（川崎ダ1600m）が行われます。小町特別を大差で制したアンジュルナに、北海道勢トリップス、地元の成長株ナーサリーテイルなど、年末の2歳女王戦へ直結する実力馬が揃いました。川崎マイル特有の“内有利×先行力”の傾向を踏まえつつ、展開・追い切り・データ分析から本命馬と買い目をシンプルにまとめます。

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この記事の内容

ローレル賞2025 概要
出走表｜ローレル賞（SⅡ）
展開予想｜川崎ダ1600mの傾向は？
データ分析｜ローレル賞の傾向と今年のポイント
ローレル賞2025 追い切り評価まとめ（S〜C）
注目馬ピックアップ（◎○▲△☆）｜ローレル賞2025予想
買い目例
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ローレル賞2025 概要

日時：2025年11月18日（火） 20:10発走
場所：川崎競馬場第10回開催 5日目 11R
距離：ダート1600m（左）
条件：サラ系2歳牝馬・定量／地方全国交流／東京2歳優駿牝馬トライアル／GRANDAME-JAPAN2025・2歳シーズン対象
賞金：1着1,200万円／2着420万円／3着240万円／4着120万円／5着60万円

年末の東京2歳優駿牝馬につながる牝馬限定重賞「ローレル賞」。川崎ダ1600mを舞台に、小町特別を大差勝ちしたアンジュルナと、北海道勢トリップスら有力どころが集結します。ここでは展開傾向と追い切り評価、過去データ分析を踏まえた本命・相手関係、馬連＆3連複の買い目までをコンパクトに整理します。

出走表｜ローレル賞（SⅡ）

馬番	馬名	性齢	騎手	斤量	厩舎	短評
１	サラサチャレンジ	牝2	伊藤裕	54	川佐々仁	遠征帰りでも具合良好。地元戻りで前進見込む
２	トリップス	牝2	小野楓	54	門小野望	前走1400m快勝。マイル＆4角コース克服なら勝ち負け
３	トウキョーアンナ	牝2	本橋孝	54	船石井	競馬を覚えつつ内容上昇。重賞相手でも侮れない一頭
４	カンターレ	牝2	岡村健	54	船山本	状態は良いが相手強化。展開の助けがほしい立場
５	ソルヴェイ	牝2	川島正	54	船岩崎	距離延長はプラス。ここは経験を積む一戦の色合い
６	ユウユウシロパン	牝2	七夕裕	54	浦工藤	マイル歓迎の差しタイプ。流れが向けば一発あっても
７	ラミアメロディア	牝2	町田直	54	川秋山	終いの脚が魅力。相手強化でも底を見せておらず要注意
８	アンジュルナ	牝2	野畑凌	54	浦小久保	小町特別を大差圧勝。追い切りも抜群で初タイトル有力
９	イルフロッタント	牝2	櫻井光	54	川佐藤博	寒さで動き一変。強敵相手でも反応鋭く侮れない
10	ミオサンダー	牝2	古岡勇	54	川加藤	気性が鍵。折り合いがつけばマイルでも差はない
11	ナーサリーテイル	牝2	矢野貴	54	船川島一	夏休養で成長。輸送＆距離延長もこなせそうで素質上位
12	スプリンガフォート	牝2	佐野遥	54	川佐々仁	乗り込み量は十分だが終い伸び一息。ひと叩きでどこまで

展開予想｜川崎ダ1600mの傾向は？

想定ペース：H
逃げ：②トリップス、⑧アンジュルナ、⑫スプリンガフォート
好位：①サラサチャレンジ、③トウキョーアンナ、⑩ミオサンダー
中団：④カンターレ、⑤ソルヴェイ、⑥ユウユウシロパン、⑦ラミアメロディア、⑨イルフロッタント、⑪ナーサリーテイル

川崎のマイルはスタートから1コーナーまで約500mと長く、序盤は隊列が決まりやすいコース。ただ今回は先行タイプが複数いるため、前半はやや速めの流れが濃厚です。外から⑧アンジュルナ、最内の②トリップスが並びかけつつ主導権争い。その後ろに内の①・③、好位で⑩が続く形。中団勢は縦長になりやすく、直線入り口で前との差をどこまで詰められるかが鍵に。特に⑨イルフロッタントと⑪ナーサリーテイルは向正面からどこで動くかが勝負どころになります。

前半は先行勢が主導権を握り、中盤でペースが緩みにくい一戦。結果として“前で運べる馬”が優位、差し馬は早めにポジションを上げられるかがポイントとなりそうです。

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データ分析｜ローレル賞の傾向と今年のポイント

・所属傾向
2014〜2023年の10年間では、北海道勢が3着内率約4割と好成績。勝ち馬は主に南関東と北海道で占められ、遠征馬（北海道）が来るときは“勝算があるケース”が多い点が特徴です。

・人気傾向
勝ち馬はすべて単勝4番人気以内。荒れても“中穴が2〜3着に絡む”程度で、上位人気を軸にするのがセオリー。堅め〜中波乱が中心のレースです。

・枠順傾向
内目（1〜7番）が圧倒的に優勢。とくに直近数年は3着以内のほとんどが内枠に集中。川崎マイルらしくロスなく立ち回れる馬が有利な構造になっています。

データ傾向を踏まえると、「上位人気 × 内枠 × 先行〜好位」が基本戦略。ここに“成長途上で脚のある馬（差し）”を相手に加える構図が、今年も有効といえる一戦です。

ローレル賞2025 追い切り評価まとめ（S〜C）

評価	馬番馬名	追い切り短評
S	⑧ アンジュルナ	浦和調教場で素軽い動き。気合乗り抜群でシャープな脚捌き
S	⑪ ナーサリーテイル	船橋外回りで強めに追われ仕上がり良好。勝ってなお上昇ムード
A	③ トウキョーアンナ	船橋外コースで併せ先着。好調持続で脚色に余裕
A	④ カンターレ	外回りで強めに追われ手応え十分。動き軽快で状態上向き
A	⑨ イルフロッタント	川崎調教場で一杯に追われ反応良し。力強い伸びを見せる
B+	① サラサチャレンジ	川崎調教場で一杯追い。遠征の疲れ見せず前走以上の動き
B+	② トリップス	門別坂路で終いまでしっかり。デキ落ちなく好気配キープ
B+	⑥ ユウユウシロパン	浦和調教場で末強め。脚取り確かでラストの伸び上々
B+	⑦ ラミアメロディア	川崎本馬場・調教場ともにスムーズな動き。好気配を保つ
B+	⑩ ミオサンダー	川崎調教場で単走追い。動きまずまずで好気配を維持
B	⑤ ソルヴェイ	船橋外回りで一杯に追われ順調。余裕ある手応えでデキ安定
C	⑫ スプリンガフォート	乗り込み量豊富も最終追いで伸び物足りず。一叩きでどこまで

【追い切り総評】

最上位評価Sは⑧アンジュルナと⑪ナーサリーテイルの2頭。いずれも本数・負荷ともに十分で、フットワークの軽さと終いの反応が際立ちます。A評価では③トウキョーアンナ、④カンターレ、⑨イルフロッタントが好内容の時計と動きを披露しており、地力以上に調子の良さで一発があっても不思議ではありません。B+評価勢もデキは良く、あとはキャリアやコース適性とのバランス次第。全体として仕上がり水準は高く、能力＋レースセンスが問われる一戦になりそうです。

注目馬ピックアップ（◎○▲△☆）｜ローレル賞2025予想

◎ ⑧ アンジュルナ

小町特別を大差で押し切った内容が秀逸で、先行してからもうひと伸びできる持続力はここでも最上位クラス。追い切りでは気合乗り抜群・シャープな脚捌きと、状態面に不安なし。外目枠で包まれにくく、自分のリズムで運べる点もプラス材料です。川崎マイルは初でも、コーナーワークに大きな不安はなく、展開さえ極端に厳しくならなければ押し切り濃厚と見ます。唯一の不安は、速い流れの中で外を回され過ぎた時のロスですが、鞍上がうまくペース配分できれば問題ないでしょう。

○ ② トリップス

前走の1400m戦を好位から抜け出す正攻法の競馬で快勝。距離延長は未知数ながら、門別で鍛えられたスタミナと持久力は魅力です。ローレル賞で好走歴の多い北海道所属馬という点も心強く、2番枠からロスなく先行できれば、データ面からもかなり信頼度の高い相手候補。課題は4コーナーを4つ回るコース形態にきちんと対応できるかどうかですが、道中で折り合いさえつけばアンジュルナに迫るシーンも十分。

▲ ⑪ ナーサリーテイル

夏場にリフレッシュを挟み、背が伸びて成長を感じさせる素質型。帰厩後は予定通りに乗り込めており、最終追いでは強めに追われても余力十分の動きと、重賞でも見劣らない仕上がりです。初の輸送競馬・距離延長とハードルはありますが、折り合いに問題は少ないタイプで、むしろマイルで良さが出る可能性も。まだ先を見据えた段階とはいえ、ここでどこまで通用するかを試される一戦で、妙味ある単穴候補です。

△ ⑨ イルフロッタント

川崎調教場での一杯追いでは反応鋭く、ラストまで力強い伸びを見せているように、寒さとともに気配上昇。タイトな川崎コーナーへの対応力が問われる舞台は地元勢に有利で、内外の馬群をさばきながら中団あたりから脚を伸ばす競馬がハマれば上位進出が見込めます。強豪相手にどこまで踏ん張れるかが焦点ですが、状態面の良さと地の利を考えると、3着以内の穴候補としては非常に面白い存在です。

☆ ① サラサチャレンジ

遠征帰りでもカイ食いが落ちず、調教でも前走以上の動きを見せている点が好印象。内ラチ沿いをロスなく立ち回れる1番枠は、近年のローレル賞で上位争いが多いポジションでもあり、スタートさえ決まれば粘り込みのシーンも。勝ち切るイメージまでは強くないものの、地元に戻っての前進余地を考慮すると、馬券圏内に突っ込んできてもおかしくない一頭です。

買い目例

馬連：⑧ − ①②⑨⑪（計4点）

3連複フォーメーション：
⑧ − ②⑪ − ①②③⑦⑨⑪（計9点）

さらに点数を絞るなら：
⑧ − ②⑪ − ①②⑨⑪（計5点）

本命〜対抗を中心に、内目で立ち回りの利く穴馬①・⑨を厚めに組み込みつつ、3連複は「アンジュルナ1頭軸＋相手2列目②⑪」でバランス良くカバーするイメージです。

【最終見解】勝つのはこの馬！

本命 ⑧ アンジュルナ。
小町特別の大差勝ちが示すとおり、同世代牝馬の中では完成度・スピード・持久力の三拍子が揃った存在で、今回も自らレースを作れる強みがあります。追い切りの動きからも更なる上積みが感じられ、初マイル・川崎コースという新たな条件も能力でカバーできると判断。内目に有力馬が揃ったことで極端なハイペースにはなりにくく、先行して押し切る形が描きやすい構図です。データ面では外枠不利の傾向こそあるものの、ここは力量差を優先して「素直に軸」で勝負したい一戦です。