2025年8月31日（日）、新潟競馬場でサマー2000シリーズ最終戦「第61回新潟記念（GIII）」が行われます。
舞台は日本屈指の長い直線を誇る新潟芝2000m外回り。直線658mで繰り広げられる末脚比べは毎年ドラマを生む夏の名物重賞です。
今年から別定戦に変わり、例年とは違った傾向も予想されます。本記事では、過去データ分析や最新の追い切り評価（S〜C）をもとに、展開予想・本命候補・買い目例までを徹底考察していきます。
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新潟記念2025のレース概要
- レース名：第61回 新潟記念（GIII）
- 開催日：2025年8月31日（日）
- 発走時刻：15:45（新潟11R）
- 開催競馬場：新潟競馬場
- 距離・コース：芝2000m（左・外回りAコース）
- 出走条件：3歳以上・国際・オープン・別定
- 賞金（1〜5着）：4,300万／1,700万／1,100万／650万／430万
出馬表｜新潟11R 新潟記念（GIII）
出走可能頭数：18頭│登録頭数：17頭
| 馬番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 |
|---|---|---|---|---|---|
| １ | ブレイディヴェーグ | 牝5 | 津村明 | 56 | 美宮田 |
| ２ | シェイクユアハート | 牡5 | 古川吉 | 57 | 栗宮 |
| ３ | グランドカリナン | 牡5 | 大野拓 | 57 | 美田島俊 |
| ４ | ナムラエイハブ | 牡4 | 吉田隼 | 57 | 栗長谷川 |
| ５ | バレエマスター | 牡6 | 菊沢一 | 57 | 栗梅田智 |
| ６ | クイーンズウォーク | 牝4 | 川田将 | 57 | 栗中内田 |
| ７ | ダノンベルーガ | 牡6 | 佐々木大 | 57 | 美堀 |
| ８ | サスツルギ | セ5 | 野中悠 | 57 | 美千葉 |
| ９ | ディープモンスター | 牡7 | 菅原明 | 57 | 栗池江 |
| 10 | シンリョクカ | 牝5 | 木幡初 | 56 | 美竹内 |
| 11 | コスモフリーゲン | 牡5 | 柴田大 | 58 | 美畠山吉 |
| 12 | シランケド | 牝5 | 坂井瑠 | 55 | 栗牧浦 |
| 13 | アスクドゥポルテ | 牡5 | 石川裕 | 57 | 栗梅田智 |
| 14 | アスクカムオンモア | 牡4 | 戸崎圭 | 57 | 栗藤原英 |
| 15 | エネルジコ | 牡3 | ルメール | 56 | 美高柳瑞 |
| 16 | ヴェローチェエラ | 牡4 | 丸山元 | 58 | 栗須貝尚 |
| 17 | リフレーミング | 牡7 | 石橋脩 | 57 | 栗藤野 |
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注目馬紹介｜有力馬と伏兵候補をチェック
シランケド（坂井瑠星）
ヴィクトリアマイル3着の実績馬。末脚勝負に強く、長い直線の新潟はベスト舞台。追い切りの動きも良好で仕上がりは上々。ここは重賞制覇のチャンス。
クイーンズウォーク（川田将雅）
ヴィクトリアマイル2着の牝馬。2000mの距離延長も歓迎材料で、調教でも絶好の動きを披露。持ち前の持続力を直線658mで発揮できれば、勝ち負け必至。
エネルジコ（ルメール）
青葉賞を制し、無敗で臨む3歳馬。勢いと決め手は世代随一で、古馬相手でも力は通用する。直線の末脚比べで一気に差し切るシーンも十分。
ヴェローチェエラ（丸山元気）
札幌記念5着でも内容は悪くなかった。重賞で安定して力を発揮しており、ハイペースになれば鋭い差し脚が光る存在。
コスモフリーゲン（柴田大知）
七夕賞を制して勢いに乗る5歳馬。前走は逃げて押し切る強い内容で、スタミナと持久力は重賞級。内枠を引ければ再度チャンスあり。
ダノンベルーガ（佐々木大輔）
有馬記念以来の実戦となるが、地力は現役屈指。やや本調子には足りない印象も、直線の長い新潟なら一発の可能性を秘める。
ディープモンスター（菅原明良）
小倉記念3着と健在ぶりを示した7歳馬。年齢を感じさせない動きで、調教でも好時計をマーク。直線で内を突ければ怖い存在。
シンリョクカ（木幡初也）
昨年の覇者。近走はもうひと押しを欠くが、長い直線で持ち味の持続力を活かせば連覇の可能性も。
コースの特徴と傾向｜新潟芝2000m外回り
新潟芝2000m外回りは、コーナー2つ・直線658mの日本屈指のロングストレートを誇る舞台。
スタートから3コーナーまで約950mあり、前半はペースが落ち着きやすい。勝負は直線勝負になりやすく、瞬発力型の差し・追い込み馬が台頭するのが特徴。
一方で、内枠の好走率が高く、直線に入ってスムーズに進路を確保できるかどうかが大きなポイントとなる。騎手の判断力が問われるレースだ。
過去データで見る新潟記念の攻略ポイント
- 1番人気は不振：過去10年で1勝のみ。2番人気の好走率が高い。
- 内枠有利（1〜6番）：過去10年で6勝を挙げている。人気薄の激走も多数。
- 前走GⅠ組に注目：特に日本ダービー・安田記念・有馬記念から臨戦した馬が好走歴あり。
- 当年の重賞実績が重要：近8年の勝ち馬7頭が同年に重賞3着以内の実績あり。
データ攻略ポイント総評
新潟記念は例年「波乱含み」の夏の名物重賞。過去10年で1番人気は1勝のみと信頼度が低く、むしろ2番人気や人気薄の激走が目立ちます。特に内枠（1〜6番）が好走率トップで、ロスなく立ち回れる馬には要注目。
さらに、近年の勝ち馬の多くが同年に重賞で3着以内の実績を持っており、勢いある実績馬が有利。加えて前走GⅠ組の好走率も高く、格の裏付けを持つ馬を軽視できません。
まとめると「内枠 × 重賞実績 × 格上臨戦」が攻略のカギ。
穴馬の激走が毎年のように出るレースだけに、人気サイドに盲従せず狙いを絞るのが高配当ゲットへの近道です。
1週前の追い切り注目馬（A〜C）
| 馬名 | 追い切り短評 | 評価 |
|---|---|---|
| クイーンズウォーク | 絶好の動き見せる↗ | A |
| シランケド | 仕上がり良好→ | A |
| エネルジコ | 脚取り確か↗ | A |
| コスモフリーゲン | 力強い伸び脚↗ | B+ |
| ディープモンスター | 楽に好時計↗ | B+ |
| ダノンベルーガ | 本調子には今一息→ | B |
| シンリョクカ | この一追いで良化→ | B |
| ヴェローチェエラ | 札幌帰りでも好調 | B |
【8/28更新】最終追い切り評価（S〜C）
| 馬名 | 評価 | 短評 |
|---|---|---|
| アスクカムオンモア | B | 久々も力強く動き良好 |
| アスクドゥポルテ | C | 気配良化もまだひと息 |
| ヴェローチェエラ | B | 順調でデキ落ちなし |
| エネルジコ | A | 推進力ある走りで好仕上がり |
| クイーンズウォーク | A | 久々も好気配で状態良好 |
| グランドカリナン | B | 一息入るも仕上がる |
| コスモフリーゲン | A | 力強い伸び脚で上昇気配 |
| サスツルギ | C | 乗り込み量豊富も平凡 |
| シェイクユアハート | B | 好気配保ち安定した動き |
| シランケド | A | 久々も好仕上がりで力強さ見せる |
| シンリョクカ | A | 仕上がり良好で動き上々 |
| ダノンベルーガ | A | 力強い伸び脚で復調気配 |
| ディープモンスター | B | 先週好調教で状態キープ |
| ナムラエイハブ | B | 脚取り確かで安定感 |
| バレエマスター | B | 変わりなく順調な仕上がり |
| ブレイディヴェーグ | S | 脚力見せつけ絶好の動き |
| リフレーミング | B | 動き軽快で好気配 |
今年の新潟記念は、仕上がり良好な馬が多く揃い全体的に高水準の動き。
ブレイディヴェーグは脚力を見せつける抜群の動きでS評価、状態の良さが際立ちます。
クイーンズウォーク、シンリョクカ、シランケドも活気十分で、久々ながら好仕上がりをアピール。
エネルジコやコスモフリーゲンも力強い動きでA評価と上昇気配を感じさせます。
一方、サスツルギやアスクドゥポルテはまだ物足りなさが残り評価を割り引き。
ダノンベルーガは復調を感じさせる内容で、当日の気配次第では侮れません。
総じて上位陣のデキは良く、ハイレベルな一戦が期待されます。
【8.30公開】最終見解｜展開・買い目例
展開予想│新潟2000m（芝・左・外回りA）
直線659mの超ロングストレートで瞬発力が問われる舞台。今回は⑪コスモフリーゲンが主導権を握る公算だが、単騎でマイペースを作りやすく、全体のラップはスロー～スロー寄りミドル（＝直線勝負）と読む。好位に④ナムラエイハブ、③グランドカリナン、⑩シンリョクカ、⑤バレエマスター。中団で①ブレイディヴェーグ、⑫シランケド、⑥クイーンズウォーク、⑭アスクカムオンモア。後方に⑮エネルジコ、⑦ダノンベルーガ、⑨ディープモンスターが待機。
直線は外へ持ち出し、上がり32～33秒台を使える差し・瞬発型が台頭する。
最終予想印｜新潟記念2025
◎ ⑫シランケド
…全５勝中４勝が上がり最速（もしくは同タイ）。ヴィクトリアMでも最速上がりで0.0秒差の3着。新潟外回り実績＋55kgでキレ味最大化。展開利も明確。
○ ①ブレイディヴェーグ
…唯一のGⅠ馬。距離延長◎で直線の長い舞台はベストレンジ。別定56kgもこなせる。
▲ ⑮エネルジコ
…3戦3勝すべて最速上がりの怪物級末脚。古馬相手で56kgは楽ではないが、ロング直線なら突き抜けシナリオも。
△ ⑥クイーンズウォーク
…重賞3勝の格と左回り巧者。57kgが鍵も2000m替わりは明確なプラス。
△ ⑪コスモフリーゲン
…逃げて渋太い現役勢。単騎なら粘り込み十分。
△ ⑦ダノンベルーガ
…全盛期ほどの鋭さはなくとも、左回り2000mはベスト条件。一撃の素質は健在。
☆ ⑩シンリョクカ
…昨年覇者。別定で56kgに増えるが、コース適性は最上位級で軽視禁物。
買い目例（馬連・3連複）
馬連
⑫－①⑥⑦⑩⑪⑮（6点）
3連複フォーメーション
1列目：⑫
2列目：①⑥⑮
3列目：①⑥⑦⑩⑪⑮（12点）
――点数を絞るなら
馬連 ⑫－①⑮
3連複 ⑫－①⑮－⑥⑦⑪（6点）
まとめ
別定戦となり“スーパーGⅢ”級の好メンバーでも、鍵は新潟外回り＝瞬発力勝負。本命は末脚確かな⑫シランケド。対抗は地力と舞台適性で①ブレイディヴェーグ、爆発力で⑮エネルジコ。押さえに⑥クイーンズウォーク、⑪コスモフリーゲン、⑦ダノンベルーガ、連覇の余地ある⑩シンリョクカ。想定スローからの上がり勝負で、直線の立ち回り（進路＆外への出し方）が着順を大きく左右する一戦。
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