函館競馬場の特徴を徹底解説|芝・ダート傾向と洋芝適性・攻略ポイントまとめ

函館競馬場の特徴を徹底解説 競馬場一覧

函館競馬場は、JRA10場の中で最も古い歴史を持つ競馬場で、北海道シリーズの開幕を担う重要な舞台です。津軽海峡や函館山を望む美しい景観と、全国一短い直線距離を持つ芝コース、洋芝によるタフな馬場など、他場とは一線を画す特徴を備えています。

この記事では、函館競馬場のコース構造や洋芝の特性、距離別のレース傾向からアクセス情報まで、予想に役立つ情報を初心者向けにわかりやすく解説します。


函館競馬場の基本情報と特徴

函館競馬場は北海道函館市に位置する、JRAで最も歴史のある競馬場です。芝コースは「洋芝」を全面に使用しており、レース後半になるほど馬場の消耗度合いが顕著になります。

また、芝・ダートともに直線距離が非常に短く、展開や位置取りが勝敗を大きく左右します。

項目内容
コース形態右回り
芝コース1周1626.6m(直線262.1m)洋芝
ダートコース1周1475.8m(直線260.3m)
高低差芝・ダートともに最大3.5m
障害コースなし
主な重賞函館スプリントS・函館記念・函館2歳S(すべてGⅢ)

洋芝とは?函館特有の芝質

函館競馬場の芝は札幌と同様に「オール洋芝」。洋芝は葉が柔らかく深く根を張る反面、耐久性が低く、開催後半は芝が傷みやすくなります。雨の影響を受けやすく、開催後半は時計のかかる「力の要る馬場」になりがちです。

そのため、単なるスピード型ではなく、「パワー型」「洋芝巧者」の台頭が目立ちます。北海道シリーズで実績のある馬や血統背景(パワー系血統)に注目しましょう。


コース形状と展開の特徴

函館競馬場の芝コースは、直線が非常に短く(262.1m)、JRA全競馬場中最短です。さらにゴール前は緩やかな下り坂になっており、逃げ・先行馬が有利な傾向が強まります。

3〜4コーナーにはスパイラルカーブが導入されており、スムーズな加速が可能ですが、コーナー出口からゴールまでが短いため、後方一気の追い込みは決まりづらく、展開読みと位置取りが勝負のカギを握ります。


距離別|函館競馬場のコース傾向と狙い方

芝コース

函館競馬場の芝コース
コース画像

芝1000m(2歳新馬専用)
・スタート後すぐにカーブ。スピードのある逃げ・先行馬が有利。

芝1200m
・コーナーまでの距離が長めで、差し馬にもチャンスあり。上り勾配を駆け上がる形で持久力も必要。

芝1800m・2000m
・4コーナーを通るため先行有利。道中で位置を取れる器用さが必要。枠順の有利不利は少ない。

芝2600m
・アップダウンがあり6回のコーナー通過。バテた先行馬を差す展開が多く、スタミナと持久力が重要。

ダートコース

函館競馬場のダートコース
コース画像

ダート1000m
・直線約260mとJRA最短。先行馬圧倒的有利。砂を被らない外枠が好走傾向。

ダート1700m
・逃げ馬よりは差し馬が健闘。先行馬優勢ながら、直線勝負に強い馬が上位に絡む。

ダート2400m
・滅多に行われない長距離戦。コーナー6回、アップダウンあり。タフなレース質に。


函館開催ならではの注目ポイント

馬場の変化に要注意
開催後半は芝が荒れてパワー型向きの馬場になる。洋芝適性に加えて道悪巧者にも注目。

逃げ・先行馬の取捨がカギ
直線が短いため、先行力のある馬が好成績。追い込み一辺倒の馬には厳しい構造。

ローカル騎手 vs 関東・関西勢
札幌と同じく、地方開催での騎手起用にも注目。ローカル実績のある騎手の立ち回りは重要な評価材料に。


アクセス・施設情報

所在地:〒042-8585 北海道函館市駒場町12-2
電話番号:0138-53-1021
開催時間:9:00〜17:00(パークウインズ時:9:20〜16:45)
アクセス

  • JR函館駅からバス・市電で約25分
  • 函館空港から車で約10分/とびっこ号で約25〜50分(経由地により異なる)

まとめ

函館競馬場は短い直線と洋芝、さらに緩やかな起伏とスパイラルカーブによる独特なレイアウトで、他場とは異なるレース傾向を見せる競馬場です。
特に先行力やコース適性が強く問われるため、馬場傾向・展開予測・洋芝適性の見極めが、予想の精度を大きく左右します。

夏の北海道シリーズを制するためには、函館の特徴をしっかり押さえておきましょう!


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