2025年8月24日(日)、札幌競馬場でサマースプリントシリーズ第5戦「第20回キーンランドカップ(GIII)」が行われます。
舞台は札幌芝1200m。秋の大一番・スプリンターズステークスを目指す快速馬が集う、夏競馬の重要ステップです。
本レースはサマースプリントシリーズの行方を左右するだけでなく、勝てばスプリンターズSの優先出走権を獲得できるため、陣営にとっても大きな意味を持ちます。

本記事では過去データの分析、札幌芝1200mの攻略ポイント、さらに最新の追い切り評価をもとに、有力馬の取捨と展開シナリオを徹底予想します。
キーンランドカップ2025のレース概要
項目 | 内容 |
---|---|
レース名 | 第20回 キーンランドカップ(GIII) |
開催日 | 2025年8月24日(日) |
発走時刻 | 15:35(札幌11R) |
開催競馬場 | 札幌競馬場 |
距離・コース | 芝1200m(右・Bコース) |
出走条件 | 3歳以上・国際・別定 |
賞金(1~5着) | 4,300万/1,700万/1,100万/650万/430万 |

本競走はサマースプリントシリーズ第5戦であり、優勝馬にはスプリンターズステークスの優先出走権が与えられる。夏競馬を締めくくる短距離重賞として、シリーズ優勝を狙う馬と秋のGⅠを見据える馬が激突する注目の一戦だ。
出馬表|札幌11R キーンランドカップ(GIII)
出走可能頭数:16頭│登録頭数:22頭
印 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 |
---|---|---|---|---|---|
△ | ウインカーネリアン | 牡8 | 三浦皇 | 57 | 美鹿戸雄 |
エトヴプレ | 牝4 | 丹内祐 | 55 | 栗藤岡健 | |
エーティーマクフィ | 牡6 | 戸崎圭 | 57 | 栗武英 | |
▲ | カルプスペルシュ | 牝3 | 横山武 | 53 | 栗石坂公 |
カルロヴェローチェ | セ5 | 佐々木大 | 57 | 栗須貝尚 | |
クファシル | 牡5 | 吉田隼 | 57 | 栗池添学 | |
サウザンサニー | 牡5 | 黛弘人 | 57 | 美岩戸 | |
ジョーメッドヴィン | 牡4 | – | 57 | 栗清水久 | |
ゾンニッヒ | 牡7 | 武豊 | 57 | 栗池江寿 | |
ツインクルトーズ | 牝5 | 古川吉 | 55 | 美牧 | |
ティニア | 牡5 | バデル | 57 | 栗池江寿 | |
○ | ナムラクララ | 牝3 | 浜中俊 | 53 | 栗長谷川 |
◎ | パンジャタワー | 牡3 | 松山弘 | 57 | 栗橋口慎 |
△ | フィオライア | 牝4 | 坂井瑠 | 55 | 栗西園正 |
プルパレイ | セ6 | ティータ | 57 | 栗須貝尚 | |
△ | ペアポルックス | 牡4 | 松若風 | 57 | 栗梅田智 |
モリノドリーム | 牝6 | ルメール | 55 | 美鹿戸雄 | |
ルージュラナキラ | 牝3 | – | 53 | 美加藤征 | |
レイピア | 牡3 | 北村友 | 55 | 栗中竹 | |
レッドアヴァンティ | 牡6 | – | 57 | 美尾関 | |
レッドヒルシューズ | 牝5 | 川又賢 | 55 | 栗武英 | |
ロートホルン | 牝3 | – | 53 | 美加藤征 |
注目馬紹介|上位人気想定の実力馬をチェック
◎ パンジャタワー(松山弘平)
春のNHKマイルCを制し、短距離戦でも通用するスピードを証明。洋芝適性も十分で、勢いそのままにスプリンターズSを狙う有力候補。
○ ナムラクララ(浜中俊)
前走のTVh杯を制し、1200mで新味を見せた3歳牝馬。斤量53kgの恩恵も大きく、古馬相手でも軽視できない存在だ。
▲ カルプスペルシュ(横山武史)
前走TVh賞をタイレコードで快勝。勢いと成長力が光り、ここでも上位を脅かす可能性は十分。
△ フィオライア(坂井瑠星)
UHB賞を逃げ切って重賞挑戦へ。展開利を得れば、前走同様にしぶとい粘り込みが期待できる。
△ ペアポルックス(松若風馬)
青函S3着から参戦。大外枠での消耗戦でも粘った根性は評価でき、展開ひとつで浮上可能。
コースの特徴と傾向|札幌芝1200m


スタートは2コーナー奥のポケット地点。3コーナーまでの距離は約400mと短く、序盤から流れが速くなりやすい。直線は約268mと短いが、力を要する洋芝のため単純な逃げ切りは難しい。
差し・追い込み勢は直線だけでなく、コーナー途中から動ける器用さが求められるのが特徴だ。
過去データで見るキーンランドCの攻略ポイント
- 人気馬は堅実:1~3番人気が揃って飛んだ年はない。
- 前走函館スプリントS・UHB賞組が中心:特にUHB賞で敗れていた馬の巻き返しに注意。
- 外枠優勢:過去10年で5〜8枠の勝率が高く、内枠人気馬の信頼度は下がる。
- 5歳以下が好走傾向:特に同年に芝1200mのオープン勝ちがある馬は信頼度アップ。

過去10年のキーンランドカップは、上位人気馬の堅実さが特徴的で、1〜3番人気が総崩れした年はありません。ただし、6〜9番人気からの激走例も多く、中穴の台頭には注意が必要です。前走は函館スプリントSやUHB賞からの臨戦馬が中心で、特にUHB賞で敗れていた馬の巻き返しも目立ちます。また、内枠よりも外枠が優勢で、枠順の影響が大きい点は見逃せません。さらに5歳以下で、同年に芝1200mのオープン勝ちがある馬が好走傾向にあり、年齢・実績・ローテーションの3要素を満たす馬が軸候補となります。
1週前の追い切り注目馬(A〜C)
馬名 | 評価 | コメント |
---|---|---|
パンジャタワー | A | 一杯に追われ力強い伸び脚。仕上がり順調。 |
ナムラクララ | A | 反応鋭く気合乗り抜群。上積み十分。 |
カルプスペルシュ | B+ | 軽快な動きで好調キープ。 |
フィオライア | B | 攻め軽めでも動き良好。 |
モリノドリーム | B | フットワーク軽快、状態上向き。 |

各馬の1週前追い切りを見ると、NHKマイルC覇者パンジャタワーは力強い動きで順調そのもの。調整過程からも本番への意欲が感じられます。ナムラクララは反応鋭く、3歳牝馬らしい軽快さで状態は上向き。カルプスペルシュも前走の反動はなく、引き続き好調を維持しています。フィオライアやモリノドリームも気配良好で、展開次第で上位進出の可能性あり。全体的に有力馬は順調に仕上がっており、レース当日は枠順と馬場状態が勝敗を分けるカギとなりそうです。
【今後の更新予定】
- 📌 【8月22日(金)予定】最終追い切り評価(S〜C)
⇒ 当週の動きと仕上がり具合を踏まえた評価を全頭掲載します。 - 📌 【8月23日(土)公開】最終見解|展開予想・買い目例
⇒ 展開シナリオと有力馬の配置を整理し、最終予想と買い目例を提示します。
※更新完了次第、上記セクションに自動反映されます。
まとめ

キーンランドカップは「夏の短距離決戦」かつ「秋のGⅠ前哨戦」という位置づけ。
過去傾向からは 外枠・洋芝適性・前走重賞組 がポイント。
今年は春のマイル王者パンジャタワーを中心に、3歳牝馬ナムラクララや勢いあるカルプスペルシュが挑む構図。波乱含みの一戦で、高配当を狙えるチャンスも十分だ。
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