競馬における「仕上がり」とは馬体のデキ具合のこと。当然、馬体には個体差があり、毛色や体形の大きさなどは遺伝による影響を大きく受けます。 また、パドックでの気配や歩様にもそれぞれの癖を持っているため、何が正解とは一概に言い表すことはできませんが、必要な筋肉の付き方や精神面での充実といった「いい仕上がり」と言える状態があります。
好調と判断すべき仕上がりとは
競走馬の好調時は、全身に張りがあり、馬体が大きく見える時。一方で、皮膚がくすんで馬体がしぼんだ感じがある時は不調であることが多いです。
馬によって体形が異なるため、太い・細いの一様の判断はし難しいですが、そういった時は、好走時の馬体重と比べるなど“縦の比較”をすることで好不調判別の精度を上げることができます。
好仕上がり
仕上がりの良し悪しの判断には、下腹の線が重要です。腹帯(はらおび)は、鞍を括り付ける帯のことで、腹帯から後ろの線が緩やかな丸みを帯びつつ、自然に股下へとせり上がっているラインがベストの状態とされます。
この線のカーブがたるんで見えると太め、丸みが不足していると細めと判断しましょう。
馬体重のわりに大きく見える
パドックで大きく見えた馬は馬体重をチェックしてみましょう。状態が良く活気に溢れ、力強く歩いている馬は他と比較しても、ひと回り大きく見えるものです。
見た目の印象よりも馬体重が少ない馬は、好調と判断して良いでしょう。
ふっくら見せる
馬体がふっくらして見える時は、必要な筋肉が充実して全身がほどよく丸みを帯びた状態。減っていた馬体が戻り、良い状態に近づいている兆候と見ることができます。
小柄な馬や(牡馬よりも)華奢な牝馬が、ふっくらして見えるのは好調と判断することができます。注意すべき点は、太め残りと紙一重でもあるため、じっくりと見極めましょう。
ギリギリの仕上がり
ギリギリの仕上がりとは、ぜい肉を削ぎ落して必要な筋肉だけを残した微妙な仕上がりのことです。これ以上、落とすと細めになってしまうギリギリの究極上げと言えます。
厩舎サイドの勝負にかける意気込みが感じられる仕上げですが、この仕上げが吉と出るか、凶と出るかは、走ってみなければ分かりません。
細めとギリギリの見分け方
細めの状態とは必要以上に筋肉量が落ちてしまった状態のこと。体調を崩し飼い食いが落ちることにより体力も低下してしまっては、好走を望むことはできません。
調教で多少の馬体が減った程度であれば、極限的な仕上がり状態と考えることもできます。また、明らかな太めよりも細い方が、まだ好走の望みはあると見ることもできます。
ギリギリの仕上がりで好走した場合は次走以降で反動が起こる心配もあるため、調教過程には注意しましょう。
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6/25 阪神11R宝塚記念G1
3連複4点的中
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