12月27日(土)の阪神10R 摩耶ステークス(ダ1800m)は、3勝クラスの定量戦。先手争いが落ち着けば好位勢が運びやすく、差し勢は仕掛けどころひとつで届くかどうかが焦点です。今回は追い切りの上積みと隊列の噛み合わせから、軸馬と相手候補、買い目の組み立てまでシンプルにまとめます。
摩耶ステークス2025 概要
日時:2025年12月27日(土)14:45
場所:阪神(5回阪神7日目)10R
距離:1800m(ダート・右)
条件:(特指)(混)3歳以上・3勝クラス・定量
賞金:①1,840.0万/②740.0万/③460.0万/④280.0万/⑤184.0万

ポイントは「好位で我慢できるか」と「直線でひと脚を使える状態か」。先行型が揃う一方で、展開待ちの差し馬もいて、ペースが平均なら前、流れれば差しの台頭まで視野に入ります。追い切り評価と前走内容を照らし合わせ、当日の狙いどころを整理します。
出走表|摩耶ステークス(3勝クラス)
| 馬番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | メイショウソウタ | 牡4 | 鮫島駿 | 58 | 栗岡田 |
| 2 | リトルハピ | 牡4 | 高杉吏 | 58 | 栗大久龍 |
| 3 | ハナウマビーチ | 牡3 | ルメール | 57 | 栗西園翔 |
| 4 | (外)ダブルジョーク | 牡5 | 小沢大 | 58 | 栗小林 |
| 5 | メイショウポペット | 牝5 | 酒井学 | 56 | 栗角田 |
| 6 | ベルウェザー | 牡4 | 吉村誠 | 58 | 栗茶木 |
| 7 | ツキノアカリ | 牝3 | 和田竜 | 55 | 栗牧田 |
| 8 | Bワイドブリザード | セン4 | 武豊 | 58 | 栗佐藤悠 |
| 9 | Bクロニクル | セン6 | 国分恭 | 58 | 栗田中克 |
| 10 | ポルポラジール | 牡4 | 田山旺 | 58 | 栗新谷 |
| 11 | カネトシブルーム | 牡6 | 田口貫 | 58 | 栗大橋 |
| 12 | クァンタムウェーブ | 牡3 | Cデムー | 57 | 栗松永幹 |
| 13 | グランドセントラル | 牡4 | 秋山稔 | 58 | 栗北出 |
| 14 | レッドプロフェシー | 牡5 | 松若風 | 58 | 栗大久龍 |
| 15 | ロードマゼラン | セン6 | ジェルー | 58 | 栗奥村豊 |
| 16 | (外)シンビリーブ | 牡3 | 団野大 | 57 | 栗森秀行 |
展開予想|阪神ダ1800mの傾向は?

想定ペース:M
逃げ:⑧⑪
好位:⑨⑫②⑯
中団:③⑤⑦⑩⑬⑭⑮①
後方:⑥④

ワイドブリザード⑧が主張し、カネトシブルーム⑪がどこまで絡むかが鍵ですが、極端な競り合いにはなりにくい形。平均ペースで流れて好位勢が運びやすく、②⑫⑨⑯あたりの“前で我慢して伸びる”タイプに勝ち筋が生まれやすい一戦です。
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摩耶ステークス2025 追い切り評価まとめ(S〜C)
| 評価 | 馬番 馬名 | 追い切り短評 |
|---|---|---|
| S | ⑫ クァンタムウェーブ | 坂路で楽に先着を連発。叩いた上積みが濃く、動きのハツラツさが一段上。 |
| A | ② リトルハピ | CW/坂路とも折り合いスムーズで終い伸びる。仕切り直しでも態勢は整う。 |
| A | ④ ダブルジョーク | CWで自己ベスト級の好時計&先着。気合乗り良く、嵌まれば一発。 |
| A | ⑨ クロニクル | 久々でも動き軽快で上向き。追われて素軽さが出ており阪神替わりも後押し。 |
| B+ | ① メイショウソウタ | 立て直しで活気十分。久々でも仕上がりは良く、地力でどこまで。 |
| B+ | ⑧ ワイドブリザード | ひと叩きで素軽さが出た。攻めは動くタイプで、自分の形なら粘り込み。 |
| B+ | ⑩ ポルポラジール | 中1週でも元気一杯。行きっぷり軽く、距離短縮をうまくこなせば。 |
| B+ | ⑯ シンビリーブ | デキ落ちなしで動きスムーズ。先行できれば持ち味が生きる。 |
| B | ⑦ ツキノアカリ | 時計は目立たないが身のこなし軽い。昇級・牡馬相手でまずは内容重視。 |
| B | ⑬ グランドセントラル | この一追いで良化気配。渋太さはあるが決め手比べになると課題。 |
| B | ⑭ レッドプロフェシー | 中1週でもしっかり負荷。時計は水準で順調だが、噛み合うかが焦点。 |
| B | ⑮ ロードマゼラン | 軽め調整で大きな上積みは強調しづらい。スタート次第で位置取りが鍵。 |
| C | ③ ハナウマビーチ | 終い13.0は物足りず“重め残り”の印象。能力はあるが仕上がり面で割引。 |
| C | ⑤ メイショウポペット | 鋭さひと息で気配がもう一段。展開待ち色が濃い。 |
| C | ⑥ ベルウェザー | 格下相手に遅れが目立つ内容。変わり身が必要。 |
| C | ⑪ カネトシブルーム | まだ少し重めで遅れもあり。叩きつつ良化待ちの印象。 |

叩き2戦目で動きが一変した⑫クァンタムウェーブが最上位。②リトルハピは折り合いがスムーズで仕上がりに不安がなく、⑨クロニクルも久々でも脚取りが軽く好気配。④ダブルジョークは自己ベスト級で一発ムード。前向きな上積みがある馬から入りたい。
注目馬ピックアップ(◎○▲△☆)|摩耶ステークス予想
◎② リトルハピ
昇級初戦の前走は、早めに来られて先行馬が苦しい流れでも踏ん張っており、クラス通用の地力は示しました。今回は半年ぶりでも、追い切りは落ち着いて折り合い良く、態勢は整った印象。好位で運べる展開想定も追い風で、仕切り直しの勝ち切りに期待。課題は久々での実戦勘だけ。
○⑫ クァンタムウェーブ
骨折明けを叩いて上積みが大きく、追い切りの動きは今回のメンバーでも抜けた存在。好位で脚を溜められれば直線の伸びが違う。気持ちが前に出すぎるとラストが甘くなるリスクは残るが、状態面で強く推せる。
▲⑨ クロニクル
阪神で好走歴があり、番手で揉まれず運べる形が作れそう。追い切りも久々を感じさせない軽快さで、去勢効果も含め精神面の安定が武器。勝ち切りまでは展開の後押しが欲しいが、軸〜相手の中心。
△⑧ ワイドブリザード
主導権候補で、展開ひとつで粘り込みがあるタイプ。前走は同型の圧が強く厳しい形だったが、ひと叩きで素軽さは上向き。単騎に近い形で運べれば怖い。
☆⑯ シンビリーブ
地力を着実につけており、追い切りもデキ落ちなし。好位を取れれば持ち味が出るタイプで、隊列が想定通りなら3着圏に滑り込みがあっていい。
買い目例
馬連:②−⑧⑨⑫(3点)
3連複フォーメーション:
② −⑨⑫ −⑧⑨⑩⑫⑯(7点)
さらに点数を絞るなら:
②−⑨⑫−⑧⑨⑫(3点)
【最終見解】勝つのはこの馬!

本命は ②リトルハピ。
平均ペース想定で好位が有利になりやすい隊列、追い切りで落ち着きと伸びを見せた仕上がり、そして昇級戦でも踏ん張った地力——この3点が揃いました。相手は叩いて気配急上昇の⑫、阪神で安定しやすい⑨が本線。前がすんなりなら⑧の粘り込みまで押さえて勝負します。
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