11月4日に行われる平和賞(船橋1600mダート・2歳オープン・地方全国交流・定量)。
全日本2歳優駿JpnIへの優先出走権を懸けた伝統の2歳重賞。近年は北海道勢が優勢ですが、人気薄の台頭も目立ち、今年も波乱を警戒したい一戦です。
本記事では、展開・追い切り内容・前走内容・コース適性を総合的に分析し、本命馬と買い目を紹介します。
平和賞2026 概要
- 日時:2026年11月4日(水)20:05発走
- 場所:船橋競馬場/11R
- 距離:1600m(ダート・左)
- 条件:サラブレッド系2歳オープン・地方全国交流・定量
- 賞金:1着1,800万円

北海道勢の実績と地元船橋勢の素質がぶつかる注目の一戦。過去10年で5番人気以下が6勝しており、人気通りには決まりにくい重賞です。先行争いが激しくなりそうな今回は、好位から脚を使える馬を重視します。
出走表|平和賞(SⅡ)
| 馬番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 重量 | 厩舎 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ゴールドカレラ | 牡2 | 和田譲 | 55 | 川山崎誠 |
| 2 | ニュースタンダード | 牡2 | 望月洵 | 55 | 門小野望 |
| 3 | トゥルーターゲット | 牡2 | 本田重 | 55 | 船佐藤裕 |
| 4 | アンタレステソーロ | 牡2 | 保園翔 | 55 | 浦小久保 |
| 5 | フライザフラッグ | 牡2 | 篠谷葵 | 55 | 船佐藤裕 |
| 6 | ブレイブプラウド | 牡2 | 御神本訓 | 55 | 船川島一 |
| 7 | プレミアムチーム | 牡2 | 矢野貴 | 55 | 船森泰斗 |
| 8 | ナニワノベンケイ | 牡2 | 川島正 | 55 | 船稲益 |
| 9 | ルースアグレッシブ | 牡2 | 笹川翼 | 55 | 浦小久保 |
| 10 | ツイテユキタイ | 牡2 | 岡村健 | 55 | 船佐藤裕 |
| 11 | シフトチェンジ | 牡2 | 吉原寛 | 55 | 門田中淳 |
展開予想|船橋1600mダートの傾向は?

想定ペース:H
逃げ:⑨⑦⑤⑧
好位:⑪③①④
中団:②⑥
後方:⑩

⑨ルースアグレッシブがブリンカー着用でハナを主張。地元に戻る⑦プレミアムチームも積極的に運ぶ構えで、⑤フライザフラッグ、⑧ナニワノベンケイまで加われば序盤から流れは速くなる。船橋1600mダートはスパイラルカーブを採用しており、コーナーで勢いを保ちながら直線へ向かえるのが特徴。⑪シフトチェンジと③トゥルーターゲットは好位で流れを見極め、②ニュースタンダードは中団から末脚を生かす形。先行勢の消耗が大きくなれば、差し馬の台頭も十分考えられる。
平和賞2026 追い切り評価まとめ(S〜C)
| 評価 | 馬名 | 追い切り短評 |
|---|---|---|
| A | ①ゴールドカレラ | 10/30川崎調教場5F65.3-3F37.6。一杯に追われ、併せ馬に1.1秒先着。躍動感が増して上昇気配。 |
| A | ②ニュースタンダード | 11/1門別坂路3F37.1-1F12.7。10/25も3F37.2を記録。安定した動きで前走以上の気配。 |
| A | ③トゥルーターゲット | 10/31船橋外5F64.3-3F37.2。古馬B1と併入。力強く追われ、動きの鋭さが目立つ。 |
| C | ④アンタレステソーロ | 浦和調教場4F56.0-3F40.8。末一杯に追われて伸びは上々だが、追い切りは手控え気味。 |
| B | ⑤フライザフラッグ | 10/31船橋外5F64.7-3F36.9。一杯に追われてキビキビした動き。攻めを強化して順調。 |
| B | ⑥ブレイブプラウド | 10/31船橋外5F66.0-3F37.4。一杯に追われ、併せ馬と同入。動きはスムーズで状態維持。 |
| B | ⑦プレミアムチーム | 10/31船橋外5F65.4-3F37.4。馬なりで併せ馬に0.1秒遅れ。時計は上々で遅れも心配なし。 |
| B | ⑧ナニワノベンケイ | 10/31船橋外5F66.4-3F36.9。馬なりで終いの伸びは良好。好調を維持している。 |
| B | ⑨ルースアグレッシブ | 10/30浦和調教場4F55.5-3F40.2。直線強めに追われ、併せ馬に0.1秒先着。ブリンカー着用。 |
| B | ⑩ツイテユキタイ | 10/31船橋外5F65.5-3F37.3。馬なりで併せ馬に0.1秒先着。脚色に余裕があり順調。 |
| S | ⑪シフトチェンジ | 10/25門別坂路3F35.8-2F23.6-1F12.2。好時計で先着し、10/31も3F36.7。上昇顕著。 |
追い切り総評

最も高く評価したいのは⑪シフトチェンジ。10月25日の門別坂路で3F35.8秒、ラスト1F12.2秒の好時計を記録し、併せ馬にも先着。10月31日は3F36.7秒と余裕を持たせた調整で、前走からの上積みが期待できる。A評価では①ゴールドカレラが併せ馬に1.1秒先着し、動きの良化が顕著。③トゥルーターゲットも古馬B1と互角に動き、地元の期待馬らしい仕上がりを見せた。②ニュースタンダードは坂路で安定した時計を重ね、前走以上の気配。全体的に有力馬の状態は良く、調教面では⑪シフトチェンジが一歩リードしている。
過去10年のデータ分析|平和賞の傾向
北海道勢が近4年で3勝
2016~2025年の過去10回では、北海道所属馬が4勝、2着3回、3着3回。3着内率43.5%と優秀で、2022年以降は4年連続で連対している。
船橋所属馬は3勝、2着4回、3着3回。地元の利点はあるものの、3着内率20.8%と北海道勢には及ばない。
今年の北海道勢は②ニュースタンダードと⑪シフトチェンジ。ともに重賞での実績があり、過去の所属別傾向からも有力候補となる。
一方、浦和所属馬は過去10年で3着内率42.9%。馬券に絡んだ6頭はすべて小久保智厩舎の管理馬で、今年は④アンタレステソーロと⑨ルースアグレッシブが該当する。
5番人気以下が6勝の波乱傾向
1番人気は過去10年で3勝、連対率60.0%、3着内率70.0%と堅実。ただし、2~4番人気は合計1勝にとどまり、上位人気同士の決着は決して多くない。
注目したいのは5番人気以下の6勝。昨年も6番人気のスマトラフレイバーが優勝し、8番人気のモエレサワンミヤギが2着に入る波乱となった。
今年も実績上位の北海道勢だけでなく、巻き返しを狙う⑦プレミアムチームや条件変更で一変を狙う⑥ブレイブプラウドなど、伏兵の台頭を警戒したい。
前走5着以下からの巻き返しに注目
過去10年の勝ち馬のうち5頭が前走5着以下。前走5着馬は勝率16.7%、3着内率50.0%と好成績を残している。
前走6着以下からも3頭が優勝しており、直近の着順だけで評価を下げるのは危険。特に2歳戦は経験や成長による変化が大きく、前走の敗因を見極めることが重要になる。
今年は鎌倉記念で大敗した⑦プレミアムチームが該当。初遠征での出遅れが響いた前走から、得意の船橋コースに戻る今回は見直しが必要だ。
勝ち馬10頭中8頭が2走前に連対
過去10年の勝ち馬を振り返ると、8頭が2走前に連対。そのうち6頭は勝利を収めていた。
前走で着順を落としていても、それ以前に高い能力を示していた馬の巻き返しが目立つ。
2025年のスマトラフレイバーも、2走前の勝利から鎌倉記念6着を経て平和賞を制した。
今年は⑦プレミアムチームがこのパターンに合致する。デビューからの圧勝劇を考えれば、前走の大敗だけで軽視できない存在だ。
データ分析まとめ

過去10年の傾向から、今年は北海道勢の②ニュースタンダードと⑪シフトチェンジを高く評価したい。特に⑪シフトチェンジは重賞実績に加え、追い切りでも上昇を示している。一方、5番人気以下の勝利が多いレースだけに、地元で巻き返しを狙う⑦プレミアムチームや、小久保智厩舎の⑨ルースアグレッシブにも注意が必要。人気と前走着順にとらわれず、展開と状態を重視したい。
注目馬ピックアップ(◎○▲△☆)|平和賞予想
◎⑪シフトチェンジ
前走サンライズカップは砂の深い内側を通りながら早めに先頭へ迫る強い競馬。重賞で上位争いを続けてきた実績は今回のメンバーでも上位に入る。10月25日の門別坂路では3F35.8秒を記録し、仕上がりも上昇。左回りの練習を重ね、吉原寛人騎手を迎える今回は重賞初制覇の好機。先行争いを見ながら運べる点も魅力だ。
○③トゥルーターゲット
船橋1500mダートでデビューから無傷の2連勝。前走は2番手から抜け出す完成度の高い競馬で、走破時計も大幅に短縮した。10月31日の船橋外では5F64.3秒を記録し、古馬B1との併せ馬でも互角の動き。大型馬らしい成長力があり、距離延長も歓迎できる。地元のコース経験を生かせれば、北海道勢を相手に3連勝での重賞制覇も狙える。
▲②ニュースタンダード
門別1700mダートで2連勝を飾り、その後も重賞で安定した走りを続けている。⑪シフトチェンジには過去に先着しており、能力差は小さい。11月1日の門別坂路では3F37.1秒と順調な仕上がりを披露。追って確実に脚を使える点は魅力で、ハイペースが予想される今回は展開も向きそう。初の長距離輸送と左回りへの対応が鍵になる。
△⑦プレミアムチーム
船橋1500mダートでデビューから2連勝。後続を2秒4差、1秒9差と突き放した内容は圧巻だった。前走の鎌倉記念は初遠征でテンションが上がり、出遅れて大敗しただけに度外視できる。10月31日の追い切りは船橋外5F65.4秒を馬なりで記録し、調整過程も順調。精神面の立て直しが条件だが、地元に戻れば一変しても不思議はない。
☆⑥ブレイブプラウド
前走は砂を被って気持ちが切れた印象で、能力を出し切れていない。今回はブリンカーを着用し、鞍上も御神本訓史騎手へ変更。10月31日の船橋外では5F66.0秒を記録し、併せ馬でもスムーズな動きを見せた。デビュー戦では出遅れながら6馬身差の圧勝を飾っており、素質は十分。揉まれずに運べれば人気以上の走りが期待できる。
買い目例
馬連:
⑪-②③⑥⑦(4点)
3連複フォーメーション
⑪-②③-①②③⑥⑦⑨(9点)
【最終見解】勝つのはこの馬!

本命は⑪シフトチェンジ。前走のサンライズカップは着順以上に内容が濃く、今回の相手関係なら能力上位と判断する。追い切りでも好時計を記録し、左回りへの準備も整った。先行馬が揃う組み合わせだけに、好位から自在に立ち回れる強みが生きるはず。相手は地元の素質馬③トゥルーターゲットと末脚堅実な②ニュースタンダードを重視。穴ではブリンカー着用の⑥ブレイブプラウドに注目したい。
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