2026年9月6日(日)、阪神競馬場で第40回産経賞セントウルステークス(GⅡ)が行われます。
スプリンターズステークスの重要な前哨戦で、今年はピューロマジック、フリッカージャブ、ママコチャ、香港のファストネットワークなどが登録。阪神1200m芝の特徴、過去10年のデータ、展開予想、1週前追い切り評価から有力馬を分析します。
レース概要|第40回産経賞セントウルステークス(GⅡ)
開催日:2026年9月6日(日)
- 競馬場:阪神競馬場
- レース:11R
- 発走:15:30
- 距離:1200m(芝・右内)
- 条件:3歳以上・オープン・別定
- 賞金:1着5,900万円/2着2,400万円/3着1,500万円/4着890万円/5着590万円

サマースプリントシリーズ第6戦として行われ、1着馬にはスプリンターズステークスの優先出走権が与えられます。今年は夏のスプリント重賞を制したピューロマジックとフリッカージャブに、GⅠ実績を持つママコチャ、レッドモンレーヴ、香港から参戦するファストネットワークが挑む構図。秋の短距離王決定戦へ向けて見逃せない一戦です。
特別登録馬|セントウルステークス(GⅡ)
| 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 |
|---|---|---|---|---|
| カルプスペルシュ | 牝4 | – | 55 | 栗石坂公 |
| クラスペディア | 牡4 | 小崎綾 | 57 | 栗河嶋 |
| ダイヤモンドノット | 牡3 | 川田将 | 55 | 栗福永 |
| タマモイカロス | 牡3 | 池添謙 | 55 | 栗藤岡健 |
| タマモブラックタイ | 牡6 | 幸英明 | 57 | 栗角田 |
| (外)ティニア | 牡6 | – | 57 | 栗池江寿 |
| ビッグシーザー | 牡6 | Mデムー | 57 | 栗杉山晴 |
| ピューロマジック | 牝5 | 岩田望 | 55 | 栗安田翔 |
| [外]ファストネットワーク | セン6 | レーン | 57 | 香イプ |
| フリッカージャブ | 牡4 | 松山弘 | 57 | 栗西園翔 |
| プロトポロス | 牡6 | 亀田温 | 57 | 栗西村 |
| ママコチャ | 牝7 | 武豊 | 56 | 栗池江寿 |
| ムイ | 牝4 | – | 55 | 栗笹田 |
| メイショウヨゾラ | 牝5 | 吉村誠 | 55 | 美高柳瑞 |
| ヤブサメ | 牡5 | 田山旺 | 57 | 栗石橋 |
| ヨシノイースター | 牡8 | 田辺裕 | 57 | 栗中尾秀 |
| レッドモンレーヴ | 牡7 | 酒井学 | 57 | 美蛯名正 |
注目馬紹介|有力馬と伏兵
ピューロマジック
前走のアイビスサマーダッシュは抜群のスタートから先頭へ立ち、後続を3馬身突き放してレコード勝ち。持ち前のスピードを存分に発揮しました。今回はコーナーのある阪神1200m芝へ替わりますが、主導権を握れるダッシュ力は大きな武器です。55kgで出走できる点も魅力で、同型との先行争いを抑えられれば重賞連勝が狙えます。
フリッカージャブ
北九州記念では好位3番手から早めに先頭へ立ち、後続の追撃を抑えて重賞初制覇。重馬場でもスピードを持続し、着差以上に強い内容でした。今回はピューロマジックを見ながら運べる立場で、展開面でも有利になりそうです。1週前追い切りでは栗東坂路4F50秒8を記録しており、前走後も高い状態を維持しています。
ファストネットワーク
香港から参戦するセン馬で、前走のチェアマンズスプリントプライズでは4着。海外のトップスプリンターを相手に善戦した実績は、今回のメンバーでも上位に評価できます。日本の高速芝や阪神の急坂への対応は未知数ですが、過去10年で海外G1組は2頭とも連対。レーン騎手を確保しており、初戦から警戒が必要です。
ダイヤモンドノット
前走のNHKマイルカップは好位4番手から進み、直線で一旦先頭へ立って5着。1600mはやや長かった印象で、1200mへの距離短縮は大きなプラスです。前走GⅠ組は過去10年で3着内率40.0%と好成績。3歳馬の55kgも有利で、スプリント戦の速い流れに対応できれば、古馬の重賞実績馬を相手に上位争いが期待できます。
タマモイカロス
前走のCBC賞は後方から運び、4コーナーから直線にかけて外へ振られる不利を受けながら6着まで伸びました。スムーズなら2着争いに加わっていた可能性があり、着順以上に評価できる内容です。1週前は栗東坂路4F51秒4で古馬に先着。3歳馬で55kgと斤量面にも恵まれ、先行争いが激しくなれば末脚が生きます。
ママコチャ
スプリンターズステークスを制した実績を持つスプリントGⅠ馬。前走は浦和1400mダートのさきたま杯で5着でしたが、今回は本来の芝1200mへ戻ります。過去10年で前走GⅠ組は3着内率40.0%と好成績。7歳という年齢はデータ上の課題ですが、能力と実績は上位で、好位から流れに乗れれば勝ち負けまで期待できます。
ヤブサメ
前走の朱鷺ステークスは出負けして後方からとなり、直線でも本来の末脚を発揮できず12着に終わりました。今回は1400mから1200mへの距離短縮となり、折り合い面ではプラスに働く可能性があります。オープン特別組の成績は低調ですが、先行争いが激しくなれば差し脚を生かせる存在。スタートと枠順がポイントです。
ヨシノイースター
前走の北九州記念は中団からしっかり脚を伸ばして3着。斤量を背負いながら重馬場で上位争いに加わり、8歳でも衰えのないところを示しました。7歳以上は過去10年で未勝利ですが、重賞好走実績と阪神の急坂への対応力は軽視できません。前が速くなり、持続力を求められる展開になれば馬券圏内へ浮上します。
レッドモンレーヴ
前走の高松宮記念ではブリンカーの効果もあり、中団寄りの位置から末脚を伸ばして2着。従来の追い込み一辺倒ではなく、流れに乗る競馬ができた点は大きな収穫です。前走GⅠ組の好走率と重賞実績は強調材料。約5カ月ぶりに加えて7歳という課題はありますが、1週前追い切りの動きは良く、地力で上位を狙えます。
特別登録馬短評
登録頭数17頭/出走可能16頭| 馬名 | 短評(前走・適性整理) |
|---|---|
| カルプスペルシュ | 函館スプリントステークスは好位の内で運んだが、直線で内へモタれて5着。スムーズならさらに差を詰められた内容だった。4歳馬の好走データも追い風で、阪神の急坂への対応が鍵。 |
| クラスペディア | CBC賞は押して2番手につけたものの、速い流れを追いかけて終盤に失速。先行力はあるが、今回も前へ行きたい馬が多い。自分のリズムを守り、直線まで余力を残せるかがポイント。 |
| ダイヤモンドノット | NHKマイルカップは先行4番手から一旦先頭に立ち、距離が長いなかで5着に粘った。1200mへの短縮と55kgは好材料。前走GⅠ組のデータも優秀で、スプリントの流れに対応できれば有力。 |
| タマモイカロス | CBC賞は4コーナーから直線にかけて不利を受けながら6着。最後は差を詰めており、着順以上の内容だった。3歳馬は過去10年で未勝利だが、連対率18.8%と相手候補には加えられる。 |
| タマモブラックタイ | CBC賞は16着と大きく崩れた。過去には重賞を制しており、重賞ウイナーを重視するデータには合致する。近走内容から復調が条件となるが、栗東坂路で見せた終いの伸びには注目。 |
| (外)ティニア | 青函ステークスは中団の内で脚をためたが、直線ではジワジワと伸びて5着。オープン特別組の過去成績は低調で、重賞では決め手の強化が必要。ロスなく立ち回ってどこまで迫れるか。 |
| ビッグシーザー | アイビスサマーダッシュは序盤の加速で位置を下げたが、進路を確保してから伸びて4着。復調を感じさせる内容だった。重賞勝ちの実績もあり、コーナーのある1200mへ戻るのは好材料。 |
| ピューロマジック | アイビスサマーダッシュは抜群のダッシュ力で先手を奪い、レコードで3馬身差の圧勝。5歳馬と重賞ウイナーは過去データにも合致する。同型との先行争いと阪神の急坂が焦点。 |
| [外]ファストネットワーク | チェアマンズスプリントプライズで4着に入った香港の実力馬。過去10年の海外G1組は2頭とも連対しており、ローテーションは強調できる。日本の高速芝と急坂への対応がポイント。 |
| フリッカージャブ | 北九州記念は好位から早めに抜け出し、重馬場を克服して重賞初制覇。4歳馬と重賞ウイナーの好走データに該当する。ピューロマジックを深追いせず運べれば直線で逆転を狙える。 |
| プロトポロス | CBC賞は後方の内で脚をため、直線で馬群を割って4着。差す競馬で新味を見せ、レースの幅が広がった。前半の流れが速くなれば展開が向く可能性があり、内でロスなく運びたい。 |
| ママコチャ | さきたま杯は5着だったが、今回はGⅠを制した芝1200mへ戻る。前走GⅠ組と重賞ウイナーのデータは好材料。7歳馬の成績は低調だが、実績と総合力では軽視できない。 |
| ムイ | 安土城ステークスは15着と大敗。1400mから1200mへの距離短縮でスピードを生かしたいが、オープン特別組のデータは低調。栗東坂路の動きは悪くなく、状態面から巻き返しを狙う。 |
| メイショウヨゾラ | 会津ステークスは好位の外から運び、一度交わされながら差し返して勝利。1200mへ短縮して結果を出したが、前走が条件戦だった馬は過去10年で3着以内なし。重賞の流れへの対応が鍵。 |
| ヤブサメ | 朱鷺ステークスは出遅れて後方となり、直線でも末脚不発の12着。オープン特別組の成績は低調だが、1200mへの距離短縮は好材料。前が競り合い、差し向きの展開になれば反撃可能。 |
| ヨシノイースター | 北九州記念は中団から長く脚を使って3着。重馬場と斤量を克服しており、年齢を感じさせない内容だった。7歳以上の成績は低調だが、重賞実績と阪神適性を生かせれば圏内。 |
| レッドモンレーヴ | 高松宮記念は中団から鋭く伸びて2着。前走GⅠ組の3着内率40.0%と重賞勝ちの実績は大きな強み。休み明けと7歳という年齢が課題だが、能力は今回のメンバーでも上位。 |
コースの特徴と傾向(阪神1200m芝)


阪神1200m芝は向正面の中ほどからスタートし、約250mで3コーナーを迎えます。最初のコーナーまでが短く、短距離戦でもあるため、序盤のポジション争いは激しくなりやすいコースです。内回りの3コーナーから4コーナーは半径が大きく、3コーナー付近から直線まで緩やかな下りが続くため、スピードに乗ったまま直線へ向かいます。直線はAコース使用時で356.5m。残り190m付近から約120mで高低差1.8mを駆け上がる急坂があり、瞬発力、コーナーワーク、最後まで脚を保つ持続力が求められます。
過去データから見る攻略ポイント
人気傾向
過去10年では1番人気が7勝を挙げ、勝率70.0%、連対率70.0%、3着内率80.0%と高い信頼度を誇ります。2番人気も1勝2着5回で、連対率60.0%、3着内率70.0%。軸は上位2頭から選ぶのが基本です。
一方、過去10回中9回で6番人気以下の伏兵が馬券に絡んでいます。2023年には14番人気のテイエムスパーダが勝利し、3連単97万8,840円の高配当となりました。上位人気を中心にしながら、相手には人気薄を加えたいレースです。
年齢傾向
過去10年の勝ち馬は4歳と5歳が各5勝を挙げており、優勝馬は全てこの2世代から出ています。3着内率では3歳が25.0%、4歳が24.1%、5歳が25.6%となっており、5歳以下はほぼ互角です。
6歳は勝利こそありませんが3着内率17.9%。7歳以上は0勝、連対率3.6%、3着内率7.1%まで低下します。今年は4歳のフリッカージャブ、5歳のピューロマジックが年齢データに合致します。
前走ローテ
過去10年では前走GⅡ組が3勝、連対率57.1%、3着内率71.4%と最も安定しています。前走GⅠ組も3勝、3着内率40.0%を記録。海外G1組は出走2頭がともに連対しており、格の高いレースから臨む馬が優勢です。
前走GⅢ組は3勝を挙げていますが、出走頭数が多く3着内率は16.0%。オープン特別組は3着内率8.3%、それ以外のローテーションは3着以内がありません。前走の格と重賞でのパフォーマンスを重視したいところです。
実績の重要性
過去10年の優勝馬10頭中9頭には、JRA重賞を勝った経験がありました。重賞ウイナーは9勝2着7回3着5回で、3着内率28.8%。重賞未勝利馬の3着内率11.5%を大きく上回っています。
2023年のテイエムスパーダや2025年のカンチェンジュンガなど、人気薄で勝った馬にも重賞勝ちの実績がありました。人気がなくても、過去に重賞を制している馬は簡単に評価を下げられません。
馬場傾向
秋の阪神開幕週に行われるため、芝の傷みが少なく、速い時計が出やすい傾向があります。内をロスなく通れる先行馬が有利になりやすい一方、今年はピューロマジック、クラスペディア、フリッカージャブ、メイショウヨゾラなど前へ行きたい馬がそろいました。
序盤から競り合えば、ゴール前の急坂で先行馬の脚色が鈍る可能性があります。当日の芝1200mで内と外のどちらが伸びているか、逃げ・先行馬がどこまで残れているかを確認する必要があります。
穴パターン
過去10回中9回で6番人気以下が馬券に絡んでいるため、人気薄を相手から外すのは危険です。狙い目は重賞勝ちの経験がありながら、近走の着順や年齢によって人気を落としている馬。ビッグシーザーやヨシノイースターは、この条件に当てはまる可能性があります。
また、前走で不利を受けたタマモイカロスや、前走GⅠで2着に好走しながら休み明けとなるレッドモンレーヴも注目候補です。上位人気を軸に、実績のある伏兵を組み合わせたいところです。
データ総評

1番人気と2番人気の信頼度が高く、軸は上位人気から選ぶのが基本です。今年は年齢、重賞実績、近走内容がそろうピューロマジックとフリッカージャブが中心。海外G1組のファストネットワーク、前走GⅠ組のママコチャとレッドモンレーヴもデータ上は有力です。一方、6番人気以下が過去10回中9回で馬券に絡んでいます。重賞勝ちのある伏兵や前走で不利を受けた馬を相手へ加え、人気馬だけに絞りすぎない組み立てが有効です。
1週前追い切り評価まとめ(S〜C)
| 評価 | 馬名 | 追い切り短評 |
|---|---|---|
| B | カルプスペルシュ | 栗東坂路で4F54秒2。古馬2勝クラスを追走して同入し、馬なりで順調に乗り込まれている。 |
| B | クラスペディア | 栗東坂路を中心に軽めの調整。大きな負荷はかけていないが、前走後も順調に乗り込まれている。 |
| A | ダイヤモンドノット | 栗東坂路で4F51秒9。最後は13秒2を要したが、一杯に追われてこのひと追いで良化。 |
| A | タマモイカロス | 栗東坂路で4F51秒4、1F12秒5。古馬1勝クラスを相手に0秒2先着し、力強い動き。 |
| B | タマモブラックタイ | 栗東坂路で4F54秒4、1F12秒2。馬なりで併走馬と同入し、終いの反応は悪くない。 |
| B | ティニア | 函館Wで馬なりのまま動き、仕上がりは良好。栗東へ移動後も軽めに調整されている。 |
| A | ビッグシーザー | 栗東坂路で4F50秒8の好時計。併走馬には遅れたが、一杯に追われた意欲的な内容。 |
| B | ピューロマジック | 栗東坂路で4F53秒3。馬なりで力強い脚さばきを見せ、前走時の好状態を維持している。 |
| C | ファストネットワーク | 国内での追い切り内容が確認できていないため暫定評価。来日後の状態を確認したい。 |
| S | フリッカージャブ | 栗東坂路で4F50秒8、3F36秒5、2F23秒8の好時計。負荷十分で動きも力強い。 |
| C | プロトポロス | 栗東坂路で4F62秒5と軽めの内容。前走からの回復を優先しており、最終追い切りが重要。 |
| A | ママコチャ | 栗東CWで5F66秒7、1F11秒2。一杯に追われて馬体の張りも良く、態勢は整いつつある。 |
| A | ムイ | 栗東坂路で4F51秒7。馬なりで好時計を記録し、スピード感のある動きを見せた。 |
| A | メイショウヨゾラ | 美浦Wで5F66秒0、1F11秒2。ゴール前で仕掛けられると素早く反応し、好調を維持。 |
| C | ヤブサメ | 前走から間隔が短く、今回に向けた1週前追い切りは未確認。最終調整の内容を待ちたい。 |
| A | ヨシノイースター | 栗東坂路で4F52秒0、2F24秒2。最後までしっかり追われ、年齢を感じさせない動き。 |
| S | レッドモンレーヴ | 美浦Wで6F82秒7、1F11秒3。併走馬を1秒0突き放し、馬なりで推進力ある走りを披露。 |
1週前 追い切り総評

1週前追い切りで特に目立ったのはフリッカージャブとレッドモンレーヴです。フリッカージャブは栗東坂路4F50秒8を記録し、前走の重賞制覇後も高いレベルで状態を維持。レッドモンレーヴは美浦Wで併走馬を大きく突き放し、休み明けを感じさせない推進力を見せました。タマモイカロス、ママコチャ、メイショウヨゾラも負荷と反応の両面で好内容。最終追い切りではピューロマジックの上積みと、ファストネットワークの来日後の状態を確認します。
最終追い切り評価(S〜C)
最終追い切り公開後に更新します。
展開予想
・想定ペース:ハイペース
・逃げ候補:ピューロマジック、クラスペディア、フリッカージャブ、メイショウヨゾラ
・有利になりそうな脚質:好位差し、差し
最終見解|本命・買い目(前日公開)
枠順・最終追い切り・馬場傾向を踏まえて更新します。
まとめ

セントウルステークス2026は、上位人気の信頼度が高い一方、伏兵の好走も目立つレースです。枠順、最終追い切り、阪神芝の馬場傾向を反映し、本命と買い目を随時更新します。
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