2026年8月23日に札幌競馬場で行われるキーンランドカップは、サマースプリントシリーズ第5戦であり、1着馬にはスプリンターズステークスの優先出走権が与えられます。
今年はパンジャタワー、ウインカーネリアンを中心に、勢いに乗るナムラクララやロジケープなどが登録。札幌1200m芝の特徴、過去データ、追い切り評価、展開予想から有力馬を分析します。
レース概要|第21回キーンランドカップ(GⅢ)
- 開催日:2026年8月23日(日)
- 競馬場:札幌競馬場
- レース:11R
- 発走:15:45
- 距離:1200m(芝・右)
- 条件:3歳以上・オープン・別定
- 賞金:1着4300万円/2着1700万円/3着1100万円/4着650万円/5着430万円

サマースプリントシリーズ第5戦に位置付けられ、勝ち馬にはスプリンターズステークスへの優先出走権が与えられる重要な一戦です。高松宮記念3着のウインカーネリアン、安田記念5着のパンジャタワーに加え、北海道シリーズで結果を残してきた馬が集結。直線の短い札幌1200m芝ながら、洋芝への適性とコーナーでの機動力が問われます。
特別登録馬|第21回キーンランドカップ(GⅢ)
| 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 |
|---|---|---|---|---|
| イツモニコニコ | 牝5 | S.ナレド | 55 | 栗 浜田 |
| ウインカーネリアン | 牡9 | 三浦皇 | 59 | 美 鹿戸雄 |
| エイシンディード | 牡3 | 川又賢 | 55 | 栗 大久龍 |
| エーティーマクフィ | 牡7 | 富田暁 | 57 | 栗 武英 |
| カルプスペルシュ | 牝4 | 横山武 | 55 | 栗 石坂公 |
| サウンドモリアーナ | 牝4 | 武豊 | 55 | 栗 武英 |
| ジョーメッドヴィン | 牡5 | 横山琉 | 57 | 栗 清水久 |
| ゾンニッヒ | 牡8 | Z.ロイド | 57 | 栗 池江寿 |
| ダノンマッキンリー | 牡5 | 池添謙 | 57 | 栗 藤原英 |
| ティニア | 牡6 | 古川吉 | 57 | 栗 池江寿 |
| ナムラクララ | 牝4 | 浜中俊 | 55 | 栗 長谷川 |
| パンジャタワー | 牡4 | 松山弘 | 58 | 栗 橋口慎 |
| マイネルジェロディ | 牡8 | – | 57 | 美 室井 |
| リラエンブレム | 牡4 | – | 57 | 栗 武幸 |
| ルシード | 牡4 | レーン | 57 | 美 田島俊 |
| レッドアヴァンティ | 牡7 | – | 57 | 美 尾関 |
| ロジケープ | 牡3 | 丹内祐 | 55 | 美 尾形和 |
| ロードフォアエース | 牡5 | 岩田望 | 57 | 栗 友道 |
注目馬紹介|有力馬と伏兵
パンジャタワー
前走の安田記念は大外枠から好位につけ、道中でやや行きたがりながらも直線までしぶとく伸びて5着。GⅠのマイル戦でも通用する能力を示しました。体形や走りは短距離向きへシフトしており、1200mへの距離短縮は好材料です。過去10年で好成績を残す4歳馬に該当し、札幌芝でも力強い動きを披露。58キロでも中心視します。
ウインカーネリアン
前走の高松宮記念では先団の馬群で折り合い、直線で一度先頭に立つ見せ場十分の内容で3着。9歳となってもスピードと勝負根性に衰えは見られません。今回は59キロが課題ですが、控える形でも結果を残したことで展開の選択肢は広がりました。久々でも乗り込みは順調で、洋芝への対応と立ち回り次第では押し切りまで警戒が必要です。
エイシンディード
前走の葵ステークスは3番手から運びましたが、直線で粘り切れず6着。初めて暑い時季に出走した影響も考えられ、内容だけで評価を下げる必要はありません。今回は札幌への滞在で調整され、芝コースの最終追い切りでは体の張りと伸びの良さが目立ちました。3歳馬の斤量55キロと先行力を生かせれば、古馬相手でも上位進出が可能です。
カルプスペルシュ
函館スプリントステークスでは3番手の内という好位置を確保しましたが、直線で内へモタれて追いづらくなり5着。それでも大きく崩れず、重賞でも通用するスピードを示しました。函館芝の追い切りでは一杯に追われて鋭く伸び、併走馬に0秒6先着。北海道の洋芝適性と55キロの斤量を生かし、スムーズに走れれば上位争いに加われます。
サウンドモリアーナ
前走の北九州記念は好位で手応え良く進めましたが、直線で伸び切れず6着。緩い馬場が影響した可能性があり、軽さのある馬場なら巻き返しが期待できます。函館ウッドでは古馬を追走して0秒6先着し、その後も終い11秒9を馬なりで記録。状態面の上昇がうかがえます。札幌でリズム良く先行できれば、粘り込みがありそうです。
ダノンマッキンリー
前走のUHB賞はゲートで立ち遅れ、60キロを背負いながら後方から外を回して4着。展開と斤量を考えれば悲観する内容ではなく、今回は57キロへの斤量減も見込めます。折り合いの難しさは残るものの、短期放牧明けを一度使われた上積みも期待できます。発馬を決めて中団付近で脚をためられれば、重賞実績馬の地力を発揮できるでしょう。
ナムラクララ
前走のUHB賞は中団後方で脚をため、直線で進路が開くと鋭く抜け出して快勝。時計のかかる洋芝への高い適性を示しました。脚質転換によって末脚の良さが引き出されており、札幌で同じ形に持ち込める点は強みです。中1週のため強い負荷はかけられていませんが、函館ウッドで終いまで軽快。相手強化でも勢いは軽視できません。
ロジケープ
前走のTVh賞では中団で折り合い、4コーナーから外へ持ち出すと加速ラップで鮮やかに抜け出しました。札幌1200m芝への適性を実戦で証明しており、3歳馬の55キロも有利な材料です。函館ウッドの追い切りでは馬なりのまま推進力ある走りを見せ、その後も好気配を維持。重賞初挑戦でも、成長力とコース適性から警戒が必要です。
エーティーマクフィ
函館スプリントステークスはスタート後に促して中団につけ、直線で進路が開いてから力強く伸びて2着。前残りに近い展開の中で差を詰めており、内容は高く評価できます。7歳馬ながら充実期を迎えた印象があり、北海道滞在でも軽快な動きを維持。年齢別データは不利ですが、函館スプリントステークス好走馬として押さえておきたい存在です。
特別登録馬短評
登録頭数18頭/出走可能16頭| 馬名 | 短評(前走・適性整理) |
|---|---|
| イツモニコニコ | 前走のCBC賞は10着。北海道への輸送と洋芝への対応が鍵になるが、坂路では終い12秒3を記録して好調を維持している。 |
| ウインカーネリアン | 高松宮記念3着の実績は最上位。控える競馬にも対応した点は収穫で、59キロを克服できれば久々でも勝ち負けになる。 |
| エイシンディード | 葵ステークス6着からの巻き返しを狙う3歳馬。札幌滞在で状態は良く、55キロと先行力を生かせる組み合わせだ。 |
| エーティーマクフィ | 函館スプリントステークス2着は展開を考えても優秀。洋芝適性と充実度が高く、年齢だけで評価を下げるのは危険。 |
| カルプスペルシュ | 函館スプリントステークスは直線でモタれながら5着。スムーズなら着順を上げられる内容で、洋芝実績も評価できる。 |
| サウンドモリアーナ | 北九州記念は緩い馬場で伸び切れず6着。追い切りの動きは上向いており、軽い馬場と好位確保が浮上条件になる。 |
| ジョーメッドヴィン | UHB賞は8着。前走以上の相手を迎えるだけに変わり身が必要だが、札幌ダートで終いを伸ばして状態は悪くない。 |
| ゾンニッヒ | 安達太良ステークスは59キロを背負い、後方から追い上げて4着。札幌でも実績があり、展開が流れれば末脚が生きる。 |
| ダノンマッキンリー | UHB賞は出遅れと60キロが響いて4着。今回は斤量面の条件が好転する可能性があり、発馬を決めれば上位進出が可能。 |
| ティニア | 青函ステークスは内で脚をためたものの5着。決め手では見劣るが、札幌芝で好時計を出しており状態は安定している。 |
| ナムラクララ | UHB賞は直線で鋭く抜け出して1着。洋芝で末脚が生きることを証明しており、中1週でも好調を保てれば有力候補。 |
| パンジャタワー | 安田記念5着から1200mへ距離短縮。GⅠ級の能力と4歳馬の成長力が魅力で、折り合って運べれば地力は一枚上。 |
| マイネルジェロディ | 安達太良ステークスは2番手から一度先頭に立つも6着。近走内容から重賞では展開と馬場の助けが必要になりそう。 |
| リラエンブレム | ジューンステークスは道中で掛かって12着。1200mへの大幅な距離短縮で折り合いが改善すれば変わる余地はある。 |
| ルシード | UHB賞は出遅れながら外を進出して2着。崩れた形でも力を示しており、発馬改善ならナムラクララとの逆転も可能。 |
| レッドアヴァンティ | 安達太良ステークスは後方から伸びて5着。芝へ戻る点は問題ないが、追い切りでは追ってからの伸びに物足りなさが残る。 |
| ロジケープ | TVh賞を加速ラップで快勝。札幌1200m芝への適性は高く、3歳馬の斤量を生かせれば重賞でも通用する可能性がある。 |
| ロードフォアエース | UHB賞は中団から伸び切れず5着。外枠続きで展開にも恵まれておらず、枠順と道中の位置取りが巻き返しの鍵になる。 |
コースの特徴と傾向(札幌1200m芝)


札幌1200m芝は2コーナー奥のポケットからスタートし、3コーナーまで約400m。コーナーの半径が大きく、全体の半分近くを緩やかなカーブが占めます。高低差は小さく直線も267.6mと短いものの、力を要する洋芝のため単純な前残りにはなりません。差し馬には直線だけでなく、3~4コーナーから加速できる機動力が必要です。洋芝適性と持続力、コーナーでの位置取りが重要になります。
過去データから見る攻略ポイント
人気傾向
過去10年では2番人気が3勝、2着4回、3着1回で連対率70%、3着内率80%と抜群の安定感を残しています。勝ち馬10頭中8頭は5番人気以内で、基本的には上位人気を中心に組み立てたいレースです。一方、10番人気以下は延べ64頭中、馬券圏内が1頭のみ。極端な人気薄を狙うより、6~9番人気の実力馬を相手候補に加える形が現実的です。
前走ローテ
前走が芝1200mだった馬が出走馬の約8割を占めます。中でも函館スプリントステークス3着以内馬は3着内率42.9%と好成績で、該当するエーティーマクフィは注目候補です。また、UHB賞で2番人気以内に支持された馬も3着内率45.5%。芝1600mからの距離短縮組は勝率21.4%、3着内率42.9%と高く、安田記念から臨むパンジャタワーはデータ面でも有力です。
実績の重要性
夏の北海道シリーズを使ってきた馬だけでなく、春のGⅠから始動する実績馬にも注意が必要です。高松宮記念3着のウインカーネリアンや安田記念5着のパンジャタワーは、今回の登録馬では能力上位。別定戦だけに実績馬は重い斤量を課されますが、GⅠで上位争いを経験している点は大きな強みです。洋芝適性と斤量のバランスを見極める必要があります。
馬場傾向
過去10年の馬番別成績では、1~5番が1勝、6~10番が3勝、11~16番が6勝。内寄りの馬番は勝率2.0%、3着内率12.2%と苦戦しています。外枠でも緩やかなコーナーを利用して加速しやすく、馬場の傷みが進む開催後半は外を通る馬が伸びる傾向も考えられます。ただし、枠順だけで決めつけず、当日の馬場状態と各馬の位置取りを確認したいところです。
穴パターン
大穴の好走は少なく、狙うなら6~9番人気程度の中穴が中心です。洋芝で実績がありながら近走着順で評価を落とした馬や、前走で出遅れ、不利、重い斤量など明確な敗因がある馬が候補になります。UHB賞で60キロを背負ったダノンマッキンリー、函館スプリントステークスでスムーズさを欠いたカルプスペルシュなどは、条件好転で巻き返す余地があります。
データ総評

過去データでは上位人気、3歳馬と4歳馬、馬番6番より外、函館スプリントステークス好走馬、芝1600mからの距離短縮組が有力です。今年は4歳馬で安田記念から距離を短縮するパンジャタワーが複数の好走条件に該当。3歳のエイシンディードとロジケープ、4歳のナムラクララも有力です。枠順確定後は内外の馬場差を加えて評価を調整します。
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1週前追い切り評価まとめ(S〜C)
| 評価 | 馬名 | 追い切り短評 |
|---|---|---|
| B | イツモニコニコ | 坂路で終い12秒3。強めに追われて好調を維持 |
| A | ウインカーネリアン | 美浦ウッドで力強く伸び、年齢を感じさせない動き |
| S | エイシンディード | 坂路で51秒7-11秒9。体も動きも良く仕上がり良好 |
| A | エーティーマクフィ | 函館芝で活気十分。馬なりで軽快な動きを披露 |
| A | カルプスペルシュ | 函館芝でキビキビと動き、終いの反応も良好 |
| A | サウンドモリアーナ | 坂路で余力十分。久々を感じさせない軽快な動き |
| B | ジョーメッドヴィン | 一息入ったが坂路で動きは良く、終いも確か |
| B | ゾンニッヒ | 栗東坂路で力強い動き。久々でも態勢は整いつつある |
| A | ダノンマッキンリー | 栗東CWで終い11秒5。馬なりで上々の反応 |
| B | ティニア | 函館芝でしっかり負荷をかけ、乗り込みは入念 |
| B | ナムラクララ | 函館ウッドを馬なりで消化し、終いの伸びも良好 |
| S | パンジャタワー | 札幌芝で61秒5-11秒5。久々でも力強さが目立つ |
| A | マイネルジェロディ | 栗東坂路で終い11秒9。十分な負荷をかけて好時計 |
| B | リラエンブレム | 坂路で活気十分だが、折り合いと距離対応が鍵 |
| A | ルシード | 札幌ダートで推進力ある走り。好調を維持 |
| B | レッドアヴァンティ | 坂路で一杯に追われ、このひと追いで良化を期待 |
| A | ロジケープ | 函館ウッドで推進力ある走り。前走時の好気配を維持 |
| A | ロードフォアエース | 栗東坂路で52秒3-12秒1。久々でも力強い動き |
追い切り総評

1週前追い切りで特に目立ったのはパンジャタワーとエイシンディードです。パンジャタワーは札幌芝で61秒5、終い11秒5を記録し、休み明けを感じさせない力強さを披露。エイシンディードも栗東坂路で51秒7-11秒9と優秀な時計を出しました。ウインカーネリアンは9歳でも動きに衰えがなく、カルプスペルシュ、サウンドモリアーナ、ロジケープも順調です。
展開予想
- 想定ペース:ミドル~ハイペース
- 逃げ候補:ウインカーネリアン、エイシンディード、マイネルジェロディ
- 有利になりそうな脚質:好位差し・中団差し
最終追い切り評価(S〜C)
※最終追い切り公開後に更新します。
最終見解|本命・買い目(前日公開)
枠順・最終追い切り・馬場傾向を踏まえて更新します。
まとめ

キーンランドカップ2026は、安田記念から距離を短縮するパンジャタワーを中心に、ウインカーネリアンやエイシンディードを警戒します。洋芝実績、年齢、前走ローテ、枠順が重要。最終追い切りと当日の馬場傾向を反映し、本命・買い目を随時更新します。
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