2025年8月3日(日)に新潟競馬場で行われる「第25回アイビスサマーダッシュ(GIII)」は、JRA唯一の直線1000mで行われる重賞レース。夏の名物スプリント戦として多くのファンに親しまれ、スピード自慢が集結する一戦です。

例年、外枠有利&牝馬優勢という傾向が続き、波乱含みの展開にも注目が集まります。
アイビスサマーダッシュ2025のレース概要
項目 | 内容 |
---|---|
レース名 | 第25回 アイビスサマーダッシュ(GIII) |
開催日 | 2025年8月3日(日) |
発走時刻 | 15:45(新潟7R) |
開催競馬場 | 新潟競馬場 |
距離・コース | 芝1000m(直線・左) |
出走条件 | 3歳以上・オープン・別定・国際・特指 |
賞金(1~5着) | 4,100万 / 1,600万 / 1,000万 / 620万 / 410万 |
出馬表|新潟7R アイビスサマーダッシュ(GIII)
※出走可能頭数:18頭/登録頭数:21頭
馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 |
---|---|---|---|---|
ウイングレイテスト | 牡8 | 松岡正 | 58 | 美畠山吉 |
エランティス | 牝5 | – | 55 | 栗杉山晴 |
オリアメンディ | 牝7 | – | 55 | 美南田 |
カフジテトラゴン | 牝6 | 戸崎圭 | 55 | 栗武英 |
カルロヴェローチェ | セン5 | 丸山元 | 57 | 栗須貝尚 |
キタノブレイド | 牡6 | 小林脩 | 57 | 美萱野 |
クムシラコ | 牡7 | 杉原誠 | 57 | 美千葉 |
コラソンビート | 牝4 | 津村明 | 55 | 美加藤士 |
シュラフ | 牝3 | – | 53 | 美佐藤吉 |
ショウナンハクラク | 牡6 | 三浦皇 | 57 | 栗松下 |
シロン | 牝6 | 国分恭 | 55 | 栗小栗 |
スコーピオン | 牡4 | 武藤雅 | 57 | 美武藤 |
テイエムスパーダ | 牝6 | 斎藤新 | 56 | 栗小椋 |
デュガ | セン6 | 江田照 | 57 | 栗森秀行 |
ニシノコニャック | 牡6 | 菊沢一 | 57 | 美伊藤大 |
ニシノトキメキ | 牝5 | – | 55 | 美小手川 |
ピューロマジック | 牝4 | ルメール | 55 | 栗安田翔 |
ファロロジー | 牝6 | – | 55 | 美中舘 |
ブーケファロス | 牡5 | 菅原明 | 57 | 美清水英 |
マジカルガール | 牝5 | 未定 | 55 | 美本間 |
モズメイメイ | 牝5 | 高杉吏 | 56 | 栗前川 |
注目馬紹介|上位人気想定の実力馬をチェック
今年のアイビスサマーダッシュ(GIII)も、スピード自慢が勢揃い。直線1000mに特化した適性、外枠有利という舞台設定を踏まえ、展開・持ち時計・斤量バランスから注目馬をピックアップしました。
◎ ピューロマジック(牝4|ルメール)
3歳時には葵S&北九州記念を連勝した快速馬。前走のドバイGⅠ・アルクオーツスプリントでは不利を受けながら掲示板確保。直線競馬で差す競馬の幅も見せた。坂路では自己ベストを記録し、状態万全。55kgの斤量&鞍上ルメールなら、ここは巻き返しに期待がかかる。
○ モズメイメイ(牝5|高杉吏)
昨年のアイビスSD覇者。近走の敗戦は展開や位置取りの不利によるもので、内容自体は悪くない。スプリンターズSでは大崩れせず、能力は確か。直線1000mで気分よく走れれば、大きな変わり身が見込める存在。連覇も視野に入る。
▲ テイエムスパーダ(牝6|斎藤新)
昨年3着、今年春の韋駄天Sでは圧巻の3馬身差で逃げ切り勝ち。千直巧者の代表格で、高速決着にも強い。前走CBC賞(3歳時)はレコード勝ちで、速い馬場はむしろ歓迎。外枠を引ければ再度好走の可能性大。
△カフジテトラゴン(牝6|戸崎圭)
直線競馬では【0-4-1-0】と全て馬券圏内の安定感。前走の駿風Sは勝ち馬にあと一歩及ばなかったが、ルミエールADで記録した54秒2は高評価。斤量差がカギとなるものの、時計的には上位争い可能。
注目の穴候補たち
- カルロヴェローチェ(牡4|丸山元)
去勢明け3戦目。前走・安達太良Sで勝利し、ようやく本領発揮。JRAレコード保持馬でもあり、直線競馬での一変も。 - コラソンビート(牝4|津村明)
近2戦で復調気配。新潟2歳時にダリア賞勝ちの実績があり、直線1000mへの適性も見込める。気性面の改善が鍵。 - ウイングレイテスト(牡7|松岡正)
昨年2着馬。斤量差が縮まる今回は逆転の可能性も。前走の敗因は馬体減と見られており、立て直し次第では。 - ブーケファロス(牡4|菅原明)
前走の安達太良Sで久々の好走。直線競馬で勝ち星あり。展開ひとつで馬券内浮上も。

高速決着・外枠有利という千直競馬の“傾向と対策”を押さえつつ、展開や馬場状態次第で激走の可能性があるタイプにも注目。上位人気勢だけでなく、適性馬から穴候補まで含めた立体的な予想がカギとなります。
コースの特徴と傾向|新潟芝1000m(直線)

- スタート直後から緩やかな上り→下り→平坦という特殊構造
- コース後半はスピードの持続力が問われる
- 外枠の好走率が圧倒的に高く、8枠>7枠>6枠>…
- 馬群が外ラチ沿いに集中するため、進路取りも重要
- 直線競馬の経験値・適性が明暗を分ける
過去データで見るアイビスSDの攻略ポイント
- 【枠順】外枠有利(8枠の3着内率30.8%)
- 【性別】牝馬が圧倒(過去10年で8勝)
- 【前走距離】1000〜1200mが基本(1400m以上は割引)
- 【前走レース】韋駄天Sで4着以内の好走馬が最重要
- 【人気傾向】1~3番人気が中心も、穴馬の台頭あり(特に牝馬)

アイビスSDは新潟直線1000mという唯一無二の舞台で行われるだけに、明確な傾向が見えやすい重賞です。最大のポイントはやはり「外枠優勢」で、特に7〜8枠は安定した好走率を誇ります。また、牝馬の活躍も顕著で、近年は5連勝中と信頼度は抜群。前走距離やローテーションでは、韋駄天S組の4着以内が狙い目であり、直線適性の高さが問われるレースといえます。展開よりも「コース適性と枠順」がすべてを左右する、データ先行型の重賞です。
【7.24時点】1週前の追い切り注目馬(A〜C)
7月24日時点での坂路・CW追い切りからは、好調さをアピールした馬が複数見られました。調教本数・内容・反応などを総合評価し、S〜Cで格付けしています(最終追い切りで評価が変動する場合あり)。
評価 | 馬名 | コメント |
---|---|---|
A | ピューロマジック | 坂路で好時計。馬体も絞れ、素軽いフットワーク。海外帰りも順調な仕上がり。 |
A | テイエムスパーダ | 栗CWで終い11秒台、全体時計も優秀。好調持続。 |
A | カフジテトラゴン | 坂路で入念に乗り込まれ、ブリンカー効果も引き続き。直線適性高く好調キープ。 |
A | カルロヴェローチェ | 坂路でしっかり負荷をかけており、仕上がりは文句なし。 |
B | モズメイメイ | 坂路でラスト12秒前後。素軽さある動きで前走以上の気配。 |
B | ブーケファロス | 美浦Wで好気配。叩かれて順当に上昇。 |
B | シュラフ | 美坂で安定した動き。前走好走の勢いそのままに。 |
B | クムシラコ | 動きキビキビ。調整内容からも順調さがうかがえる。 |
C | シロン | 変わりなく順調だが、迫力には欠ける。 |
C | ニシノコニャック | 反応鈍め。動きにもうひと押し欲しい印象。 |
C | スコーピオン | 一杯に追われるもトモが甘く、力強さに欠ける。 |

※最終追い切りにて改めて評価を更新予定
【7.30更新】最終追い切り評価(S〜C)
馬名 | 評価 | 追い切りコメント |
---|---|---|
ウイングレイテスト | A | 美浦Wで好時計をマークし、余力十分に先着。動きスムーズ。 |
エランティス | B | 坂路で入念。大きな変化はないが動きは安定。 |
オリアメンディ | C | 一杯に追われるも反応乏しく、上積み乏しい印象。 |
カフジテトラゴン | A | 坂路で力強い動きを披露。仕上がりは良好。 |
カルロヴェローチェ | B+ | 坂路でスムーズな動き。先週の好時計も好印象。 |
キタノブレイド | C | 調教では動きにキレを欠き、評価は下げたい。 |
クムシラコ | B | 動きはスムーズでスピード感もあり好調キープ。 |
コラソンビート | B+ | 終いの伸び良く、素軽さもあり上昇気配。 |
ショウナンハクラク | B | 大きな変化はないが、坂路で安定した走り。 |
シロン | B | CWで好気配保つ。変わりなく順調。 |
スコーピオン | C | 反応が鈍く、鋭さを欠いた内容。 |
テイエムスパーダ | A | 坂路・CWともに動きキビキビ。高い仕上がり。 |
デュガ | B | 元気一杯の動きで好調をキープ。 |
ニシノコニャック | C | 動きに反応の鈍さが見られた。 |
ニシノトキメキ | C | 動き自体は悪くないが、右モタれ癖が不安。 |
ピューロマジック | B+ | 坂路で自己ベスト。イレ込み不安も仕上がり良。 |
ファロロジー | C | 動きの鋭さ今ひとつで上積み乏しい。 |
ブーケファロス | B+ | 美Wで気合乗り上々。好調キープ。 |
モズメイメイ | A | 坂路でフットワーク軽快。状態良好。 |

今年のアイビスSDは、上位人気想定馬の仕上がりが際立ちます。【テイエムスパーダ】【モズメイメイ】【ウイングレイテスト】は動きにキレがあり、調整順調で高評価。【カフジテトラゴン】【カルロヴェローチェ】も力強さとスピード感が光りました。対して【スコーピオン】【オリアメンディ】【ニシノコニャック】などは動きに物足りなさがあり、やや評価を落としています。全体的には良仕上がりの馬が多く、スピード勝負の一戦らしい好メンバーが揃いました。
【8.3公開予定】最終見解|展開・買い目例
※展開分析(外枠先行馬の並び・ラチ沿い進行)
※本命馬とヒモ候補の選定理由
※馬連・ワイド・3連複などの買い目例を具体的に提示予定です。
まとめ

「唯一無二の千直重賞」アイビスサマーダッシュは、外枠×牝馬×スピード×韋駄天S組がキーワード。今年も例年通りの「外枠先行押し切り+差し脚キレる牝馬」が台頭の軸になるでしょう。
追い切り評価と枠順発表後に、最終見解を更新予定です。
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