2026年11月14日(土)、京都競馬場で第61回デイリー杯2歳ステークス(GⅡ)が行われます。
今年は、野路菊Sを制したブラッドバローズ、新潟2歳Sで3着に入ったトップチェッカーを中心に、新馬戦を快勝したキューティボンド、シェフザーデ、スマートピナクルら13頭が登録。
過去10年では1番人気が6勝を挙げる一方、下位人気馬の好走も目立つ一戦です。実績馬と新興勢力が顔を揃える京都1600m芝の2歳重賞を、前走内容・追い切り評価・過去データから分析します。
レース概要|第61回デイリー杯2歳ステークス(GⅡ)
- 開催日:2026年11月14日(土)
- 競馬場:京都競馬場
- レース:11R・WIN5対象⑤
- 発走:15:45
- 距離:京都1600m芝(Bコース・右外)
- 条件:2歳・オープン・馬齢
- 賞金:1着4,000万円/2着1,600万円/3着1,000万円/4着600万円/5着400万円

1966年に創設されたデイリー杯2歳ステークスは、翌年のクラシック戦線を見据える2歳馬が集う伝統の重賞です。今年は重賞経験のあるトップチェッカー、インカルナータに加え、オープン特別を制したブラッドバローズや新馬戦で素質を示した馬たちが参戦。京都外回り特有の下り坂からの加速と、直線での末脚勝負が見どころとなります。
特別登録馬|第61回デイリー杯2歳ステークス(GⅡ)
登録13頭/出走可能18頭
| 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 |
|---|---|---|---|---|
| インカルナータ | 牡2 | 北村友 | 56 | 栗西園翔 |
| キューティボンド | 牝2 | 川田将 | 55 | 栗福永 |
| コルサロ | 牡2 | 幸英明 | 56 | 栗中竹 |
| シェフザーデ | 牡2 | – | 56 | 栗野中 |
| スマートピナクル | 牝2 | 武豊 | 55 | 栗石橋 |
| スーサンコルティナ | 牡2 | 田口貫 | 56 | 栗鈴木孝 |
| トップチェッカー | 牡2 | Cデムー | 56 | 栗武英 |
| ヒアカムズザサン | 牡2 | 坂井瑠 | 56 | 栗中竹 |
| ブラッドバローズ | 牡2 | 松山弘 | 56 | 栗杉山晴 |
| ブレイクアウェイ | 牡2 | 岩田望 | 56 | 栗上村 |
| リュウトウコヤク | 牡2 | 浜中俊 | 56 | 栗鈴木孝 |
| ルースソラール | 牡2 | Mデムー | 56 | 栗吉岡 |
| レオンティウス | 牡2 | 丸山元 | 56 | 美田中勝 |
注目馬紹介|有力馬と伏兵
ブラッドバローズ
前走の野路菊Sは二の脚を利かせて先手を奪い、超スローペースからの瞬発力勝負を制した。直線ではラスト2ハロン目に10秒6のラップを刻み、後続を寄せ付けない完勝。松山弘平騎手もマイルへの適性を評価しており、今回の距離短縮は好材料となる。栗東CWでは6F82秒8、ラスト11秒7を記録し、軽快な動きを披露。前走とは異なる流れへの対応が課題だが、先行力と瞬発力を兼ね備えた有力候補だ。
トップチェッカー
新潟2歳Sはスタートで出負けし、中団の外から追い込んで3着。上がり3F33秒3を記録したが、道中の距離ロスや追い出してからの反応に課題を残した。騎手も推進力が増せばさらに良くなると評価しており、成長の余地は大きい。栗東CWでは5F69秒4、ラスト11秒6を記録し、久々でも軽快な動きを見せている。重賞経験を生かし、前走以上の位置取りで運べれば勝ち負けに加われる。
キューティボンド
京都の新馬戦は中団のやや前で折り合い、勝負どころで包まれる場面がありながらも直線で外へ持ち出して快勝。初戦から落ち着いたレース運びを見せ、完成度の高さが印象に残った。今回は重賞で相手が強化されるが、同じ京都コースを経験している点は強み。栗東CWでは6F87秒0、ラスト11秒6を馬なりで記録し、余裕ある手応えを維持。レースセンスを生かした上位進出を期待したい。
スマートピナクル
前走の京都新馬戦は好スタートから3番手を確保し、直線で馬場のいいところへ持ち出すとノーステッキで抜け出して完勝。武豊騎手も素直さや乗り味の良さを評価しており、初戦から高い完成度を示した。今回は重賞でペースが速くなる可能性もあるが、先行力と操縦性は大きな武器。栗東坂路では4F54秒2、ラスト12秒3を馬なりで記録。軽快な動きを維持しており、引き続き注目したい。
シェフザーデ
京都の新馬戦は好位から直線で一気に抜け出し、2着に3馬身差をつけて快勝。回転力のある走りと鋭い加速が目立ち、初戦から高い素質を示した。騎手も距離延長への対応に前向きで、今回のマイル戦でも期待が持てる。栗東CWでは6F81秒9、ラスト11秒2を馬なりで記録し、併せ馬にも先着。調教の動きは今回の登録馬でも目立っており、重賞初挑戦でも軽視できない。
スーサンコルティナ
中京の新馬戦は中団の馬込みで脚を温存し、直線で外へ持ち出すと鋭く加速して差し切り勝ち。勝負どころでは反応の鈍さを見せたものの、追われてからの伸びには見どころがあった。今回は休み明けでの重賞挑戦となるが、栗東CWでは7F98秒9、6F81秒9と長めから負荷をかけ、併せ馬に大きく先着。ひと追いごとに状態が良化しており、末脚を生かせる展開なら浮上の余地がある。
ブレイクアウェイ
中京の新馬戦は好スタートから3番手の外につけ、4コーナーで先頭に並びかけると直線で抜け出して勝利。追い比べでも最後まで脚色が衰えず、安定した先行力を示した。一方で、騎手が指摘した走りの硬さは今後の課題となる。栗東CWでは7F97秒8、6F81秒6、ラスト11秒5を記録し、ひと追いで動きが良化。休み明けでも仕上がりは進んでおり、初戦からの成長を見せたい。
ルースソラール
前走の東京1勝クラスはスタートで後手を踏み、最後方から追い込んで3着。上がり最速タイの脚を使っており、末脚の能力は十分に示した。ただし、前半の追走に余裕がなく、今回も序盤の位置取りが課題となる。栗東坂路では11月7日に4F52秒7、ラスト12秒3を記録し、併せ馬にも先着。調教内容は良好で、無理なく流れに乗れれば直線での浮上が期待できる。
特別登録馬短評
前走内容と調整状況を整理しました。
登録13頭/出走可能18頭| 馬名 | 短評(前走・適性整理) |
|---|---|
| インカルナータ | 新潟2歳Sは道中のテンションが高く、4角で大きく外へ逸走して9着。能力を発揮できなかったが、栗東CWでは6F80秒8を記録し、併せ馬にも先着。立て直しは進んでおり、落ち着いて競馬に臨めるかが鍵となる。 |
| キューティボンド | 京都の新馬戦は中団から直線で外へ持ち出し、ゴール前で抜け出して快勝。初戦からレース運びの巧さを見せた。栗東CWでは馬なりでラスト11秒6を記録し、余裕ある動き。重賞でも完成度の高さを生かしたい。 |
| コルサロ | 京都の未勝利戦は出遅れながらも中団から脚を伸ばし、ゴール前で差し切り勝ち。速い流れで折り合いがつき、終盤の反応も良かった。栗東坂路では4F53秒2を記録。引き続き順調だが、発馬の安定が課題となる。 |
| シェフザーデ | 京都の新馬戦は好位から鋭く抜け出し、2着に3馬身差をつけて快勝。芝での回転力と加速力が光った。栗東CWでは6F81秒9、ラスト11秒2を馬なりで記録し、併せ馬にも先着。調教内容からも高い素質がうかがえる。 |
| スマートピナクル | 京都の新馬戦は3番手からノーステッキで抜け出して完勝。素直な気性と操縦性の高さが魅力。栗東坂路では4F54秒2、ラスト12秒3を馬なりで記録し、軽快な動きを維持。相手強化でも先行力を生かしたい。 |
| スーサンコルティナ | 中京の新馬戦は中団から直線で鋭く加速して差し切り勝ち。勝負どころの反応には課題を残したが、決め手は十分。栗東CWでは長めから負荷をかけ、併せ馬に1秒2先着。休み明けでも仕上がりは進んでいる。 |
| トップチェッカー | 新潟2歳Sは出負けしながらも中団から追い込み3着。上がり33秒3の末脚を使い、重賞でも能力を示した。栗東CWではラスト11秒6を記録し、久々でも動きは軽快。発馬と追い出してからの反応が改善すれば前進可能。 |
| ヒアカムズザサン | 札幌の未勝利戦は途中から先頭に立ち、直線でも後続を引き離して快勝。レースを重ねて前向きさが増している。栗東坂路では4F54秒4、ラスト13秒7と動きはまずまず。今回は相手強化と距離条件への対応がポイント。 |
| ブラッドバローズ | 野路菊Sは超スローの逃げから鋭く加速し、後続を寄せ付けず快勝。ラスト2ハロン目の10秒6が際立つ。栗東CWでは6F82秒8、ラスト11秒7を記録し、動きは軽快。マイルへの距離短縮にも期待が持てる。 |
| ブレイクアウェイ | 中京の新馬戦は好位から抜け出して快勝。走りに硬さはあるものの、追い比べで最後まで脚色が衰えなかった。栗東CWでは7F97秒8、ラスト11秒5を記録。ひと追いで動きが良化しており、成長力に注目したい。 |
| リュウトウコヤク | もみじSはスタートで後手を踏み、後方から流れ込んで5着。初戦で見せた先行力を生かせなかった。栗東CWでは7F98秒0、ラスト11秒5を記録し、併せ馬にも先着。調教内容は良好で、発馬の改善が巻き返しの条件となる。 |
| ルースソラール | 東京の1勝クラスは最後方から上がり最速タイの脚を使って3着。前半の追走に課題は残るが、末脚の能力は高い。栗東坂路では4F52秒7、ラスト12秒3を記録し、併せ馬にも先着。流れに乗れれば上位進出も可能。 |
| レオンティウス | 芙蓉Sは道中で力みが目立ちながらも5着を確保。騎手は距離短縮に前向きな見解を示している。美浦Wでは6F85秒6、ラスト11秒6を馬なりで記録。調教の動きは悪くなく、折り合いの改善が鍵となる。 |
コースの特徴と傾向|京都1600m芝


京都1600m芝の外回りコースは、2コーナー奥の引き込み線からスタート。向正面が長く、序盤は各馬がポジションを取りやすい構造です。向正面の半ばから3コーナーにかけて高低差3.9mの上り坂があり、残り約820mからは急な下り坂へ。ここで自然とペースが上がり、各馬が早めにスパートを開始します。今回使用するBコースの直線距離は398.7m。ゴール前は平坦で、瞬発力に加えて長く脚を使える持続力も重要です。特に下り坂から加速する展開になりやすく、マイル戦でも1800m前後をこなせるスタミナが武器になります。
過去10年データから見る攻略ポイント
人気傾向|1番人気が6勝、相手には伏兵も
過去10年の優勝馬10頭中9頭が単勝3番人気以内。なかでも1番人気は6勝を挙げ、勝率60.0%、3着内率80.0%と高い信頼度を示しています。
一方、2・3着には6番人気以下の馬が計7頭入り、2023年には8番人気と10番人気が馬券圏内に好走しました。
勝ち馬は上位人気を中心に考えつつ、相手候補には人気薄も加えたいレースです。
前走ローテ|新馬・未勝利勝ち直後でも通用
前走が新馬戦だった馬は3着内率45.8%、未勝利戦だった馬も47.6%と好成績。キャリアの浅い馬でも十分に重賞で通用しています。
今年の登録馬では、新馬戦を快勝したキューティボンド、シェフザーデ、スマートピナクル、スーサンコルティナ、ブレイクアウェイが該当。未勝利戦を勝ったコルサロも注目対象です。
また、前走オープン特別の勝ち馬は過去10年で〔2・1・1・2〕と好成績。野路菊Sを制したブラッドバローズにとっても心強い傾向です。
反対に、前走重賞組の3着内率は15.0%。新潟2歳Sで3着だったトップチェッカーは実績上位ですが、重賞経験だけで過信はできません。
前走距離|芝1600m組が中心
過去10年の3着以内馬30頭中16頭が、前走も芝1600mに出走していました。前走芝1600m組は6勝を挙げ、連対率31.7%、3着内率39.0%と安定しています。
芝1400m組の3着内率は35.7%、芝1800m組も33.3%と悪くありません。一方、芝1200m組は3着が1回のみ、芝2000m組は3着以内がありません。
前走からの距離変更が200m以内に収まる馬を重視したいところです。
データ総評

過去10年の傾向からは、上位人気馬の信頼度が高い一方、相手には伏兵が食い込む余地があります。特に注目したいのは、前走で初勝利を挙げた素質馬とオープン特別の勝ち馬です。今年はブラッドバローズが実績面で有力ですが、シェフザーデ、キューティボンド、スマートピナクルもデータ上は軽視できません。トップチェッカーは重賞実績が魅力となる一方、前走重賞組の成績を踏まえ、最終追い切りと当日の状態を慎重に見極めたいところです。
1週前追い切り評価まとめ(S〜C)
| 評価 | 馬名 | 追い切り短評 |
|---|---|---|
| A | インカルナータ | CW6F80秒8、終い12秒1。併せ馬に先着し立て直し良化。 |
| A | キューティボンド | CW6F87秒0、終い11秒6。馬なりで余裕ある手応え。 |
| B | コルサロ | 坂路4F53秒2。変わりなく順調な調整内容。 |
| S | シェフザーデ | CW6F81秒9、終い11秒2。馬なりで鋭く伸び併せ先着。 |
| A | スマートピナクル | 坂路4F54秒2、終い12秒3。馬なりでキビキビした動き。 |
| A | スーサンコルティナ | CW7F98秒9、終い12秒0。併せ馬に大きく先着し良化。 |
| A | トップチェッカー | CW5F69秒4、終い11秒6。久々でも動き軽快。 |
| C | ヒアカムズザサン | 坂路4F54秒4、終い13秒7。動きはまずまずも鋭さ不足。 |
| A | ブラッドバローズ | CW6F82秒8、終い11秒7。強めに追われて動き軽快。 |
| A | ブレイクアウェイ | CW7F97秒8、終い11秒5。ひと追いで動き良化。 |
| A | リュウトウコヤク | CW7F98秒0、終い11秒5。併せ馬に先着し脚色に余裕。 |
| S | ルースソラール | 坂路4F52秒7、終い12秒3。古馬相手に追走先着。 |
| B | レオンティウス | 美浦W6F85秒6、終い11秒6。馬なりで余力を残す。 |
追い切り総評

調教内容で特に目立つのはシェフザーデとルースソラール。シェフザーデはCWで馬なりのままラスト11秒2を記録し、併せ馬にも先着。バネの利いた動きは今回の登録馬でも際立つ。ルースソラールも坂路で古馬3勝クラスを相手に先着し、負荷の強い調整を消化した。スーサンコルティナ、インカルナータも併せ馬で良化を示しており、ブラッドバローズとトップチェッカーは順調な仕上がり。最終追い切りでの上積みに注目したい。
展開予想
- 想定ペース:S〜M(スロー〜平均ペース)
- 有利になりそうな脚質:先行・好位差し
枠順確定後に詳細更新します。
最終追い切り評価(S〜C)
最終追い切り公開後に更新します。
最終見解|本命・買い目(前日公開)
枠順・最終追い切り・馬場傾向を踏まえて更新します。
まとめ

デイリー杯2歳ステークス2026は、野路菊Sを制したブラッドバローズと、新潟2歳Sで3着に入ったトップチェッカーを中心に評価。新馬戦を快勝したキューティボンド、シェフザーデも侮れない。追い切りではシェフザーデとルースソラールが好気配を示しており、最終調整と枠順を確認して結論を出したい。
競馬ブログランキングに参加しています。記事更新のモチベーションになりますので応援クリックをお願いします!

競馬ランキング
関連リンク

