2025年8月6日（水）、川崎競馬場のメイン11Rで行われる「芙蓉賞（週刊ギャロップ杯）」は、秋の重賞・戸塚記念へのトライアル戦。舞台は3歳限定・ダート2000mの別定戦です。
本番出走権を目指す素質馬が揃うなか、注目は矢野貴之騎手との再コンビで臨むドリームジャパン。巻き返しへ向けた陣営の意気込みにも注目です。
この記事では、展開予想・追い切り診断・本命馬の考察を交え、最終結論と買い目例をお届けします。
レース概要｜芙蓉賞とは？
レース名：芙蓉賞（週刊ギャロップ杯）
開催日：2025年8月6日（水）川崎11R 発走20:15
距離・条件：ダート2000m（左）・3歳・オープン（別定）・準重賞
賞金：1着500万円、2着175万円、3着100万円、4着75万円、5着50万円
備考：戸塚記念（SI）トライアル（1～3着馬に優先出走権）
秋の重賞「戸塚記念」を見据えた3歳限定の中距離戦。上位3頭に優先出走権が与えられる一戦とあって、各陣営ともに気合が入る。
出馬表｜川崎11R 芙蓉賞（準重賞）
| 馬番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | 所属 |
|---|---|---|---|---|---|
| １ | ストームレーン | 牡3 | 福原杏 | 53 | 浦水上 |
| ２ | キャプテンブルー | セ3 | 西啓太 | 54 | 船伊藤滋 |
| ３ | モルジブフレイバー | 牡3 | 笠野雄 | 55 | 船稲益 |
| ４ | スピンディエゴール | 牡3 | 笹川翼 | 54 | 浦繁田 |
| ５ | ピノマハナ | 牡3 | 本田重 | 55 | 浦野口孝 |
| ６ | シングアウト | 牡3 | 新原周 | 53 | 川茂木 |
| ７ | アドルナティック | 牡3 | 伊藤裕 | 54 | 川村田順 |
| ８ | チャチャハツゴウ | 牝3 | 本橋孝 | 53 | 川林隆 |
| ９ | ドリームジャパン | 牡3 | 矢野貴 | 55 | 川高月賢 |
| 10 | レッドサラマンダー | 牡3 | 加藤雄 | 55 | 川久保秀 |
展開予想｜緩やかな流れからの後半勝負に
ペース：S（スロー）
逃げ候補は②キャプテンブルーと③モルジブフレイバー。ハナ争いは激化せず、スローペース濃厚。好位に④スピンディエゴール、⑧チャチャハツゴウ、⑨ドリームジャパンが控える形。
２周目向こう正面からペースアップし、スピン・ドリームが進出。仕掛けのタイミングとスタミナ比べがカギとなる。
調教評価｜最終追い切りから好調馬を見極める
芙蓉賞2025出走馬の調教評価（S〜C）一覧です。追い切りの内容や動きの良し悪しを踏まえてランク付けしました。
| 評価 | 馬名 | 調教内容・短評 |
|---|---|---|
| S | ⑨ドリームジャパン | 馬なりで終いまで軽快な動き。併せ先着で反動もなく、前走落鉄の影響なし。状態万全。 |
| A | ②キャプテンブルー | 馬なりで反応鋭く、好気配。軽快な動きが目立ち、状態キープで仕上がり良好。 |
| A | ③モルジブフレイバー | スムーズな動きで順調な仕上がり。馬具工夫もあり、前走からの上積みに期待。 |
| B+ | ⑧チャチャハツゴウ | ブリンカー着用後も安定して好気配。軽快な脚取りで好調キープ。 |
| B | ⑤ピノマハナ | 意欲的に乗り込み豊富。一杯に追われて活気あり、距離対応が鍵。 |
| B | ⑦アドルナティック | 単走ながら集中した走り。馬なりで余力を残す内容で好調維持。 |
| B | ①ストームレーン | 浦和坂路で終いしっかりと伸びる動き。やや慣れ必要も、状態は上向き。 |
| C+ | ⑥シングアウト | 一杯に追われてまずまずの反応。距離試しの意図が強く、まだ粗削りな印象。 |
| C | ④スピンディエゴール | 単走でやや動き鈍め。立て直し後の勢いはあるが、前走と比較するとやや物足りない印象。 |
■有力馬分析｜本命・対抗・単穴を徹底解説
◎ ⑨ドリームジャパン（牡3・高月賢一厩舎）
→ 前走は発馬直後の落鉄で力を出せず。矢野騎手との再コンビで巻き返し濃厚。川崎2000m適性もあり、力を出せれば勝ち負け必至。
○ ②キャプテンブルー（セ3・伊藤滋規厩舎）
→ 川崎での好走歴があり、斤量54kgも好条件。逃げ粘りの目があり、展開次第では頭も。
▲ ③モルジブフレイバー（牡3・稲益貴弘厩舎）
→ 馬具の工夫で変わり身があれば怖い一頭。気分良く運べれば粘り強さを発揮できる。
△ ⑤ピノマハナ（牡3・野口孝司厩舎）
→ 復調気配あり。距離延長はカギだが、地力は通用する水準。中団からの差しに注目。
☆ ⑧チャチャハツゴウ（牝3・林隆之厩舎）
→ ブリンカー装着で一変。距離延長を克服できれば連勝の勢いで好勝負も。
■最終結論と買い目｜“能力と騎手”で選ぶなら
最終印
◎ ⑨ドリームジャパン
○ ②キャプテンブルー
▲ ③モルジブフレイバー
△ ⑤ピノマハナ
☆ ⑧チャチャハツゴウ
買い目例
- 馬連：⑨－②③（2点）
- 三連複フォーメーション：⑨－②③－②③⑤⑧（5点）
- 三連単フォーメーション：⑨→②③→②③⑤⑧（6点）
■まとめ｜芙蓉賞2025は“距離適性×展開力”がカギ
川崎2000mというトリッキーな条件のなか、位置取りと仕掛けのタイミングが勝敗を分ける一戦。ドリームジャパンの巻き返しに注目しつつ、展開の鍵を握る先行勢にも警戒を怠れない。
戸塚記念トライアルの重要な一戦、クラシック路線へ向けた“試金石”を見届けよう。
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