2025年11月30日に行われる京都ダート1800m・3勝クラスの花園ステークス。
今年は「ペースを作る先行勢」と「末脚確かな差し勢」が揃い、タフな消耗戦になりそうなメンバー構成です。追い切りで状態の良さが光る馬と、京都ダート1800mとの相性を踏まえて、本命と買い目をシンプルにまとめます。
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花園ステークス2025 概要
日時：11月30日（日）14:40発走
場所：4回京都8日目 10R
距離：ダート1800m（右）
条件：(特指),(混),3歳以上,3勝クラス,定量
賞金：1着1840万／2着740万／3着460万／4着280万／5着184万
ワイドブリザード、アーロンイメルなど前に行きたいタイプが多く、京都ダート1800mらしい持久力勝負になりそうな一戦。重賞実績のあるヒルノハンブルク以下、昇級組や叩き2戦目の上昇馬が揃い、「地力＋状態＋展開の噛み合い」が問われるレースです。
展開予想｜京都ダ1800mの傾向は？
想定ペース：M（平均〜やや速め）
逃げ：⑩ワイドブリザード、⑮アーロンイメル
好位：⑭マルチャレアル、③メイショウフウドウ、⑤メイショウミカワ、②ロードラビリンス
中団：⑥ベルウェザー、⑧イデアイゴッソウ、⑨ペンナヴェローチェ、⑫ヒルノハンブルク、⑯パシアンジャン
後方：①ジュタロウ、⑦サンライズグルーヴ、⑪サイモンブーケ、⑬レーウィン
⑩ワイドブリザードと⑮アーロンイメルの主導権争いで、道中は緩みの少ない持久力戦を想定。前崩れまではいかなくても、直線入口からは好位〜中団外で脚を溜めた組が台頭しやすい形です。好位差しが理想で、重賞で鍛えられたヒルノハンブルクや、末脚確かなペンナヴェローチェに展開は向きやすいと見ます。
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花園ステークス2025 追い切り評価まとめ（S〜C）
| 評価 | 馬番・馬名 | 追い切り短評 |
|---|---|---|
| S | ⑨ ペンナヴェローチェ | CWで上がり重点ながら実にシャープな脚捌き。馬体の張りも良く、高水準で仕上がった印象で、このクラスでも状態面はトップクラス。 |
| A | ⑧ イデアイゴッソウ | 美浦Wで好時計連発。併せ馬でも先着しており、動きハツラツ。休養を挟んでの立て直しが奏功し、活気十分で上昇ムード。 |
| A | ⑩ ワイドブリザード | CWで同級馬を追走してしっかり先着。大きく見せる馬体に活気があり、逃げて粘り込む自分の形に持ち込めるだけの仕上がり。 |
| A | ⑫ ヒルノハンブルク | 中2週でも坂路でしっかり負荷をかけ、時計・動きとも水準以上。追走遅れは気にせずで、前走からデキを維持〜微増と見ていい。 |
| A | ⑮ アーロンイメル | 坂路で終いまでしっかり伸びて先着。やや頭は高いが、全体としてデキは安定。前走の好内容をそのまま再現できる態勢。 |
| B+ | ③ メイショウフウドウ | CWで珍しく攻め強化され、終いの伸びが目立つ内容。まだ余地は残すが、状態面はひと段階上向いてきた。 |
| B+ | ⑤ メイショウミカワ | CWで本数をこなして気合が乗ってきた印象。叩き2戦目での良化がはっきり見て取れ、得意の「2走目一変」も期待できる。 |
| B+ | ⑥ ベルウェザー | CWで3頭併せを消化し、数字以上に軽快な動き。上昇気配が窺える内容で、距離延長でも終いを生かせそう。 |
| B+ | ⑬ レーウィン | 坂路で素軽さが出ており、気合乗り・馬体の張りともに良好。末の粘りはもう一歩だが、デキ自体は高水準をキープ。 |
| B+ | ⑭ マルチャレアル | 坂路で追走しての遅れは想定内で、超長期休養明けを叩いた上積みは十分。息の入りは改善しており、良化中と評価できる。 |
| B | ② ロードラビリンス | 坂路でズブさを見せつつも、時計自体はきっちりまとめており、ひと追い毎に良化中。もう一段階の前進が欲しい段階。 |
| B | ④ ホルトバージ | CWで除外の影響を感じさせない動き。調整はやや手緩いが、概ねいつもの姿で力は出せる状態。 |
| B | ⑯ パシアンジャン | CWで新馬相手に先着も、時計・内容とも地味。実戦型だけに大きく割り引くほどではないが、強く推せるほどでもない。 |
| C | ① ジュタロウ | 先週強めに追われたが動きはやや緩慢。中間も大きな変わり身は見られず、良かった頃との比較では物足りない。 |
| C | ⑦ サンライズグルーヴ | 坂路で時計は出ているものの、さほど良化が感じられない内容。大型馬で動き切れない印象は残る。 |
| C | ⑪ サイモンブーケ | 坂路で先着はしているが、伸び脚自体は案外。攻め強化に応え切れておらず、クラス慣れ待ちの段階。 |
調教面で一枚抜けているのはS評価⑨ペンナヴェローチェ。CWでのシャープな伸びは昇級後でも即通用の出来と見てよく、A評価勢では⑧イデアイゴッソウ、⑩ワイドブリザード、⑫ヒルノハンブルク、⑮アーロンイメルが順当に好仕上がり。C評価組は大きな上積みが見えづらく、強く買いたいのはS〜A評価の中からとなります。
注目馬ピックアップ（◎○▲△☆）｜花園ステークス2025予想
◎⑫ ヒルノハンブルク
重賞でユニコーンS5着、レパードS3着の実績馬。昇級戦だった前走天橋立Sでも砂を被る逆風の中から4着まで差を詰め、地力の高さを再確認できる内容でした。追い切りは中2週でもしっかり負荷をかけており、デキ落ちは感じられません。スタートさえ普通に出れば好位で流れに乗れるタイプで、今回の流れなら能力を素直に発揮できる舞台。大崩れしにくい点もWIN系の軸として心強い存在です。
○⑨ ペンナヴェローチェ
御陵S3着と、相手なりにしっかり脚を使える堅実派。展開不問で終いを確実に伸ばせるのが強みです。CWでの追い切りはS評価にふさわしい鋭さで、状態面の不安は皆無。京都コースとの相性も良く、差し届く流れになればヒルノハンブルクと並ぶ勝ち負け候補と見ています。
▲⑧ イデアイゴッソウ
前走御陵Sは後方から外を回して5着まで追い上げ、クラス通用のメドは十分。ひと叩きして美浦Wでの攻め内容が明らかに良化しており、動きハツラツで状態面は今回がベストに近い印象です。ペースが上がって差し優勢の展開になれば、一気の差し切りまで視野に入れておきたい1頭。
△⑩ ワイドブリザード
前走のJRAアニバーサリーで昇級初戦2着と、3勝クラスのメドは立っています。単騎で行ければ非常に渋太いタイプで、今回もマイペースの逃げに持ち込めれば簡単には止まりません。追い切りでも力強い伸び脚を見せており、状態の良さでどこまで粘り込めるか。展開の鍵を握る存在です。
☆⑭ マルチャレアル
長期休養明けだった前走ハロウィンSでいきなり4着と、クラス通用の手応えを掴めた一戦。使った上積みは大きく、調教でも息の入りが良くなっている点は好感材料です。叩き2戦目で行きたがる面が薄れてくれば、好位からスムーズに流れに乗れるはずで、人気次第では妙味十分の穴候補。
買い目例
馬連：
⑫ − ⑧⑨⑩⑭（計4点）
3連複フォーメーション：
⑫ − ⑧⑨⑩ − ②⑤⑧⑨⑩⑭⑮（計15点）
さらに点数を絞るなら：
⑫ − ⑧⑨ − ⑧⑨⑩⑭⑮（計7点）
最終見解｜勝つのはこの馬！
本命⑫ヒルノハンブルク。
重賞で鍛えられたレベルの違う地力に加え、昇級戦の前走で見せた伸び脚からも、このクラスに長く止まる馬ではありません。今回は先行勢が揃ってペースは平均〜やや速めを想定でき、好位〜中団外から長く脚を使うこの馬には理想的な流れ。追い切りでもデキはしっかり維持しており、砂を被らない位置さえ確保できれば勝ち切れるシナリオが濃厚と見ます。
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