【調教解説】美浦/栗東トレセンや調教コースの見方

競馬の基本知識

調教とは

競走馬に競走のための訓練を施すこと。調教については、公式映像や競馬新聞、専門誌などでも公開されている内容は、主に調教日・場所・走破時計・乗り役・追い方・併せ馬の状況・記者による短評や評価が、それぞれ記載されます。

調教動画についてはYouTubeのJRA公式チャンネルでも公開されています。

調教コースの種類について

調教コースには様々なコースがあり馬の状態や目標レースによって使い分けされる。

美浦・栗東トレセンにそれぞれ坂路・ウッドチップ・ニューポリトラック・調教用プールが設けられている。それぞれの調教コースについて解説するぞ。

坂路コース

上り勾配がついた調教馬場で、栗東トレセン(関西)に1985年にはじめて導入されています。

坂路コースの導入により、関西馬の年間勝利数が、美浦トレセン(関東)で調教された馬を上回るようになり、西高東低といわれる現象が現在も続いている。現在は、美浦トレセンにも坂路コースが導入されています。

ウッドチップコース

ウッドチップコース(WC)は、ダートコースの上に細かく砕いた木片(ウッドチップ)を敷き詰めたコースのこと。

木片がクッション材となって、ダートよりも脚部への負担が軽減される効果を持つ。

重馬場のダートコースでは馬場が硬くなり時計が出やすくなるが、その分だけ脚に負担がかかりダメージが蓄積も心配される。ウッドチップコースでは雨水を含んでもダートほど締まらず柔らかさを保つことができる。

ニューポリトラックコース

ニューポリトラックは、オールウェザー、全天候馬場と言われることもあり、美浦南Cコース・栗東Dコースは内側が芝コース、外側がニューポリトラックコースになっている。

ニューポリトラックの特徴は、クッション性とグリップ力が高いため、滑りやすく走りやすい。また、降雨よる馬場悪化や走行時のキックバックが少ないとされる。

ニューポリトラックは、路面に透水シートを敷き、その上に電線被覆材、ポリエステル不織布、ポリウレタン繊維、珪砂、ワックスなどを混合した排水性の高い素材を敷き詰めたコースで、美浦と栗東では構造が多少異なる。

ダートコース

ダート(砂)コースは、芝コースに比べると時計は掛かるが、路盤が柔らかく脚部への負担軽減・パワーアップ目的のため使用されることが多い。

芝コース

芝コースは、路盤が硬く脚部への負担も大きくなってしまうため、調教での使用頻度は低い

使用の目的は、芝コースでの初の芝戦や新馬戦など実戦を想定した調教で使用される。なお芝コースで行われる調教のことを本馬場調教と言われる。

調教用プール

調教用プールは、脚部へ負担を掛けずに全身運動を行う効果がある。プール調教では馬体を絞り、心肺機能を高める効果が期待できる。

主に脚部不安やリフレッシュ目的で使用するケースも多く、調教プールには、直線プール、円形プール、プール調教に慣らすための馴致用の3種類がある。

調教方法について

競馬新聞や専門誌などでは、馬なり余力・直線強め・末強め・一杯に追うなど追い切りの状況の記載がされる。強めに追うほど速い時計が出やすくなるため、タイムだけで比較せずに追い切りの状況についても考慮が必要だ!

また単走・併せ馬での追い切りもあるが、併せ馬の方が時計は出やすい

トレセンコース概要

美浦・南コース

美浦・南表記距離(内ラチ)幅員
A(ダート)1,370m25m
B(ダート)南B1,600m20m
C内(芝)南芝1,800m8~10m
C外(ニューポリトラック)南P1,858m15m
D(ウッドチップ)南W2,000m20m
坂路(ウッドチップ)美坂1,200m / 高低差18m12m

美浦・北コース

美浦・北表記距離(内ラチ)幅員
A(ダート)1,370m25m
A外(芝・障害専用)1,447m25m
B(ダート)1,600m20m
C(ダート)北C1,800m20m

栗東コース

栗東表記距離(内ラチ)幅員
A(芝・障害専用)1,450m20m
B(ダート)栗B1,600m20m
CW(ウッドチップ)栗CW1,800m20m
D内(芝)栗芝1,950m14m
D外(ニューポリトラック)栗P2,038m14m
E(ダート)栗E2,200m30m
坂路(ウッドチップ)栗坂1,085m / 高低差32m7m

調教用プール

美浦馴致直線プール円形プール
延長10.2m39.3m1周50.0m
幅員1.0m2.0m3.0m
水深0.5m3.0m2.8m
栗東馴致直線プール円形プール
延長A12.0m
B12.0m
32.5m1周50.0m
幅員1.0m2.0m3.0m
水深1.0m3.0m3.0m

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