武蔵野ステークス2025予想｜東京ダ1600は“持続力×末脚”勝負！追い切り評価・コース傾向・有力馬診断

秋のダート重賞シリーズを占う注目の一戦――。
11月15日（土）の東京11Rでは、チャンピオンズCへの前哨戦となる第30回武蔵野ステークス（GⅢ・ダ1600m）が行われます。
直線501mの東京ダートマイルは、スピードと持続力の総合力が問われる舞台。過去には後のGⅠ馬たちもここを経て飛躍を遂げており、例年ハイレベルな攻防が繰り広げられます。
今年もオメガギネスやルクソールカフェら、勢いあるダート巧者が集結。展開・追い切り・データ傾向から“秋ダート王への通過点”を徹底予想します。

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この記事の内容

武蔵野ステークス2025のレース概要
出馬表｜武蔵野ステークス（GⅢ）
注目馬紹介｜有力馬と伏兵をチェック
コースの特徴と傾向｜東京・ダート1600m
過去データで見る武蔵野Sの攻略ポイント
1週前の追い切り注目馬（A〜C）
展開ポイント（事前メモ）
【11.12更新】最終追い切り評価（S〜C）
【11/14公開】最終見解｜展開・買い目例
まとめ
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武蔵野ステークス2025のレース概要

開催：11月15日（土）東京11R 15:35発走
格付け：GIII（指定・国際・3歳以上・別定）
コース：ダート左1600m
賞金：①4,000万 ②1,600万 ③1,000万 ④600万 ⑤400万
出走可能頭数：16頭（登録21頭）

出馬表｜武蔵野ステークス（GⅢ）

馬番	印	馬名	性齢	騎手	斤量	厩舎
１	△	ビダーヤ	牡4	川田将	57	栗矢作
２		ヴァルツァーシャル	牡6	菅原明	57	美高木登
３	★	B ロードフォンス	牡5	横山和	57	栗安田翔
４	▲	コスタノヴァ	牡5	ルメール	59	美木村
５	△	バトルクライ	牡6	戸崎圭	57	美高木登
６		アサカラキング	牡5	津村明	57	美斎藤誠
７	△	アドマイヤデイトナ	牡3	横山武	57	美加藤征
８		サンライズホーク	セ6	佐々木大	57	栗牧浦
９	△	マテンロウコマンド	牡3	松山弘	57	栗長谷川
10		ダノンスコーピオン	牡6	小崎綾	58	栗福永
11	○	オメガギネス	牡5	岩田康	57	栗安田翔
12		ラタフォレスト	牡4	マーカン	57	美加藤征
13		(外)ウェットシーズン	セ4	三浦皇	57	美田中博
14	△	B ペプチドナイル	牡7	藤岡佑	58	栗武英
15	△	サンライズフレイム	牡5	菱田裕	57	栗石坂公
16	◎	ルクソールカフェ	牡3	レーン	56	美堀

注目馬紹介｜有力馬と伏兵をチェック

◎ ルクソールカフェ（牡3・レーン・56）
大井JpnIで3着と地力証明。1週前は美Wで推進力十分の好内容。直線の長い東京マイルは“溜め→一気”の型がマッチ。軽い56kgも追い風。
○ オメガギネス（牡5・岩田康・57）
前走グリーンチャンネルCは60kgで差し切り圧勝。状態は“好調持続”。東京マイル替わり継続、道中タメが効けば再度突き抜けシーン。
▲ コスタノヴァ（牡5・ルメール・59）
調整は順調で動きシャープ。59kgを背負う分だけ印は一枚割り引くが、末の質は一級。展開ひとつ。
△ サンライズフレイム（牡5・菱田・57）
浦和JpnIII勝ちから中間も楽に好時計。先行して長い直線でもう一脚。大崩れなく相手筆頭。
△ ビダーヤ（牡4・川田・57）
東海S3着は収穫十分。坂路での脚取り確か。砂被りOKで立ち回り自在、配当妙味も。
△ ペプチドナイル（牡7・藤岡佑・58）
盛岡JpnI3着。1週前CW遅れは“余裕残し”の範囲。先行粘りのタフさは大舞台向き。
△ バトルクライ（牡6・戸崎・57）
叩き良化型。ひと叩きで前進あれば直線の長い東京替わりはプラス。内で脚を溜めたい。
△ マテンロウコマンド（牡3・松山・57）
1600m延長でも対応示した前走2着。1週前の内容も良好で、先行粘り込みのシーンは十分。
★ ロードフォンス（牡5・横山和・57）
60kgで4着の前走は内容濃い。順調に本数を消化し上積み十分。内で脚を溜めて直線割れれば一発圏。

コースの特徴と傾向｜東京・ダート1600m

スタートから約150mは芝→ダート合流。3角まで約640mで序盤は流れやすい。
直線は501.6m、入口から半ばまで上り2.4m。前半飛ばすとラストは持久力勝負。

「先行の立ち回り＋長く良い脚」が両立できるタイプが理想。差しも届くがL4～L2の持続加速に対応できるかが鍵。

過去データで見る武蔵野Sの攻略ポイント

人気別：ここ4年は堅めだが、10年で3着内30頭の14頭が6番人気以下。波乱の余地十分。
前走別：勝ち馬10頭中6頭が地方ダートグレード、残り4頭はOP特別。JRA重賞直行の勝利例は0。
前走着順：3着内30頭中24頭が前走4着以内。近走の充実度が最重要。

前走がJpn格またはJRAオープンで4着以内の「近走充実馬」を狙い、差し有利でも“先行して溜められる”器用さを評価し、斤量は減・据え置きが加点、59kg以上は割引。

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1週前の追い切り注目馬（A〜C）

馬名	短評	評価
ルクソールカフェ	美Wで推進力十分、手応え良好	A
オメガギネス	坂路で好内容“好調持続”	A
サンライズフレイム	楽に好時計、出来ヒケ取らず	A
マテンロウコマンド	前走以上の動きで上向き	A-
アサカラキング	美坂“一番時計”で気配上々	A-
ダノンスコーピオン	脚取り確か、活気十分	B+
コスタノヴァ	動きキビキビ、状態上昇	B+
ビダーヤ	坂路で脚取り確か	B+
ペプチドナイル	遅れも余裕残し、余力十分	B
バトルクライ	乗り込み入念、好調キープ	B
ロードフォンス	本数消化で順調	B
ロジアデレード	坂路入念で基礎体力アップ	B
ラタフォレスト	この一追いで良化	B
セラフィックコール	順調に乗る、良化待ち	B
ウェットシーズン	意欲的な攻め継続	B
エコロガイア	前走以上の動き	B
ヴァルツァーシャル	もう一段欲しい	C+

展開ポイント（事前メモ）

想定ペース：M（やや流れる可能性）
逃げ・先行：アサカラキング／ロジアデレード／マテンロウコマンド／ペプチドナイル／ラタフォレスト
好位〜中団：サンライズフレイム／コスタノヴァ／ビダーヤ／ロードフォンス
中団後ろ〜差し：オメガギネス／ルクソールカフェ／バトルクライ

勝負のポイント：向正面～直線入口の上りで“脚を温存”→L3〜L1で長く加速できるか。外差しも届くが、内でロスなく溜めて直線で割る形が理想。

【11.12更新】最終追い切り評価（S〜C）

評価	馬名	追い切り短評
B+	アサカラキング	美坂で一番時計マーク歴あり。最終も脚取り確かで状態キープ→
B+	アドマイヤデイトナ	美Wでしっかりと負荷。海外帰りでも動きスムーズでデキはまずまず→
B+	ヴァルツァーシャル	本調子には今一息だが、最終追いで素軽さ出てきて上向き↗
A	ウェットシーズン	美Wで意欲的な攻め。チーク効果もあって行きっぷり良く、仕上がり良好↗
A	オメガギネス	栗P＆坂路で好気配保つ。久々でも動き軽快で力はきっちり出せる→
A	コスタノヴァ	美Wでハツラツとした動き。併せ馬でも手応え十分で仕上がり上々↗
B+	サンライズフレイム	坂路で好時計歴。ひと息入ったが、終いまでしっかり動けて状態は良→
B	サンライズホーク	CW・坂路とも大きな不安なし。動き軽快も、上積みは当日次第→
B	ダノンスコーピオン	CWで強めに追われて脚取り確か。動きはまずまずで良化の余地を残す→
B	バトルクライ	美W＆坂路で乗り込み入念。時計は平凡だが、中身はできており実戦で変わるタイプ→
C	ビダーヤ	CWでしっかり攻めるも、まだもう一追い欲しい印象。良化待ち→
A	ペプチドナイル	坂路・CWとも意欲的な攻め内容。負荷をかけつつ活気も十分で高評価↗
A	マテンロウコマンド	坂路で前走以上の動き。終いまでしっかり伸びており上積み大きい↗
B+	ラタフォレスト	函館Wから美Wへの転戦でも久々を感じさせず。好気配キープで侮れない↗
A	ルクソールカフェ	美Wで迫力満点の動き。推進力ある走りで一段階ギアが上がった印象↗
B+	ロードフォンス	CWで一杯に追われてもデキ落ちなし。最終も脚取り確かで力は出せる→

仕上がり面では、ペプチドナイル・マテンロウコマンド・ルクソールカフェ・コスタノヴァ・ウェットシーズンあたりが高評価。オメガギネスは久々でも動きに余裕があり、力を出せる態勢です。アサカラキングやヴァルツァーシャル、ラタフォレストなどB＋勢も状態は良く、展開ひとつで台頭可能。ビダーヤはまだ良化の余地を残しており、調教評価だけなら一段階割り引きといった印象です。

【11/14公開】最終見解｜展開・買い目例

展開予想│東京1600m（ダート・左）

想定隊列：
逃げ⑥アサカラキング・⑬ウェットシーズン
好位①ビダーヤ・⑨マテンロウコマンド・⑭ペプチドナイル
中団④コスタノヴァ・⑪オメガギネス・⑫ラタフォレスト・⑮サンライズフレイム・③ロードフォンス
後方②⑤⑦⑧⑩⑯

ペースは平均～やや速めのM想定。芝スタートでスピードに乗れる⑥アサカラキングがハナを主張し、外から⑬ウェットシーズンも前へ。好位には①ビダーヤ・⑨マテンロウコマンド・⑭ペプチドナイルが続き、人気どころの④コスタノヴァ・⑪オメガギネス・⑯ルクソールカフェは中団～中団前あたり。直線の長い東京らしく、3～4角でじわっと進出できるタイプ＋直線で長く脚を使える馬が有利な流れを想定する。

最終予想印｜武蔵野ステークス2025

◎ ⑪ オメガギネス
…前走グリーンチャンネルCは60kgを背負って直線一気の4馬身差圧勝。揉まれながら脚をためる競馬を覚えたことも大きく、同じ東京ダ1600mで斤量57kgなら素直に信頼。ここも道中は急かさず、直線での末脚勝負に徹すれば軸として崩れにくい。

○ ④ コスタノヴァ
…東京ダートはフェブラリーSを含めて6戦6勝の砂王者。さきたま杯は致命的な出遅れ＋小回り不向きで度外視可能。59kgは楽ではないが、ベスト舞台に戻る今回は能力でカバー可能。スタートを五分に出て、好位～中団からスムーズに運べれば勝ち負け。

▲ ⑯ ルクソールカフェ
…東京マイル2戦2勝で、2歳時はコースレコードをマークした素質馬。ジャパンDC3着で古馬一線級とも互角にやれており、使われて息遣いも良化。外枠から被されずに運べるのはむしろ歓迎で、3歳の上昇度も含めれば一発まで。

△ ⑮ サンライズフレイム
…オーバルスプリントは3馬身差の完勝。根岸Sでも健闘しており、ワンターンの東京ダートは合うタイプ。マイルは久々だが過去に好走歴があり、じっくり脚をためて直線勝負に徹する形なら差し込み十分。

△ ① ビダーヤ
…ダート替わりで4連勝後、東海S3着と重賞でも通用。砂をかぶる厳しい形から渋太く伸びており、中身の濃い内容だった。東京マイルは距離延長になるものの、芝マイルでも結果を出しており守備範囲。内枠でロスなく立ち回れれば上位食い込みが見込める。

△ ③ ロードフォンス
…霜月S勝ち馬で、根岸S2着と東京ダ1400実績は十分。前走グリーンチャンネルCは60kgを背負いながらも上がりを使って4着まで追い上げ、内容としては悪くない。マイルへの距離延長にも対応のメドが立っており、発馬を決めて流れに乗れれば圏内。

△ ⑭ ペプチドナイル
…24年フェブラリーSの覇者。年齢的な衰えを感じさせず、今年のフェブラリー4着・前走南部杯3着と依然として地力は最上位クラス。久々を一度使われて気配上向きで、好位で脚をためられれば59kgでも簡単には止まらない。

☆ ⑨ マテンロウコマンド
…前走グリーンチャンネルCでは、古馬オープン＆初東京マイルの中で2着好走。行きっぷりに進境が見られ、馬体もパンプアップと成長著しい。引き続きマイル＋東京なら、展開ひとつで上位争いに加わってきてもおかしくない。

買い目例（馬連・3連複）

馬連
⑪－ ①③④⑭⑮⑯（6点）
押さえ：⑪－⑨（1点）

3連複フォーメーション
1列目：⑪
2列目：④⑮⑯
3列目：①③④⑨⑭⑮⑯（15点）

――点数を絞るなら
馬連：⑪－④⑯（2点）
3連複：⑪－④－⑮⑯（2点）

まとめ

今年の武蔵野Sは、地方交流重賞組と東京巧者が激突するハイレベルな一戦。東京ダ1600mは差し有利とはいえ、芝スタートの先行勢も簡単には止まらないコースで、「好位～中団で脚を温存し、直線で確実に脚を使えるタイプ」を重視したい。前走60kgで圧勝した内容からも、同舞台で斤量減となる◎⑪オメガギネスを軸に、東京無敗の○④コスタノヴァ、3歳上昇馬▲⑯ルクソールカフェが相手本線。そこに距離延長でも末脚魅力の⑮サンライズフレイム、成長著しい①ビダーヤ・③ロードフォンス・⑭ペプチドナイルを加えつつ、将来性豊かな☆⑨マテンロウコマンドを押さえて、波乱含みの一戦に備えたい。

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