【保存版】名馬の引退後の進路一覧~データで見る引退馬のその後~

競馬の基本知識

この記事でわかること

  • 競馬界の名馬たちが引退後どのような進路を歩んでいるのか
  • 種牡馬・繁殖牝馬・誘導馬など、代表的な進路の特徴
  • データを基にした「引退馬の行き先」の傾向やポイント
  • ファンが見学できる牧場や施設の情報
  • 新設:NPO等による引退馬支援やホースセラピーの取り組み

1. はじめに:なぜ名馬の引退後が注目されるのか

  • 競走馬のキャリアは短い:2~3歳でデビューし、早ければ4~5歳で引退する場合も多い
  • レースでの活躍だけでなく、その後の人生にもドラマがある
  • 競馬ファンにとって、引退後の行き先や近況は大きな関心事

豆知識
全力疾走する姿が多くの人を魅了する競走馬。
実は、2023年の1年間だけでも7000頭が引退しています。

【NHK宇都宮】競走馬が引退したらどこに行く?

2. 主な引退後の進路パターン

2-1. 種牡馬(スタリオン)

  • 特徴
    • 主に牡馬(オス馬)がG1など大レースで好成績を残すと、種牡馬になるケースが多い
    • 生産牧場やスタリオンステーションで繋養され、繁殖牝馬と交配
  • 代表馬(例)
    • ディープインパクト(名実ともにトップスタリオンとして多数のG1馬を輩出)
    • キングカメハメハ など
  • ファン向けポイント
    • 見学が可能なスタリオンステーションもあり、ファンが直接会いに行ける

2-2. 繁殖牝馬(ブロッドメア)

  • 特徴
    • 牝馬(メス馬)が引退後、牧場で繁殖生活に入り、子ども(仔馬)を産む
    • 活躍馬の血統を繋ぐ重要な役割
  • 代表馬(例)
    • ブエナビスタ(G1を6勝し、繁殖入り後も活躍馬を多数輩出)
    • ウォッカ(日本ダービーを制覇した稀代の牝馬)
  • ファン向けポイント
    • 母親と同様の大レースで活躍する二世が出ることもあり、さらなるドラマが生まれる

2-3. 誘導馬・乗用馬

  • 特徴
    • 競馬場でパドックや本馬場入場時に先導役として活躍(誘導馬)
    • 乗馬クラブやホースセラピー施設で乗用馬として第二のキャリアを築く場合も
  • 代表馬(例)
    • メイショウドトウ(かつて宝塚記念を制覇、引退後は誘導馬として人気)
  • ファン向けポイント
    • レース時代の姿と違う、落ち着いた雰囲気で活躍する様子に感動
    • 乗馬クラブでは直接触れ合えるケースも

2-4. 競馬界以外の活躍(乗馬スポーツ・ホースセラピーなど)

  • 特徴
    • 馬術競技(障害飛越・ドレッサージュなど)で再デビュー
    • 心身のケアに役立つホースセラピーや観光牧場での引退生活
  • 代表馬(例)
    • 元G2・G3馬が障害馬術やセラピー馬として頑張る例が報道されることも
  • ファン向けポイント
    • レース時代とは異なる分野で再び輝く姿を見て、応援を続けられる

2-5. 海外への移籍

  • 特徴
    • 海外でのレース実績を評価され、そのまま現地で種牡馬入りするケースも
    • 欧州や米国など、競馬先進国からオファーがある場合が多い
  • ファン向けポイント
    • 海外旅行時に見学可能か調べてみる楽しみ
    • SNSなどで近況を発信している場合もあり、距離を感じさせない

3. 【データで比較】名馬の引退後の主な行き先は?

進路主な馬の例
種牡馬入りディープインパクト、キングカメハメハ
繁殖牝馬ウォッカ、ブエナビスタ、ジェンティルドンナ
誘導馬・乗用馬メイショウドトウ など
海外スタリオンエルコンドルパサ(海外繋養後に帰国は例外)
その他観光牧場、ホースセラピー など

競走馬の引退後の行き先データを正確かつ体系的に示す「一本化された公式統計」は、現状存在しませんでした。


4. 名馬の引退後に会える施設・牧場

4-1. スタリオンステーション(種牡馬見学)

  • 社台スタリオンステーション(北海道勇払郡安平町)
  • ブリーダーズ・スタリオンステーション(北海道虻田郡洞爺湖町)
  • ※見学は予約が必要な場合が多い

4-2. 乗馬クラブ・ホースセラピー施設

  • 地域密着の乗馬クラブで、G1馬が乗用馬として活躍している事例も
  • ホースセラピー専門施設で心のケアに協力する場合あり

4-3. 競馬場の誘導馬

  • JRAの主要競馬場(東京・阪神・中山など)
  • パドックや本馬場入場時に先導役として馬たちが活躍

5. 馬ファンのための情報収集術

  1. SNS(Twitter・Instagramなど)
    • 牧場やNPO、乗馬施設が公式アカウントで近況を発信している
  2. 競馬メディア・専門誌
    • 「引退馬情報」や「仔馬誕生ニュース」の特集がある
  3. 馬主・牧場の公式サイト
    • 見学受付やイベント情報を掲載

6. 引退馬支援やセラピー活動への取り組み

6-1. 一般社団法人 TAW(Thoroughbred Aftercare Welfare)

  • TAW公式サイト
  • 活動内容
    • 引退馬の保護・再就職(乗用馬やセラピーホース)支援
    • 資金・施設面でのサポートを行い、サラブレッドのセカンドキャリアを守る
  • 支援方法
    • 個人寄付・クラウドファンディングなど
    • ボランティアやイベント参加での協力も可能

6-2. ジャミン(Jammin)×サラブレッド

  • Jammin公式サイト
  • 活動内容
    • チャリティTシャツの販売などで、売上の一部を引退馬支援に寄付
    • 馬たちが“幸せに余生を送れる”社会づくりを目指す
  • ファン向けポイント
    • グッズを購入することで気軽に支援でき、SNSなどで着用を通じ啓発も可能

6-3. ホースセラピーの可能性

  • ATLivingの記事で紹介されるように、馬との触れ合いが精神的ケア・リハビリに有効とされている
  • 元競走馬がセラピー馬として第二のキャリアを送る事例が増加
  • 取り組み事例
    • 児童施設や医療機関と連携し、不登校児童や高齢者のメンタルケアを実践
  • 社会的意義
    • 引退馬を救うだけでなく、人の心や体の健康にも大きく寄与するWin-Winのモデル

7. まとめ:名馬の引退後も応援しよう

  1. 種牡馬・繁殖牝馬で血統を繋ぐ馬が大半だが、誘導馬や乗用馬、ホースセラピーへ活躍の場を移す馬も少なくない
  2. 一般社団法人TAWJamminのチャリティ企画など、多くの団体が引退馬支援を実施
  3. ホースセラピーの分野では、元競走馬が人と馬を繋ぐ新たな役割を担う例が増えている
  4. ファンが情報を追いかけたり、支援に参加したりすることで、名馬たちの第二の人生をより豊かにできる

情報ソース


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