2025年6月22日(日)阪神11Rで行われる「第1回しらさぎステークス(GIII・芝1600m)」は、米子Sからの格上げ・名称変更で新設された注目の重賞です。

本記事では、サマーマイルシリーズ開幕戦となるこの一戦について、特別登録馬情報、展開予想、追い切り評価、注目馬ピックアップ、データ傾向分析、最終結論まで徹底的に予想します。
レース概要|しらさぎステークス2025とは

2025年より新設された「しらさぎステークス」は、旧米子ステークスの格上げ重賞で、阪神芝1600m外回りを舞台に争われるGIII戦です。夏のマイル王を決める「サマーマイルシリーズ」の第1戦として位置づけられ、過去にはこのレースの勝ち馬からシリーズ王者が誕生しており、非常に重要な一戦です。
特別登録馬と注目ポイント
馬番 | 印 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 重量 | 厩舎 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ボルザコフスキー | 牡6 | 吉村誠 | 57 | 栗清水久 | |
2 | △ | キープカルム | 牡4 | 坂井瑠 | 57 | 栗中竹 |
3 | △ | ラケマーダ | 牡5 | 小沢大 | 57 | 栗千田 |
4 | ダディーズビビッド | 牡7 | 藤懸貴 | 57 | 栗千田 | |
5 | ダイシンヤマト | 牡5 | 岩田康 | 57 | 美戸田 | |
6 | ○ | レーベンスティール | 牡5 | 川田将 | 59 | 美田中博 |
7 | ◎ | チェルヴィニア | 牝4 | ルメール | 57 | 美木村 |
8 | ▲ | シヴァース | 牡4 | Mデムー | 57 | 栗友道 |
9 | マテンロウオリオン | 牡6 | 横山典 | 57 | 栗昆 | |
10 | デビットバローズ | セン6 | 松山弘 | 57 | 栗上村 | |
11 | タシット | 牡6 | 田口貫 | 57 | 美中川 | |
12 | コレペティトール | セン5 | 井上敏 | 57 | 栗中竹 | |
13 | ダンツエラン | 牝3 | 松若風 | 51 | 栗本田 | |
14 | ニホンピロキーフ | 牡5 | 幸英明 | 57 | 栗大橋 |

登録馬15頭(出走可能18頭)。昨年の重賞勝ち馬や昇級馬、復調気配の実力馬が集まり混戦模様。注目はドバイ帰りのチェルヴィニア、重賞馬レーベンスティール、前走快勝のラケマーダら。
展開予想|ペースはスロー寄り、決め手勝負へ


逃げ馬が不在気味な構成。前走逃げ・先行策を採ったキープカルム、ラケマーダ、シヴァースあたりが押し出される形になる可能性が高く、前半はスロー〜平均ペースに。阪神外回りらしく、4角で外から差し馬が押し上げてくる流れで、末脚の鋭い馬にチャンスあり。
1週前追い切り評価まとめ(S〜C)
評価 | 馬名 |
---|---|
S | チェルヴィニア、シヴァース |
A | キープカルム、レーベンスティール、タシット、ダイシンヤマト |
B | ラケマーダ、デビットバローズ、ニホンピロキーフ、ダンツエラン |
C | コレペティトール、グランスラムアスク、マテンロウオリオン、ボルザコフスキー |
【6.18更新】最終追い切り評価まとめ(S~C)
2025年6月時点の最終追い切り情報をもとに、しらさぎステークス出走予定馬の状態を一覧にまとめました。内容・時計・動きから【S〜C評価】を付けています。
馬名 | 追い切り内容 | 評価 |
---|---|---|
キープカルム | 栗坂 良 51.8-37.3-24.1-11.9(末強め) | A:好調持続で気配上昇 |
コレペティトール | 栗坂 良 52.2-37.8-24.4-12.2(末強め) | B:一追いごとに上向く |
シヴァース | 栗坂 良 52.3-37.9-24.5-12.3(末強め) | A:CW併用で仕上がり良好 |
ダイシンヤマト | 美W 良 81.9-65.9-51.6-37.3-11.2(馬なり) | A:フットワーク軽快で順調 |
タシット | 美W 良 83.3-66.4-51.5-37.1-11.5(馬なり) | B:気配は安定も上積み少なめ |
ダディーズビビッド | 栗CW 良 71.1-54.4-38.9-12.1(馬なり) | B:遠征後も疲れ見せず順調 |
ダンツエラン | 栗CW 良 79.4-64.8-49.6-35.2-11.3(馬なり) | A:楽に好時計をマーク |
チェルヴィニア | 美W 良 81.9-65.9-51.2-37.0-11.2(馬なり) | A:併せてスムーズな動き |
デビットバローズ | 栗CW 良 83.3-68.1-53.4-38.0-11.1(馬なり) | A:活気十分、好調キープ |
ニホンピロキーフ | 栗CW 良 96.4-79.7-65.0-50.4-11.4(一杯) | B:攻め強化で順調だがやや重さ残る |
ボルザコフスキー | 栗CW 良 98.0-81.3-66.3-51.8-11.2(直強め) | B:久々も順調な調整 |
マテンロウオリオン | 栗CW 良 82.9-67.3-52.6-36.9-10.8(一杯) | A:終いの伸び目立ち上々 |
ラケマーダ | 栗CW 良 83.4-67.2-51.7-37.2-12.0(稍一杯) | B:動きはまずまずで順調 |
レーベンスティール | 美W 重 80.2-65.4-50.8-36.5-11.3(馬なり) | A:体調良く、好内容を維持 |

【最終追い切り総評】
しらさぎステークス2025の出走予定馬は、全体的に順調な仕上がりが目立ち、力を出せる態勢が整っている印象です。なかでも栗東坂路で鋭い動きを見せたキープカルムや、CWで楽に好時計をマークしたダンツエラン、終いの切れが際立ったマテンロウオリオンなどは、高い完成度を誇ります。また、美浦勢ではダイシンヤマトやチェルヴィニアが併せ馬で余裕のある動きを披露し、東京の舞台でも期待できるデキにあります。調教評価「A」が多く並ぶ中で、当日の気配や馬場状態も加味して最終判断したい一戦です。
注目馬ピックアップ(本命・対抗・穴馬候補)
◎チェルヴィニア
海外遠征帰りでも好調キープ。追い切りの内容は絶品で、フットワークも軽快。57キロでも実力は上。
○レーベンスティール
筋肉質な馬体で距離短縮が鍵。美浦→栗東としっかり乗り込み、動きにも柔らかさ。マイルで変わるか。
▲シヴァース
夢洲Sでは好位差しで完勝。阪神1600mも合いそう。CWで余力残しながら好時計。
△キープカルム
ダービー卿CTで消化不良の3着。追い切り評価Aで、巻き返し可能。直線のさばき次第で好勝負。
△ラケマーダ
前走1400mの安土城Sで好時計勝ち。距離延長はカギだが、脚をためられればチャンスあり。
データ傾向分析|過去10年の米子Sから見る好走条件
負担重量別の傾向
・別定戦ながら59kgを背負った馬は苦戦傾向。
・斤量55〜57kgの範囲が安定して好成績。
前走クラス別の傾向
・前走1600m以上でOP〜GIIIを走った馬が好成績。
・1400m以下や条件戦組は割引が必要。
年齢別の傾向
・5歳馬が3着内率36.1%と最も優秀。
・4歳・6歳も水準以上、7歳以上は苦戦。
激走パターン
・前走で4角7番手以内かつ中5週以上空けた馬が好走傾向。
・差し脚とフレッシュなローテが鍵。
(6/21更新)最終結論|展開・予想印・買い目例
2025年新設の「しらさぎステークス」は阪神芝1600m(外回り)が舞台。逃げ候補は少なく、スローペースの瞬発力勝負が濃厚。開幕週の馬場+直線の長い外回りコースに対応できるタイプが狙い目。

状態・枠・展開を総合すると、本格化の兆し+脚質の自在性を兼ね備える馬に勝機があると判断します。
◎本命:⑧シヴァース(M.デムーロ)
→ 良馬場+マイル替わりは好条件。調整内容も上々で、スローの流れを好位から抜け出せる形が理想。
○対抗:⑥レーベンスティール(川田将雅)
→ 仕上がりは万全。距離短縮も歓迎で、好位から速い上がりも使える。川田騎手とのコンビも心強い。
▲単穴:⑦チェルヴィニア(C.ルメール)
→ GⅠ馬の能力は最上位。今回は休み明け+57kgで割引も、地力で圏内突入は十分。
△連下:②キープカルム、⑩デビットバローズ、⑭ニホンピロキーフ、⑬ダンツエラン
▶ 買い目例
馬連(本線)
⑧-⑥・⑦(2点)
馬連(押さえ)
⑧-②・⑩・⑭(3点)
三連複(フォーメーション)
1頭目:⑧
2頭目:⑥・⑦
3頭目:②・⑥・⑦・⑩・⑬・⑭(9点)
三連単(軸1頭マルチ)
軸:⑧
相手:⑥・⑦・⑩(18点)

チェルヴィニアの復帰戦に注目が集まるが、シヴァース・レーベンスティールの上昇度と臨戦態勢も魅力。展開が落ち着く中、好位抜け出し組に利があると読みます。斤量差を生かした軽ハンデ馬の一発にも警戒したい一戦です。
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