競馬ファンの間で密かな人気を誇る「新馬戦(メイクデビュー)」。JRAでは初めて出走する競走馬たちの舞台としてドラマ性が高く、将来のスターを見つける絶好の機会でもあります。しかし、実績がないため予想が難しく、馬券的中率を高めるには独自の視点が必要です。

この記事では、新馬戦の特徴、狙い方、予想のポイントを初心者にも分かりやすく解説します。
新馬戦とは?|初出走の舞台「メイクデビュー」の基本ルール
新馬戦(メイクデビュー)は、競走馬が生涯で初めて出走するレースで、基本的にチャンスは1度きり。1戦でも走れば「未勝利馬」となり、新馬戦には出られなくなります。つまり、経験ゼロの馬同士がぶつかり合う特別な舞台です。
JRAでは例年6月上旬から翌年2月末ごろまで開催され、特に6月~9月の夏競馬では有力馬が続々とデビューする“注目のシーズン”となります。
クラシックを目指す素質馬たちの初陣が見られるため、ファンや関係者の注目も高まります。

新馬戦が難しい理由|情報の少なさと不確定要素
新馬戦は「情報の少なさ」と「不確定要素の多さ」が特徴です。レース経験がないため実績比較ができず、予想材料は主に調教時計やパドックの気配、血統に限られます。そのため、競馬初心者がいきなり的中を狙うのは難易度が高く、あくまで少額投資か見るレースと割り切るのが無難です。

新馬戦で注目すべき3つのポイント
調教時計の見方と追い方のチェック

調教で速い時計を出している馬は、それだけで好印象。特に坂路で53〜54秒台、ウッドコースで67〜68秒台を記録していれば合格点です。
- 一杯に追われて速い時計が出ていればデビューへの準備は整った証拠。
- 馬なり調教でも最後の1ハロンが12.5秒以下なら高評価。
- 時計だけでなく”追い方”や”調教相手”との兼ね合いも要チェックです。
併せ馬の相手から期待度を読み取る
新馬が既走馬やオープン馬と併せ馬を行っている場合、厩舎の期待度はかなり高め。実際にG1馬がデビュー前に併せていた例も多数あり、注目ポイントのひとつです。
血統・馬体・デビュー舞台の重要性
良血馬や、馬体が完成されている馬は新馬戦でも好走率が高い傾向にあります。特にクラシックを意識されている素質馬は、東京・中山・阪神・京都など中央場所の芝1600〜1800mでデビューするケースが多く、狙い目です。
新馬戦の馬券戦略|初心者は単複&気配重視
- 基本は単勝・複勝中心:波乱含みのレースのため、3連系よりリスクを抑えた券種で勝負。
- 調教評価+パドック気配:当日の落ち着きや歩様、気配から調子の良し悪しを見極めましょう。
- 人気馬は鵜呑みにしない:1番人気の信頼度は他のレースより低く、過剰評価されがち。

実例から学ぶ|大成する馬とその兆し

ドゥラメンテは新馬戦で単勝1.4倍ながら2着に敗れ、その後、皐月賞と日本ダービー制覇の2冠馬に成長。一方、勝ったラブユアマンはその後2勝止まりで引退。このように、新馬戦は将来性を見抜く舞台でもあります。
まとめ|新馬戦は「育成」と「観察」の場
新馬戦は予想が難しい分、馬を見る目を養う絶好の機会。調教時計・併せ馬・血統・馬体・パドックと多角的な視点で馬の素質を見抜くことが、長期的な競馬力向上につながります。大勝ちを狙うよりも、将来のスターを探すつもりで楽しむのが、新馬戦攻略の本質です。
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