2026年9月13日に中山競馬場で行われる第80回セントライト記念。菊花賞への優先出走権を懸け、日本ダービー3着のバステール、同4着ゴーイントゥスカイ、ラジオNIKKEI賞を制したサノノグレーターらが激突します。
中山2200m芝外回りで求められる持続力、過去10年の傾向、展開予想、追い切り評価から有力馬と伏兵を整理します。
レース概要|第80回セントライト記念(GⅡ)
- 開催日:2026年9月13日(日)
- 競馬場:中山競馬場
- レース:11R(WIN5対象第5レース)
- 発走:15:45
- 距離:2200m(芝・右外)
- 条件:3歳オープン・指定・国際・馬齢
- 賞金:1着5,400万円/2着2,200万円/3着1,400万円/4着810万円/5着540万円

セントライト記念は菊花賞トライアルとして行われ、3着以内に本番への優先出走権が与えられます。今年は日本ダービー3着のバステールと4着ゴーイントゥスカイを中心に、春のクラシック出走馬、ラジオNIKKEI賞組、夏の条件戦を勝ち上がった上がり馬が集結。中山2200m芝外回りへの適性と、早めに動く展開で長く脚を使えるかが重要になります。
特別登録馬|第80回セントライト記念(GⅡ)
登録頭数17頭/出走可能18頭
| 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 |
|---|---|---|---|---|
| アウダーシア | 牡3 | 津村明 | 57 | 美手塚久 |
| アスクエジンバラ | 牡3 | 岩田康 | 57 | 栗福永 |
| ヴァルカンテソーロ | 牡3 | – | 57 | 美嘉藤 |
| ウェイクフィールド | 牡3 | 横山和 | 57 | 美嘉藤 |
| エリプティクカーブ | 牡3 | 横山武 | 57 | 美古賀大 |
| ゴーイントゥスカイ | 牡3 | 武豊 | 57 | 美上原佑 |
| サヴォアフェール | 牡3 | 松山弘 | 57 | 栗杉山晴 |
| サノノグレーター | 牡3 | 田辺裕 | 57 | 美尾形和 |
| ジャスティンシカゴ | 牡3 | 原優介 | 57 | 美宮田 |
| ティラーノ | 牡3 | – | 57 | 美小手川 |
| バステール | 牡3 | 川田将 | 57 | 栗斉藤崇 |
| バドリナート | 牡3 | 丸山元 | 57 | 栗松永幹 |
| フウセン | 牡3 | – | 57 | 栗杉山晴 |
| ミリオンクラウン | 牡3 | 横山典 | 57 | 美和田雄 |
| ラディアントスター | 牡3 | 池添謙 | 57 | 美林 |
| ラージアンサンブル | 牡3 | 岩田望 | 57 | 美武井 |
| リッツパーティー | 牡3 | 丹内祐 | 57 | 美岩戸 |
注目馬紹介|有力馬と伏兵
バステール
日本ダービーでは出遅れながら向正面で一気に進出し、2番手まで押し上げて3着。早めに脚を使いながら直線で一旦先頭に立った内容は強く、世代上位の能力を証明しました。折り合い面も改善しており、早めのスパートになりやすい中山2200m芝は対応可能。1週前は栗東CWでオープン馬を追走し、遅れながらも11秒3でまとめています。実績を素直に評価して本命候補とします。
ゴーイントゥスカイ
日本ダービーはスタートで後手に回りながら、外からメンバー最速の上がりを使って4着。上位2頭には離されたものの、5着以下には明確な差をつけました。リズムを重視して運べば長く脚を使えるタイプで、中山2200m芝にも対応できそうです。1週前は美浦Wで古馬1勝クラスを追走して先着し、ラスト1F11秒1を記録。春以上の状態で出走できれば逆転まで期待できます。
サノノグレーター
前走のラジオNIKKEI賞は中団後方の外から進み、直線で大外を鋭く伸びて差し切りました。速い時計に対応し、重賞で地力の違いを見せた点は高く評価できます。今回は1800mから2200mへの距離延長が課題ですが、中山で求められる持続力を備えた走り。1週前は美浦Wで83秒3-11秒1を馬なりで記録し、反応も良好でした。折り合いを保てれば上位争いが可能です。
アウダーシア
日本ダービーはスタートで後手に回り、スローペースを4コーナー17番手から追い込む厳しい競馬で11着。それでも直線で進路が開いてからは能力の一端を示しており、着順だけでは評価を下げられません。過去10年ではダービー2桁着順からの巻き返しも多く、ローテーションは好材料。1週前は美浦Wで6F81秒7の好時計を記録し、一杯に追われたことで良化が見込めます。
サヴォアフェール
前走の木曽川特別は2番手で流れに乗り、直線で追い出しを待つ余裕を見せて突き抜けました。以前よりスタートが安定し、レース運びの幅が広がっている点は成長の証しです。重賞初挑戦で一気に相手は強くなりますが、2200mでの勝利経験は大きな強み。1週前は栗東CWでラスト1F11秒1を馬なりで記録し、併走馬にも先着しました。先行力を生かせれば連下候補です。
ジャスティンシカゴ
前走の東京2400m芝ではハナを奪った後にペースを落とし、直線で後続を2馬身半突き放して快勝しました。高い操縦性と速い上がりを兼ね備え、逃げても簡単には止まらない持久力が魅力です。今回は重賞初挑戦ですが、先行馬が少ない組み合わせなら展開面で有利になる可能性があります。1週前は美浦Wで強めに追われ、上積みを感じさせる動きを見せました。
バドリナート
ラジオNIKKEI賞は外枠から後方へ控え、勝負どころで動くスペースがなく後手に回りながら4着。直線では馬群を捌いて伸びており、着順以上に評価できる内容でした。2200mへの距離延長と中山への対応がポイントになりますが、速い流れを我慢できる精神面は強みです。1週前は栗東CWで新馬に先行して0秒5先着。終いの時計は平凡でも、動き自体はキビキビしています。
リッツパーティー
ラジオNIKKEI賞では好位2番手につけ、3コーナーから早めに勝ちに動いて3着。初の右回りで接触があり、速い時計にも対応したことを考えれば評価できる内容です。今回は距離が400m延びますが、好位で折り合って長く脚を使えるため、中山2200m芝への適性はありそうです。1週前は美浦Wで併走馬を追走して先着。推進力のある走りを見せ、状態は上向いています。
アスクエジンバラ
日本ダービーは道中で力みが見られ、折り合いを欠きながら10着。能力を出し切った結果とはいえず、成長によって精神面が改善していれば巻き返せます。ダービー組が強いレース傾向も追い風で、岩田康誠騎手の継続騎乗も好材料。1週前は栗東CWで6F80秒3-11秒3を記録し、新馬を大きく追走して0秒5先着しました。折り合い次第で上位進出が可能な穴候補です。
特別登録馬短評
登録頭数17頭/出走可能18頭| 馬名 | 短評(前走・適性整理) |
|---|---|
| アウダーシア | 日本ダービーは出遅れて後方からとなり、スローの流れも不向き。それでも直線では脚を使っており、着順以上の評価が必要。中山で早めに流れへ乗れれば巻き返せる。 |
| アスクエジンバラ | 日本ダービーは気負って折り合いを欠き10着。能力を出し切れない競馬だった。1週前追い切りでは好時計で併走馬に先着しており、精神面の成長があれば変わり身も。 |
| ヴァルカンテソーロ | 前走の福島2000m芝では中団から早めに進出し、3頭の追い比べを制した。未勝利を勝ったばかりで大幅な相手強化となるが、早めに動ける持続力は中山向き。 |
| ウェイクフィールド | 前走は離れた2番手で進めたが、直線で進路を失って10着。自分のリズムで積極的に運ぶ形が合う。重賞では楽に先行できるかが鍵になるが、追い切りの動きは良好。 |
| エリプティクカーブ | 前走の稲城特別は2番手から楽に抜け出して快勝。2400mへの距離延長にも対応した。先行力と持続力を備えており、中山2200m芝でも好位を確保できれば侮れない。 |
| ゴーイントゥスカイ | 日本ダービーは後方からメンバー最速の上がりを使って4着。世代上位の能力と距離適性を証明した。直線の短い中山だけに、前走より早めに動けるかがポイント。 |
| サヴォアフェール | 木曽川特別は2番手で折り合い、直線で鋭く伸びて完勝。2200mの適性と先行力は大きな強み。重賞初挑戦でも、開幕直後の馬場を生かして流れに乗れば上位進出も。 |
| サノノグレーター | ラジオNIKKEI賞は中団後方から大外を伸びて差し切り。速い時計にも対応して重賞を制した。距離延長が課題になるものの、持続力を生かせる展開なら連勝を狙える。 |
| ジャスティンシカゴ | 前走は東京2400m芝で逃げ、速い上がりを使って2馬身半差の快勝。操縦性と持久力が向上している。今回も単騎で運べれば、重賞初挑戦でも展開面の恩恵を受けそう。 |
| ティラーノ | 前走の燕特別は10着に敗れた。実績面では見劣るものの、1週前は美浦Wで5F64秒8を記録し、攻めを強化。重賞で通用するには追走力と決め手の大幅な前進が必要。 |
| バステール | 日本ダービーは出遅れながら向正面で2番手まで進出し、直線で一旦先頭に立って3着。世代上位の能力を示した。中山でも早めに動く形なら能力を発揮しやすい。 |
| バドリナート | ラジオNIKKEI賞は勝負どころで進路を失いながら4着。直線で馬群を捌いて伸びた内容は悪くない。距離延長への対応が鍵だが、流れに乗れれば連下争いは可能。 |
| フウセン | 前走は好位5番手から早めに進出し、直線で後続を引き離して完勝。距離延長にも対応できそうな走りだった。相手は強化されるが、一戦ごとの成長力は軽視できない。 |
| ミリオンクラウン | 札幌で連勝中。前走は平均ペースを5番手で運び、長く脚を使って抜け出した。地方所属経験を含むキャリアの多さはデータ上の割引材料で、重賞の決め手勝負が課題。 |
| ラディアントスター | 京都新聞杯はスタートで挟まれながら位置を上げ、好位から渋太く伸びて3着。大型馬で成長の余地も残す。中山の急坂と小回りへの対応がポイントだが、能力は通用。 |
| ラージアンサンブル | 皐月賞は馬群に囲まれる厳しい展開で8着。それでもGⅠで力を示しており、中山経験も強みになる。休み明けでも追い切りの動きは良く、スムーズなら巻き返し可能。 |
| リッツパーティー | ラジオNIKKEI賞は先行2番手から早めに勝ちに動いて3着。初の右回りや接触を克服した内容は評価できる。距離をこなし、好位でリズム良く運べれば粘り込みも。 |
コースの特徴と傾向(中山2200m芝)


中山2200m芝は直線入口付近からスタートし、最初のホームストレッチで急坂を上ります。Bコース使用時は1コーナーまで413.5mあり、序盤の先行争いは極端に激しくなりにくいコースです。2コーナーから向正面にかけて下り勾配が続き、後方の馬が早めに進出することもあります。直線は310mと短いものの、ゴール前には高低差2.2mの急坂があり、瞬発力だけでなく長く脚を使う持続力とスタミナが求められます。
過去データから見る攻略ポイント
人気傾向
過去10年の1番人気は3勝、2着6回で連対率90.0%。2番人気も3着内率80.0%、3番人気も同60.0%を記録しており、上位人気が非常に強いレースです。6番人気以下で馬券に絡んだのは4頭だけで、10番人気以下は3着以内がありません。基本的には人気上位馬を中心に組み立て、相手候補も中位人気までに絞るのが有効です。
前走ローテ
日本ダービー組が過去10年で5勝、2着6回、3着5回を挙げ、3着内率47.1%と好成績。馬券圏内30頭のうち16頭を占めています。ダービーで2桁着順だった馬も7頭が巻き返しているため、着順だけで評価を下げるのは危険。今年はバステール、ゴーイントゥスカイ、アスクエジンバラ、アウダーシアが該当します。次点はラジオNIKKEI賞組です。
実績の重要性
過去10年の3着以内馬30頭中24頭は、キャリア6戦以下でした。6戦以下の馬は3着内率33.3%を記録しているのに対し、7戦以上では8.8%まで低下します。ただし、キャリア7戦以上でも日本ダービーから臨んだ馬は3着内率30%を超えており、GⅠ経験があれば巻き返し可能。日本ダービー以外のレースから臨む馬は、キャリアの浅さと成長力を重視したいところです。
馬場傾向
開幕2週目の中山芝は内側の状態が比較的良く、好位を確保できる馬が運びやすい傾向にあります。ただし、外回りの2200mは向正面からペースが上がりやすく、単純な前残りとは限りません。早めに動いても直線の急坂まで脚を残せる持続力が重要。後方一気よりも、好位から中団で流れに乗り、3コーナー付近から徐々に進出できる馬を評価します。
穴パターン
下位人気の好走が少ないため、大穴を積極的に狙うレースではありません。穴候補は日本ダービーで2桁着順に敗れた実績馬や、ラジオNIKKEI賞で内容のある競馬をした馬が中心です。今年は展開不向きだったアウダーシア、折り合いを欠いたアスクエジンバラ、勝負どころで進路を失ったバドリナートが該当。単純な着順より敗因とレース内容を重視します。
データ総評

過去データからは日本ダービー3着のバステールと4着ゴーイントゥスカイが中心です。特に上位人気が強いレースであることから、春のクラシックで能力を証明した両馬は信頼度が高いと判断できます。相手にはラジオNIKKEI賞を制したサノノグレーター、同3着リッツパーティー、ダービー組のアウダーシアとアスクエジンバラ。枠順では1枠が好成績で、7枠と8枠は勝利がありません。
1週前追い切り評価まとめ(S〜C)
| 評価 | 馬名 | 追い切り短評 |
|---|---|---|
| A | アウダーシア | 美浦Wで81秒7-11秒6。オープン馬を大きく追走して遅れたが、自身の時計は優秀。しっかり負荷をかけられた。 |
| S | アスクエジンバラ | 栗東CWで80秒3-11秒3。新馬を2秒2追走し、末一杯に追われて0秒5先着。このひと追いで上昇が期待できる。 |
| B | ヴァルカンテソーロ | 美浦Wで81秒6-11秒9。新馬を大きく追走して馬なり同入。派手な伸びではないが、余裕ある動きで好調を維持。 |
| S | ウェイクフィールド | 美浦Wで7F96秒2、6F79秒4、ラスト1F11秒2。オープン馬を追走して同入し、直線の伸びは良好だった。 |
| B | エリプティクカーブ | 美浦Wで5F66秒3-11秒5。オープン馬にわずかに遅れたものの、馬なりで余裕を残しており心配はない。 |
| S | ゴーイントゥスカイ | 美浦Wで5F65秒6-11秒1。古馬1勝クラスを大きく追走して0秒2先着。強い負荷をかけられ、良化度は高い。 |
| A | サヴォアフェール | 栗東CWで7F97秒9-11秒1。併走馬を追走して馬なりで先着し、ラスト1Fの伸びが目立った。好調を維持。 |
| A | サノノグレーター | 美浦Wで83秒3-11秒1を馬なりで記録。単走でも直線の反応が良く、重賞を制した前走から順調に調整されている。 |
| B | ジャスティンシカゴ | 美浦Wで84秒3-11秒4。強めに追われて最後まで脚を伸ばした。このひと追いによる状態の上昇を見込みたい。 |
| B | ティラーノ | 美浦Wで81秒4-11秒4。馬なりで古馬2勝クラスと同入し、攻めを強化できた点はプラス。前走以上の気配。 |
| A | バステール | 栗東CWで83秒6-11秒3。オープン馬にクビ差遅れたが、追走してのもので内容は悪くない。休み明けでも好気配。 |
| B | バドリナート | 栗東CWで84秒1-11秒9。強めに追われ、新馬に0秒5先着。時計は目立たないが、動きはキビキビしている。 |
| A | フウセン | 栗東CWで7F99秒4-11秒1。サヴォアフェールにはわずかに遅れたが、一杯に追われて好調を維持している。 |
| C | ミリオンクラウン | 美浦Wで5F69秒1-11秒7。実戦で動くタイプとはいえ、追い切りでは目立たない内容。最終追い切りでの良化待ち。 |
| S | ラディアントスター | 美浦Wで82秒2-11秒2。古馬2勝クラスを追走して0秒6先着し、直線の伸びは力強い。仕上がりの良さが目立つ。 |
| S | ラージアンサンブル | 美浦Wで80秒3-11秒6。オープン馬を大きく追走して馬なり先着。時計と脚さばきの両面で高く評価できる。 |
| A | リッツパーティー | 美浦Wで82秒9-11秒6。併走馬を追走して先着し、推進力のある走りを披露。休み明けでも仕上がりは良好。 |
追い切り総評

1週前追い切りではゴーイントゥスカイ、アスクエジンバラ、ラディアントスター、ラージアンサンブルの動きが目立ちました。ゴーイントゥスカイは美浦Wでラスト1F11秒1を記録し、併走馬を追走して先着。ラージアンサンブルも6F80秒3の好時計を馬なりで出しています。バステールは併走馬に遅れたものの、追走して11秒3なら悲観する内容ではなく、久々でも好気配です。
展開予想
想定ペース:ミドル
- 逃げ:ジャスティンシカゴ
- 好位:ウェイクフィールド、エリプティクカーブ、サヴォアフェール、リッツパーティー
- 中位:バステール、サノノグレーター、フウセン、ミリオンクラウン、ラディアントスター、ラージアンサンブル
- 後方:アウダーシア、アスクエジンバラ、ゴーイントゥスカイ、バドリナート
有利になりそうな脚質:好位差し、早めに進出できる中団差し
枠順確定後に詳細更新します。
最終追い切り評価(S〜C)
最終追い切り公開後に更新します。
最終見解|本命・買い目(前日公開)
枠順、最終追い切り、馬場傾向を踏まえて更新します。
まとめ

セントライト記念2026は、日本ダービー3着のバステールを中心視します。早めに動いても最後まで踏ん張った前走内容は、中山2200m芝で求められる持続力につながります。相手筆頭はダービー4着のゴーイントゥスカイ。ラジオNIKKEI賞を制したサノノグレーター、上昇度が目立つアスクエジンバラ、好位で運べるサヴォアフェールやリッツパーティーにも注目です。
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