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競馬において“パドック”だけを見て馬券を買っていませんか？
実は、レース直前の「本馬場入場」や「返し馬」こそ、馬の最終状態を見極める大事なチェックポイントです。
気合乗りの変化、歩様のスムーズさ、騎手との折り合いなど――
パドックでは見えなかった“勝負気配”がここで浮き彫りになることも。
本記事では、初心者でも理解できるように、本馬場入場〜返し馬で確認すべきポイントや注意点をわかりやすく解説します。
展開予想や調教分析と組み合わせて、馬券戦略の精度をさらに高めましょう！
本馬場入場・返し馬とは？
レース発走の約15分前、各馬が誘導馬に先導されてパドックから本馬場へ向かう流れが「本馬場入場」です。馬番順にアナウンスされ、厩務員の引き綱を外された馬は軽くダク（速歩）を踏み、すぐに返し馬へ移行します。
「返し馬」とは、出走馬が本馬場で軽くダクを踏んだ後、キャンター（ゆるやかな駈足）で向正面まで走る行為のことです。馬の最終的な調子や気配を読み取る上で、重要な観察ポイントとなります。
💡馬の当日状態の見極め＝パドック80％＋返し馬20％
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ダク・キャンター・ギャロップの違い
- ダク（速歩）：右前＋左後、左前＋右後と交互に脚を動かす2拍子の歩様。脚を高く上げて軽快に動く馬は好調の証。
- キャンター（駈足）：3拍子のリズム。リラックスして駈ける動作で、返し馬の主流。
- ギャロップ（襲歩）：レース本番の走法。スピードに乗った速い駈足。
本馬場入場での注目ポイント
ダクの踏み方で調子をチェック
- ◎ 好評価：首を前に伸ばしてしなやかに進む。気持ち良く走る気配あり。
- △ 要観察：前脚の出が硬く、ぎこちない。筋肉痛（コズミ）の可能性。
- × 警戒：柵沿いに横歩き、走り出さない。精神的または肉体的な不安あり。
パドックとの変化に注目
- 落ち着いていた馬が急に興奮 → スイッチが入り好調の可能性。
- パドック同様に冷静 → 闘志を秘めた状態なら◎、スイッチ未点火なら評価下げ。
- コズミ解消 → ダクの改善で判断。ウォーミングアップ成功の兆候。
- パドックでイレ込んでいた馬が静か → 疲労の可能性。注意が必要。
返し馬の見方｜馬の最終チェックポイント
返し馬は、馬がスムーズにキャンターに移行できるか、折り合いがついているかを判断する重要な場面です。
好調馬の返し馬
- スムーズなキャンター移行
- ピタッと止まれる（折り合い良好）
- 騎手の指示に素直に従い、待機所まで落ち着いて進める
見逃せないマイナスサイン
- キャンターに移れない：前脚を出せずコズミの可能性大。
- 返し馬を行わない：イレ込みや体調不良の懸念。
- 首を振る・暴れる：折り合いがつかず本番でも不安定な走りの恐れ。
- 騎手がムチや手綱を使う：走りに対して反応が鈍い。
- 放馬（騎手を振り落とす）：精神的・肉体的ダメージのリスクあり。
馬券戦略に活かすには？
返し馬は、馬券を買う直前の”最終ジャッジ”。パドックで気になった馬が本馬場でどう変化したかを確認し、判断材料にしましょう。
✅ 重要なのは、気になる馬に絞って見ること。全馬を観察するのは不可能です。
✅ 視点：ダクのリズム、キャンターへの移行、折り合い、止まり方、気合の乗り
✅ スムーズな流れで本番に向かえる馬は好材料。違和感があれば見送りも選択肢。
本馬場入場と返し馬の見極めができれば、レース直前における判断精度は一段とアップします。ぜひ次のレースから取り入れてみてください！
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